芝山仁王尊観音教寺の元旦|骨董市に屋台、旧参道が賑わう日 -芝山⑼
山武郡芝山町にある「芝山仁王尊 観音教寺」。
ここには昭和で時が停まった旧参道が残っている。個人的に好きな街並みなのだが、お正月の期間だけ在りし日の賑わいが復活していた。
お正月 芝山仁王尊観音教寺
千葉県山武郡芝山町芝山298「芝山仁王尊観音教寺」
2023年最初の千葉旅は、芝山町へ向かった。以前訪問したがバスでのアクセスがあまり良くないので、今回は車での訪問。
2023年1月2日。正月の期間は、芝山仁王尊の旧参道に出店が並ぶという情報を聞き訪問。駐車場は芝山仁王尊の北側と南側にあるのだが、駐車場がいっぱいになるほど参拝客で溢れていた。
芝山仁王尊の歴史については以前の記事にて
まずは南側の参道から。
南側は既に建物は無く普段は静かな参道なのだが、この日は出店があり賑わっていた。
九十九里の酒蔵「守屋酒造」!まだ訪問したことが無かったので出会えて嬉しい。
限定地酒と、気になっていた酒蔵ケーキを購入。
空には飛行機。成田空港の騒音問題で旧参道は歴史を閉じた。期間限定とはいえ、旧参道が賑やかな光景を見れて嬉しい。
芝山仁王尊 旧参道の屋台を楽しむ
南側の参道から境内へ。
何度見ても惚れ惚れする仁王門。
個人的に好きなのが中心に構えるこの照明。戦前のものではないかな。完全な状態で残っているのは本当に珍しい!これからも風雪に耐えて残ってほしい。
境内の東側にある旧参道。普段この通りは全くひと気がないのですが…
屋台が並び、行き交う人々。活気あふれる旧参道の姿に思わず感動…
旧参道の手前にある「力せんべい」の店舗も普段は閉まっているが、この日は営業していた。移転問題の前の旧参道の売店の様子が浮かばれる。
そして、出来立てのだんご・甘酒もいただきました。
想像以上に屋台がたくさん並んでいる。ネットで検索しても事前情報はあまり無かったので来年行く方の参考になれば。
盛り付けし放題のじゃがバターでお昼ご飯。
旧笹喜旅館 館内を見学
旧参道で建物が数軒残っている中で、最も本堂に近い「旧笹喜旅館」の佇まいが好きです。なんと、お正月期間は骨董品屋が営業していて建物が開放されていました!!普段は入れません。
もちろん骨董品も好きなのですが、今回ばかりは建物に釘付け…
旅館内に入れるとは思ってなかったので有難い機会です。
座敷も少し上がらせてもらいましたが流石に2階は見学できず。
旧参道の面影を残す旅館建築。旧笹喜旅館については、お正月期間以外もイベントで開放しているらしいので嬉しい限り。
↓気づきましたか?
やっと2023年1月に突入しました…
大幅な遅れですがこれからも執筆頑張ります!
(訪問日:2023年1月)
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旧笹喜旅館、ため息が出るようなたたずまいですね…。やっぱり、いまの「プレハブ工法」とはちがって、重機を使わず、柱も梁も、みんな手で切り出して、手で削って…手で組み立てて…という「手作り」のよさがあるから、住む人も大事に何十年と住み続けるのでしょう。
でも、時代の流れもあって、そういうライフスタイルそのものが、いまは危機に瀕しています。近いところで言うと、都内の小岩なんかも(←いきなり小岩)、もう街そのものがブルドーザーで壊される感じ。
そういう古きよき人々の暮らしが壊されるってことは、人の心までなくなっていく感じがします(→いまのコンビニやスーパーのセルフレジがそうですよ…、人は「二コリ」ともせずに商品のバーコードを読みませて無言で品物を持ち帰っていく…、そこには人同士のやりとりも会話も笑顔もありません)