JR外房線「安房小湊駅」房総を代表する観光地と旅館街 -小湊⑴

JR外房線「安房小湊駅」房総を代表する観光地と旅館街 -小湊⑴

安房小湊にやってきました!鯛の浦・日蓮宗の大本山である小湊山誕生寺など昔から定番の房総観光スポット!

戦前の絵葉書でもよく見かける場所なので、ブログの方でも一度しっかりと探索しておきたいなと思います。

JR外房線「安房小湊駅」

千葉県鴨川市内浦。JR外房線「安房小湊駅」に到着。観光地なので特急「わかしお」も停車する。

安房小湊駅

昭和4年(1929)開業。2009年に改装されたようだが、以前は水色の屋根でよく見かける房総の駅舎だったようだ。今は当時の窓を一部残しつつ重厚感のある駅舎になっている。

一部当時の窓?

開業時、昭和4年から変わらないのは小窓の部分かな?現代とのハイブリッド駅舎だ。

また、房総を横断する小湊鐵道は、当初この安房小湊駅まで延びる計画だったが実現せずに名勝だけ残っている。延びていたらまた違っていたのかな…

800年!2021年

駅前を伊南房州通往還が通っており、すぐ目の前は内浦海水浴場。メインの観光地である鯛の浦や誕生時までは徒歩15分くらいかかるので、昔は駅から乗合自動車が走っていたのかな。戦前の絵葉書で見たことがある。

駅南口から国道128号を東へ誕生時を目指す。

小湊の名物、鯛せんべい。早速鯛せんべいを扱う「いろは堂」店舗が見えてきた。

いろは堂

国道沿い、海風を浴びながら進む。

大風沢川

以前、鯛の浦には旅行で訪れたことがあるが車だったので駅から歩くのは初めてだ。新鮮。

橋を渡るとまた鯛せんべいの亀屋。今回はこちらでお土産を購入~次の記事にて。

亀屋の鯛せんべい

そしてさらに川を渡り老舗の和菓子屋「かまた」へ立ち寄った。

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安房小湊の旅館街

温泉地である「小湊温泉」。穏やかな内浦湾の眺めと地魚料理が堪能できるお宿並んでいます!日帰り入浴も可能な場所があるので旅帰りにもぴったり◎

内浦交差点へ

内浦交差点左にあるのは、食料品等を扱っていた斎藤商店。今も営業しているのかな?

斎藤商店

複雑な道だけど斎藤商店の裏が伊南房州通往還。斎藤商店前で国道に合流するので昔は繁盛していたのかもしれない。

民宿跡?

奥にも民宿。

右手には巨大な「三日月シーパークホテル安房鴨川」。

三日月シーパークホテル安房鴨川

 

隣のあみもと荘

国道沿いの旧松本商店。小湊海鮮問屋で屋号は山に十一。閉店している。

旧松本商店

以前は隣に瓦葺の古民家があったようだが取り壊されている。昔はこの通りにも商店が並んでいたのだろう。街灯も撤去されている。

並びの地魚懐石「魚村」。口コミが4.5とかなり高い。

並びにある旅館安房家は、魚村の姉妹店だそうだ。魚村をご利用する場合は安房家が平日税込6,600円(休前日税込7,700円)でご利用頂ける特別プランがあるらしい!→https://www.sakanamura.com/

旅館安房家

国道に面した旅館安房家。店名から歴史を感じるが建物は3階建て?で昭和な雰囲気。

目と鼻の先にある三日月シーパークホテル安房鴨川の館内、温泉等が利用できるらしいので家族連れにも人気だとか。

ちらっと玄関を覗くと~楼(旧字体)。これは泊まって歴史を聞いてみたいな。

玄関に

駐車場

民家と民家の間、背後に山を構える礒崎神明神社。

 

礒崎神明神社
黒川商店

小湊漁港が見えてきた。駅から誕生寺まであと半分ほど!

 

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小湊漁港周辺の街並み

小湊漁港周辺、かつては小湊村・内浦村であり、明治初期の漁業はカツオ・マグロ・サンマ・イワシ・サメ・サバ・タコ・イカなどの漁が盛んであったそうだ。

大正11年には 鯛の浦タイ生息地が天然記念物に指定。

国道沿い、郵便局の並びの歴史を感じる門構え。

玄関先に気になる表札が掲げられていた。霊友会創立者の久保角太郎先生御生家らしい。

久保角太郎先生御生家

霊友会は、大正9年(1920年)に久保角太郎によって開教。法華経の研究と先祖供養の実践に入り、霊友会の教えを開かれたという。明治25年に魚の仲買人の三男として生まれた久保角太郎。御生家はその当時のままなのか、気になる。

館山信用金庫

海の向こうに見える小湊漁港のお土産店。赤い鯛のモニュメントが印象的。

小湊ウオポート

国道128号、途中で伊南房州通往還と分岐する。伊南房州通往還は後程探索するので、まずは国道から南へ進み誕生寺へ。

国道128号

国道沿いは特に古い建物は残っていないが、海側に残っていた海産物販売店に目が留まった。

タイルで描かれた手作り感のある外観。旧ほうき水産。昔は観光客に向けたこうした売店が並んでいたのかな。

ほうき水産

そして日蓮交差点。国道はトンネル方向へ続くがここで右折して誕生寺へ。

日蓮交差点

誕生寺へ

交差点の傍には日蓮聖人の両親の墓所に建てられた寺院「妙蓮寺」。「両親閣」と呼ばれている。

妙蓮寺

その右側は新しい一軒家が建っているが以前は「伊勢屋旅館」だった。老舗旅館だったのではないかな。

交差点近くの民宿

日蓮交差点から誕生寺までの道は再び伊南房州通往還。誕生寺の門前にあたり、漁港の商店街と観光客向けのお店の雰囲気が混じっているようだった。

旧加藤酒店
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右手には昭和石油の名残の壁が一部残存。

昭和石油

 

また、左手に見えた二階建ての建物。

伊南房州通往還沿い

上部には金色の文字で「日映」とある。何の建物だろう?

日映

入口は1階の中央の小さな扉。窓も少ないし… 安易に考えると映画館?劇場?妄想してしまう。

入口

ネットで調べたら「日映千葉(営)」とあるが、それ以上の情報が分からないなあ。

歓迎マーク 観光施設か

「消えた映画館の記憶」によると、小湊には「小湊映劇」が存在したという。現在の番地と違うので調べていないが映画館関連施設だったのかな?

所在地 : 千葉県安房郡天津小湊町97(1958年)、千葉県安房郡天津小湊町小湊79(1960年・1963年)

そしてその近くには小湊漁業組合の施設。門だけ古そう。

小湊漁業組合

 

周辺の地図。今は閉店しているお店もあるが助かる。誕生寺まではあと少し。

(訪問日:2022年3月)

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