蕎麦屋くるり庵でかき氷を|久留里の街並み・道標・浮戸神社など -久留里⑺

久留里の蕎麦屋「くるり庵」へ。真夏だったのでかき氷をいただきました。カレーうどんが有名みたいです!
久留里「くるり庵」のかき氷!
千葉県君津市久留里市場587。JR久留里線「久留里駅」から近く、久留里市場(下町)の交差点角にある「くるり庵」へ。店頭に駐車スペースあり。

「うどん・そば」の暖簾がかかっている渋い外観。営業中で嬉しい。
外観をよく見ると「食堂」の文字。過去のストリートビューを見ると、周辺の道路は最近整備されてみたい。店内はカウンタースタイルでこじんまりしている。
普段はライダーさんも立ち寄る久留里の名店のようだ。

訪問したのは2022年8月。暑かったのでかき氷(150円)を購入し、外で食べた。

味は、イチゴ・メロン・レモン・ブルーハワイの定番かき氷。夏の暑い中、駅からここまで歩くだけでも体力を消耗する。かき氷からエネルギーをチャージして再び探索へ。
ちなみに、くるり庵ではカレーうどんが有名らしい。価格もリーズナブルなので今度の久留里ランチはここに入りたいな。

道標/浮戸神社
久留里の探索スタート。
前回2年ほど前に訪問した際は城下町の商店街を中心に3つの記事をまとめたので、今回は同じく商店街と細かい部分をまとめていけたらと思っています。久留里線~久留里の歴史を感じる街並みを散歩!「久留里商店街」へ -久留里⑴
くるり庵のある交差点、元商店のような木造の建物と「明治のパン」。

明治製菓のパン?調べてもあまり情報が出てこないが、ホーロー看板も存在するらしい。
県道24号を北へ。商店街は交差点辺りで終わっているが、県道沿いに酒蔵「須藤本家」があるので(後の記事にて)歩いた。
その途中は坂道になっているのだが、県道沿いに建つ二つの石碑を見かけた。

一つは少し斜めになっている。
右側が大正4年「従是北千葉県君津郡(草で読めない)」
左側が昭和3年「従是南千葉県君津郡久留里」
方向は現在とも合っている。
県道=久留里街道なのでこの道標を見て久留里が近いことを感じたのかな。
その後は先ほどの交差点に戻り、道標の通り商店街方面を南へ。

ガソリンスタンドの隣にある浮戸神社。入口は境界が無く、あまりにも一体化している雰囲気に驚く。

社殿左手に説明看板が設置されている。何故か撮影し忘れた。「神社探訪狛犬見聞録・注連縄の豆知識」さんの記事「浮戸神社」が詳しいので合わせてご覧ください。
廃仏毀釈を免れるため浮戸神社になったとのこと。境内の心月良善の碑(足の裏に出来るタコ・イボなどで悩んでいる人がこの碑の前で線香の碑を付けると治るという言い伝え)も見逃してしまった。
久留里城下の街並み(2022年)
引き続き県道24号沿い、久留里城下の商店街の街並みを探索。



再び見えてきた久留里街道沿いのガソリンスタンド。レトロな雰囲気!

そして運営しているのは、同じく街道沿いにある「木村屋金物店」とのこと。創業は弘化二年(1845)!


「銘水自家製そば」が気になる「小春食堂」は今は営業していなさそう?

比較的古い街並みが残る久留里も、中心部から外れると古い建物は更地や閉店している店舗も見かける。
木の塀が美しい民家の隣にある店舗は、鯉のぼりや雛人形の店舗だった。
流石、久留里!街道沿いに上総堀の自噴井戸による地下水が溢れてる!

久留里駅入口の丁字路へ。

こちらも元食堂だった様子。入ってみたかったな~

久留里商店街~山徳旅館周辺
久留里街道と久留里駅の間にも「みゆき通り商店街」というアーケード商店街が残っている。久留里「みゆき通り商店街」。渋い商店街の奥で「喜楽飯店」が営業中…! -久留里⑶
こちらはその街道側の出入口。
また、店舗前に建つ小さな鉄塔のような建造物。上部は無くなっていて、下部は覆われている。

そういえば館山の街中でも同じものを見かけたことがある(館山の物は撤去済)。他ではあまり見たことが無い物だなあ…

交差点近くの建物、元は鮮魚店「魚周」だったが現在は君津の商工会議所に。
そして、先ほど登場したガソリンスタンドの木村屋金物店の店舗は中心部にて現役!

明治元年築の蔵店。以前開催されたツアー「熱いぞ! 「にぎわう町なみ 久留里」建物見学会」では、「外壁を見ると石造りのようですが、大正期の改修で人造石洗い出し仕上げが施されたものです。」とのこと。

少し下がって外観を見てみると、蔵と店舗の奥にも、そして裏通りに面しても蔵が建っているらしいのでまた今度見に行かねば。



こちらは、元大島屋旅館を改装したカフェ「コトノ珈琲」。後程の記事で詳しくまとめます!

伊勢源呉服店は創業300年以上の歴史がある呉服店。

かき氷店も後ほどの記事にて!

旧河内屋、こちらの建物は国登録有形文化財に登録されている商家。

君津市久留里の市場仲町にある商家で、江戸期から続くと伝えられている。明治期には金物やガラス、猟具等を販売し、特に、久留里鎌や上総掘り井戸部品の販売で知られていた。現在はギャラリーとして改装され、様々な展示の場として活用されている。
昭和8年(1933)の建築で、木造平屋一部2階建、瓦葺。久留里街道に西面して建ち、間口7.3mの店舗と、それに続く部屋で構成される。店舗は切妻造、平入で、後方に主屋となる木造2階建が設けられ、その間は両下造(りょうげづくり)で繋がっている。店舗は内法の高い格天井の一室で、当初は後寄りに低い床が張られていた。正面は出桁造となり、下屋庇が設けられ、棟が高く積まれ、重厚な外観が造られている。(千葉県教育委員会より)
久留里鎌や上総掘り井戸部品の販売!久留里ならではの商品。現在はギャラリーに?また見学できる時があると良いな。


街道沿いに構える、山徳旅館。現在旅館業は休業中。再開する日はあるのでしょうか。

久留里「山徳旅館」江戸時代創業の老舗旅館がどうしても気になる ー久留里⑵
料理店の方は営業されているようなので気になっている。鰻が美味しいそう。事前予約制。

看板に「久留里名物 雨城・城山 最中」。

雨城(うじょう)は久留里城の事を指すらしい。よく霧がかかり遠くから見ると雨が降っているように見える姿。そのお菓子を販売していた和菓子店はネットには情報が無く。
近くにも宮川製菓、和菓子店がいくつもあったのですね…

また、裏通りにあった金子屋旅館跡地へ。久留里商店街のページに「割烹旅館金子屋」として紹介されている。営業しているときに訪れたかった…
久留里にて創業100年以上。この町の発展と共に歴史を重ねてまいりました。
家庭的なムードでお客様に接し、ご宴会・法事等々それぞれの趣旨に合わせてお仕立てしております。
お弁当(10名様以上)もお作りしており評判は上々です。
また、宿泊は1泊2食で6,000円(税別)~と低料金にてご提供させて頂いております。
不定休な為、ご予約にてお願いしております。
数年前まで旅館の建物があったはず。
次は久留里の酒蔵編です。
(訪問日:2022年8月)
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