オランダ×千葉 撮る、物語る|千葉県立美術館で開催中の展覧会 ~1月18日(日)
千葉県立美術館で現在開催中の展覧会「オランダ×千葉 撮る、物語る ーサラ・ファン・ライ&ダヴィット・ファン・デル・レーウ×清水裕貴」のご紹介です!ぜひお近くの方、千葉のアートに興味がある方、行ってみてください!
お誘いいただきありがとうございました。
オランダ×千葉 撮る、物語る ーサラ・ファン・ライ&ダヴィット・ファン・デル・レーウ×清水裕貴

千葉県立美術館へ!
千葉都市モノレール・千葉みなと駅から歩いて、と言いたいところですがこの日は天気が良かったのでJR千葉駅から30分ほど歩いて美術館に到着。

学生の頃の思い出深い場所。今回は気になっていた展覧会にお誘いいただきました!

オランダ×千葉 撮る、物語る
ーサラ・ファン・ライ&ダヴィット・ファン・デル・レーウ×清水裕貴◆展覧会構成
本展は、「テオ・ヤンセン展」(令和5年度)に続くオランダとの文化交流の一環として開催され、抽象的な構図、反射、影の使い方、独特のフレーミングなどを特徴とするストリートフォトが注目を集める、オランダの新進気鋭の写真家、サラ・ファン・ライとダヴィット・ファン・デル・レーウの作品を日本で初めて紹介する展覧会です。あわせて、当館初の写真展ともなる本展では、千葉にまつわる写真の歴史にも注目し、千葉を拠点に活動する写真家・小説家である清水裕貴のアプローチを通して、千葉ゆかりの古写真のコレクション(松戸市戸定歴史館)や、当館の絵画コレクションを紹介、テキストと写真・絵画が一体となって織りなす清水裕貴の作品世界を展観します。

会 期 令和7年11月15日(土)〜令和8年1月18日(日)
※令和7年12月16日(火)より後期展示となります。
開館時間 午前9時〜午後4時30分(入場は午後4時まで)
会 場 千葉県立美術館 第1・2・3・8展示室
休 館 日
月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日。11月24日(月)、1月12日(月)は開館)
11月25日(火)、12月28日(日)〜1月4日(日)、1月13日(火)入 場 料 一般1,000円(団体一般800円)、高大生500円(団体高大生400円)
※中学生以下・65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料
主 催 千葉県立美術館
企 画 コンタクト
特別協力 松戸市戸定歴史館
協 賛 株式会社シグマ、株式会社オランダ家(順不同)
後 援 オランダ王国大使館、日蘭協会、朝日新聞千葉総局、産経新聞社千葉総局、株式会社ジェイコム千葉、千葉テレビ放送、株式会社千葉日報社、東京新聞千葉支局、日本経済新聞社千葉支局、株式会社ベイエフエム、毎日新聞社千葉支局、読売新聞千葉支局(順不同)
11月から1月18日(日)までの開催なのでまだ間に合います!
一部を除き写真撮影もOKです◎

◆眺めの継承―清水裕貴
晩年松戸の戸定邸に隠居した徳川昭武が残した多数の古写真や日誌などの記録、戸外で目の前の風景を捉えようとしたフランス・バルビゾンの画家たち、稲毛にアトリエを構え、人々の営みを見つめたジョルジュ・ビゴー・・・。
千葉の写真家・小説家として活躍する清水裕貴が、写真、絵画、日誌などによって風景(眺め)を継承する人々の営みを、ことばと写真で綴る時空を超えた物語へと誘います。

千葉県生まれの写真家・小説家として活躍する清水裕貴さんが、松戸市の戸定邸に隠居した徳川昭武が残した日誌などの記録をもとに、撮る、書くこと、写真や絵画、古コレクションを紐解く物語展示。

年号とともに歴史年表が描かれており、当時の時代背景がわかるので一気にその当時の世界観に引き込まれながら、徳川昭武が残した記述を辿っていく。


歴史、写真、文、古資料、アートと歴史が融合した展示。
博物館の郷土資料展示とは違って、絵や文を魅せる要素が強く、展示資料を見て自分と向き合う静かな時間が流れた。会話形式の展示も多いので、長文を読むのが苦手な方でも読みやすく、現代的な展示方法だなと思った。


こちらは松戸についての歴史年表。

旧大名や公家からなる華族の写真愛好家グループが写真集『華影』を刊行したのが1902年。

実物も見学できる。表紙のデザインが美しい。この時代のデザイン、真似したくても今同じように作るのは難しい。


徳川昭武は戸定邸の押し入れに暗室を作って自ら現像を行っていたのだそう。しかし、その道具類の記録が残っておらずその真相は謎のままらしい。


千葉に関連して稲毛、かつて風光明媚な海水浴場として知られた稲毛海岸の展示も。

ジョルジュ・ビゴーも稲毛海岸にアトリエを持っていたのですよね。

千葉県最初の写真館は明治7年。その支店が佐倉市にあったという。

自分でも陸軍御用の写真館の歴史をまとめたことがあり、県内の写真館の歴史には興味があったので新たに勉強になった。
江戸から明治と時代が激しく移り行くなかで、言葉・写真・絵で表現された当時の千葉を少し垣間見ることができた。今私が書いていること、撮った写真、時代は違えど日々を記録する行為は共通していて抑えられない衝動に突き動かされている。ブログを開設して5年、このタイミングで今回の展示を見ることができて良かった。



(訪問日:2025年12月)
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