国府台駅近くの旧電気湯と商店街。レトロな建物を探して
京成本線「国府台駅」からJR市川駅へ向かう途中の裏路地を探索。市川市は何度も歩いているけれど、まだ知らない場所がたくさん。今回も銭湯跡地や洋館付住宅などを見かけました。
銭湯「旧電気湯」周辺
千葉県市川市市川3丁目。国府台駅から「根本発展会」の街灯が見える旧松戸街道。この道の左側に伸びる細い路地裏を今回は歩いてみる。
裏路地に佇むコインランドリー…これは銭湯の存在を暗に示しているものでは?と推測。
そう、コインランドリーの隣には「電気湯」という銭湯が存在したのです!以前、市川市の銭湯一覧をまとめた際に、2009年に廃業した「電気湯」を紹介していた。
銭湯の場所はぽっかりと穴が開いたように更地に。電気湯という名前の通り、電気風呂が有名だったのでしょうか?覚えている方がいたら教えてください!
旧電気湯の並びに、青銅の雨樋が美しい木造建築が存在していた。現在は個人宅?
そして、電柱の裏にひっそりと隠れていたレトロ電柱(街灯)。
このタイプのものを探しているのだけれど、最近撤去されていることが多くてなかなか見つからない。市川真間駅周辺では以前、4本見つけたが真間大門会の2本は最近、撤去されてしまった。→市川真間駅周辺で見つけた、レトロ電柱(コンクリート街灯)
日蓮宗玉泉山安国院の裏手にあたる角に、赤い屋根の元店舗のような建物があった。こちらは、デイリーヤマザキだったのかなと思う。
左手には安国院の入り口。門柱や石の壁から歴史を感じる。
路地裏の石井酒店
この日はお休みだったが、安国院の南側に「石井酒店」があった。店舗の建物は戦前からの佇まいなのだろうか。
日曜日は定休日なのかな。宅急便の看板が置いてあるので、閉業ということではないだろうと一安心した。路地裏にあるので、知らなかったらたどり着け無さそう。
新型コロナウイルスの影響で時短営業しているとのこと。訪れる際は注意。
2011年のストリートビューでは、店名の看板やホーロー看板、グリコのアイスクリーム冷蔵庫が見られる。
グーグルマップの口コミを見ると、酒糀の販売も行っているようだ。
創業はいつからだろう。今度は営業時間にお話を伺いに訪れたい。
2011年、緑色のタイルが美しいたばこのショーケースが存在したようだ。貴重なお写真…→「市川の路地を楽しむ」
三本松と「能勢新」
路地裏を南へ進むと、大通りの市川真間通へ出た。通り沿い右手に、燃料や米販売店の「和泉屋商店」、左に「和泉屋燃料店」がある。
バス停は「一本松」と書かれている。正面に見える高い松の木が、一本松なのかと思っていたが、調べているとバス停の辺りが一本松跡らしいのでまた別の松の木が存在したのだろう。
また、この辺りに「能新勢」という看板があったというのを見たことがある気がするが…
「能新勢」は料亭かな?2000年に廃業した老舗らしいが調べてもネットには情報が無い。
龍泉院の門前にある立派な松の木。
趣のある木製の扉の邸宅。最近、敷地の半分を建て替えて板張りの壁と古民家を解体し、新築にしたようだ。戦前からの歴史ある邸宅かな。
ストリートビューでは進むことが出来ない細い裏路地が続く。
まだ未舗装の裏路地が市川市内に残っているなんて…これだから街歩きはやめられない。
そうしてたどり着いた裏路地の奥に、ピンク色の洋館のような建物がある邸宅があった。
これは昭和初期頃にかけて流行した洋館付住宅?一部改装されているようだが、現在も綺麗に使われている。偶然、たどり着けて良かった。
その後、近くにあった銭湯「朝日湯」へ。
国府の雨の中の探索からはじまり、朝日湯で身体を温めます。
(訪問日:2021年10月)
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やりましたね~。未舗装進んだら発見❗️
分かりますよ~、その感覚。
私も最近そんな散策してみたいです。
能勢新は広小路にあった旅館ですね。
能勢新は広小路にあった旅館ですね。懐かし〜!
電気湯。。。大学生の頃に一度行ったことがあるなあ。昔はハイカラなものに「電気」って名付けるの流行ったらしいですよ(電気ブランとか)
能勢新は広小路にあったのですね!謎が解けました
ハイカラな銭湯入りたかったですね~