天然ガス企業発祥の地と関東天然瓦斯開発株式会社旧社屋? -大多喜⑿

天然ガス企業発祥の地と関東天然瓦斯開発株式会社旧社屋? -大多喜⑿

千葉県大多喜町。この辺りの地方において、天然ガス発祥の地として記念碑が建っている。そして今回はその企業の発祥地へ。近代建築?!

水溶性天然ガス企業発祥の地(大多喜)

千葉県夷隅郡大多喜町猿稲110。最寄り駅はいすみ鉄道「大多喜駅」。徒歩10分くらいかな。四ッ門公園近くの城下町通りを北へ進むと、いすみ鉄道の高架下近くにあるのが今回の史跡。

敷地の手前には「水溶性天然ガス企業発祥の地 関東天然瓦斯開発株式会社(旧大多喜天然瓦斯株式会社)」とある。

水溶性天然ガス企業発祥の地

詳しい歴史は下にある説明看板にまとめられている。

大多喜天然瓦斯株式会社は、昭和6年(1931)に設立。日本初の天然ガス事業会社とのこと!昭和32年(1957)に社名を関東天然瓦斯開発株式会社に変更している。

明治時代から、大多喜・茂原地方の民家井で湧出し、工業用・家庭用として地域の発展に寄与。昭和10年には大多喜町内へ天然ガスが共有されたよう。

房総一帯には日本一の埋蔵量を誇る水溶性天然ガスの鉱床「南関東ガス田」が存在します。大多喜町は日本初の天然ガス事業会社「大多喜天然瓦斯株式会社」の創業地。この街では古くから天然ガスを利用してきました。また養老渓谷温泉郷の誕生も天然ガスと深い関わりが。大正3年に民家から湧き出した鉱泉を天然ガスで温め、温泉としたのが始まりとされているのです。今もその場所からはガスが噴出し家庭で利用。また温泉街では、当時から湧き出る鉱泉とガスを使った「足湯やすらぎ」が観光客に人気です。(出没!アド街ック天国より)

養老渓谷とも関わりが!

現在、大多喜駅前の「天然ガス記念館」前にガス灯が設置されているが、これは関東天然瓦斯開発株式会社の創業80周年事業で2013年につくられたもの。以前撮影したが今度は夜の灯っている時間に撮影してみたいな。

 

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関東天然瓦斯開発株式会社 旧社屋?

同じく敷地内の奥に赤い屋根の平屋造り洋風な建物が一軒建っている。もしかして、関東天然瓦斯開発株式会社(大多喜天然瓦斯株式会社)の旧社屋??

大多喜天然瓦斯株式会社?

左手の茂み奥にも記念碑が建っていたそうだがあまりにも茂っていて見逃した…

現在は使われている様子は無いが、昭和初期に設立した大多喜天然瓦斯株式会社の旧社屋なのかな?それとも昭和30年代の改名後の建物?

私の直感だと昭和初期の設立年代と近い近代建築なのではないかと思うが…

可愛い外観

横に回ってみるも現在は使われていない様子。

また、この場所の他にも天然ガス発見のきっかけとなった「天然ガス井戸発祥の地」も。明治24年(1891)、醤油醸造業を営む邸宅内から天然ガスが発見したという。

そんな夢のような話があるのか~今その醤油醸造業はやっておらず。少し大多喜駅からも離れているのでまたの機会に。

城下町通り沿い 元旅館から商店に
釜屋

大多喜の一般的な観光地については以前まとめたので合わせてご覧ください~

大多喜「商い資料館」「釜屋」を無料で見学!レトロな「尾高屋」も気になる -大多喜⑻

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(訪問日:2022年8月)

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