西船橋駅周辺散歩|葛飾神社のクロマツ・勝間田池と松並木 ―西船橋⑵

西船橋駅と京成西船駅の間にある葛飾神社へ。この辺りは昔の風景残っていないイメージですが松の木が残っていて良いですね。
船橋市「葛飾神社」
千葉県船橋市西船5丁目3−8「葛飾神社」へ
JR西船橋駅北口から歩いて10分ほど。千葉街道沿いに鳥居が佇む。石の鳥居は文化11年(1814年)のもの。

交通量が多い街道から参道を進むと静かな境内に入る。
西船橋駅周辺については以前の記事で書いているが、キャバレーなど飲み屋街のイメージがある駅周辺。
少し入ると静かな神社があるのは良い。そしてこの日は天気も良かった。
境内には説明看板も設置されている。
また、葛飾神社のクロマツは有名らしい。
船橋市指定文化財。社殿と一体化しているような美しい景観を作っているという。船橋市内では最も太いクロマツ。江戸時代から令和まで変わらぬ佇まい。有難い。

静かな境内…訪問したのは2年ほど前だけど、住んでいる方がいるようで警告の張り紙があった。今はさすがに無くなっているかな。

こちらは道標?


勝間田池と松
そして説明看板にあった『江戸名所図会』。江戸時代の葛飾神社ほとりにあった「勝間田池」が描かれている。
勝間田池は現在、勝間田公園に。MyFunaの記事によると、昭和45年に埋め立てられて作られたものらしい。ぶらり、ふなばし街歩き/西船橋駅周辺を訪ねて 勝間田公園
「勝間田の池」は、北総台地の端にあり、湧水の溜池として「本郷溜(ほんごうため)」と呼ばれた湧水池でした。江戸時代には、成田詣での文ぶんじんぼっかく人墨客がその風光明媚な溜池を、万葉集に載っている奈良の薬師寺近くにあった「勝間田の池」になぞられて「勝間田の池」と命名したようです。
グーグルマップで見るとその池の跡がうっすらとわかるような気がする。南側の街道沿いには背の高い松の木が並んでいる。この交通量の多さで排気ガスに耐えながら残っているの凄い。地図を見てここまで池だったのも納得の立地だった。
さらに東側にも松の木が残っている。歴史を知ると街の見方が変わります。
(訪問日:2023年2月)
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