内房線「八幡宿駅」周辺の街並みと飲み屋街の面影? -八幡宿⑴

今回は、内房線「八幡宿駅」へ。駅名に”宿”がついているし、歴史がとても深そうな雰囲気を感じる。
まずは八幡宿の歴史と駅前を探索します。
内房線「八幡宿駅」へ
千葉県市原市八幡930-3。内房線「八幡宿(やわたじゅく)駅」へ。
東口駅前にはスーパー「せんどう」が見える。

駅の開業は、明治45年(1912)。橋上駅舎となったのは、平成7年(1995)のこと。


駅名の八幡宿は、所在地の地名「八幡」の起こりとなった古社である「飯香岡八幡宮」が付近にあることと、房総往還の宿場町だったことに由来するらしい。
また、八幡宿駅は八幡町を合併した旧市原町の中心地でもある。神社、宿場町、歴史深い街であることが分かった。

東口は新興住宅街といった雰囲気なので、房総往還が通っている西口をメインに探索することにした。
八幡宿駅西口の飲み屋街?
まず、八幡宿駅西口のロータリー。

30m用の視力表がある「千葉メガネ」。バスを待ちながら視力検査って新しいな~

駅を降りて左側、個人的に気になる一角があった。

居酒屋「はなの舞」の建物は新しそうだし、その手前は駐車場になっている。
私の推測では、駐車場になっている手前にも建物があり、昔は雰囲気のある細い通りだったのでは?

各地を歩いていると、今は無い建物や通りの風景も見えてくるような気がする。
道を進むと小料理屋「ささや」。古そうな建物だ。

2012年のストリートビューを見ると、向かい側にも古そうなお店が並んでいる。
現在は駐車場に。なんだか空き地が多い…

勝手な推測だけど、昭和な飲み屋街があったと思われる通り。空き地も多いがそんな雰囲気を感じた。

商店街「八幡宿商店会」へ
駅前から房総往還へ向かい道が商店街「八幡宿商店会」と呼ばれている。


駅近くには喫茶店「コア」の看板。右は定食屋だったが閉店しているようだ。

駅前の商店街は昔ながらの雰囲気が残っていた。右には千葉信用金庫。


商店街の途中には墓地が。

お店は入れ替わっているが建物は古い物が多く、ビルが少ない。

駅前の通りだけどとても静かだ。商店街の方によると、「商店街というのも名前だけで、みんなお店をやめてしまったよ…」とのことだった。

ちなみに、次回紹介する房総往還沿いの商店街も含めて「八幡宿商店会」と呼ばれており、その範囲は広い。それほど加盟店舗も少なくなってきたということなのかもしれない。

商店街の真ん中ほどにある理容室「カネコ」の建物。

2012年時点ですでに閉店。現在は窓や扉が完全に封鎖されている。

理容室の外観は凝ったお店が多いが、この建物は元々木造2階建ての建物にコンクリートの看板を後付けしたような感じ。
あるいみ、看板建築と呼べるかもしれない。

また、時計も残っていた。

いつまで残っているかわからないので、この場でしっかり記録に残そうと思う。
房総往還へ合流する角には駄菓子屋「みんなのヒーロー」。

とても面白い駄菓子屋だったので次回の記事で紹介予定!

八幡宿駅から駅前の商店街。
次回はいよいよ、歴史が残る房総往還を探索。
(訪問日:2021年6月)
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