「松戸市立博物館」憧れの「常盤平団地」をそのまま再現した人気展示

「常盤平団地」をそのまま再現した展示が、松戸市立博物館に存在します!
他の方も記事でまとめている方が多く、人気な展示。団地に興味がある方、懐かしい気分に浸りたい方、ぜひ訪れて欲しい場所です。
「松戸市立博物館」の団地の展示
千葉県松戸市千駄堀671。「松戸市立博物館」は、21世紀の森と広場の中にある博物館だ。

新京成線「八柱駅」・武蔵野線「新八柱駅」から徒歩15分ほど。
入館料
一般:310円
高校生・大学生:150円
団地の復元展示は、他にも千葉県内の国立歴史民俗博物館や、東京都の江戸東京博物館で見学したことがあるが、松戸市立博物館の展示は、特に有名なので一度訪れたいと思っていた。
松戸市内の宿場町についての展示もあり、前半の展示内容も興味津々!
目的の団地の展示は、奥に待ち構えていた。

団地の展示、今まで見たものとクオリティが違う!
団地の建物を丸ごと再現してしまうという大胆さ!写真に収めるのが大変なくらい!
「常盤平団地」を丸ごと再現!
常盤平団地の展示をひとつひとつ見ていきましょう~!
常盤平団地の誕生
「常盤平団地の誕生」
昭和30年代中頃より松戸市は首都圏の住宅都市として大きく変貌していきました。
その先駆けとなった常盤平団地は当初より理想の団地として計画され、昭和35年に入居が開始されました。
当時、団地はダイニングキッチン、水洗トイレを備えた最新の住宅で「団地族」という言葉が流行するほど注目を集めました。ここでは、都心に勤める、あるサラリーマン家庭の昭和37年当時のくらしを再現しています。
常盤平団地の展示は、設定もリアルなのが魅力的!パンフレットに詳細が書いてあるので、気になる方はぜひ~
現在、新型コロナウイルスの影響で見学は原則2名。人気な展示なので、ささっと見学しよう。

それでは、常盤平団地を見学…まさかのベランダから土足で上がるという構造で、なんだか不法侵入者の気分。ドキドキ。

団地の台所へ
まず見学するのは台所スペース。

約50年前の台所、私は生まれていないのにどこか懐かしく感じるのは、祖父の家が団地だからかな…

生活感が溢れていて、50年前のくらしをそのまま切り取ったかのような展示。隅々まで観察したい。

食器棚を見ていると、缶のお菓子?が展示されていた。キャンディとココア?

そして水色のヴィックス。今も同じ形の飴があるけど、昔のデザイン可愛いなあ!

机の上に置かれていて、気になったのがこの入れ物。取っ手の部分が梅の花の中心部になっていて、おしゃれ。

平成生まれの私にとっては、見るものすべてが新鮮。勉強になる。

ここで家族そろってご飯を食べていたのかな。

リビング&寝室
立ち入ることはできないが、リビングの再現度もすごい。机の上にあるカラフルなケーキ、時代を感じるなあ。

レコードプレーヤ、テレビ…この時代は白黒テレビなのかな?

レコードプレーヤが場所を取っている。今はこんなに大きな機械が無くても、どこでも簡単に音楽が聴けるようになったんだもんな…

団地の見取り図。

隣の和室は寝室。赤ちゃんのベッドやおもちゃ、掃除機など生活用品がたくさん。

足踏みミシンは見たことがあるけど、細長い形の掃除機は初めて見たな…

玄関から外へ
こちらが正式な玄関。重たい扉や郵便受けが懐かしい…!

ブレーカーも再現されているのにびっくり!

ちなみに、玄関の外もしっかりと再現されている。

お風呂&トイレ
お風呂はなんと、木製!さすがに祖父の家もステンレス製だったので、常盤平団地の古さに驚き。これが当時の最先端だったんだな。

トイレは洋式便器。和式じゃないんだ…!

実際に部屋の中をじっくり見ることができるので楽しかった。懐かしさと驚きと…!

常盤平団地案内図も。以前、実際に常盤平団地を歩いてみたが、とても広く、「東洋一」と謳われたのも納得する。


階段の脇に、大きな箱のようなものが。これはなんだかわかりますか??

正解は「ダストシュート」。上の階から下に生ごみを落として捨てる場所。今はあまり見かけないですね~

このポスト…!!私の家も団地的な場所なので、以前までこのタイプだった。なんて懐かしいんだ。

一人で堪能するには勿体ないと思い、今回は友達を誘って見学したのだが、楽しんでくれていたようで良かった。若い人にも団地の良さを伝えていけたらいいな~
縄文の森へ
松戸市立博物館でもう一つ。屋外展示も興味深かったので紹介しておこう。

森の中に、竪穴住居が復元されている!教科書で見たことがあるものが目の前に…!

縄文時代の竪穴住居が3棟復元されており、普段は1棟を自由に見学できるそうだ。現在は修復中のため、シートがかぶっていた。

松戸で竪穴住居の中も見学できる場所があるなんて知らなかったな~
もっと早く訪れていれば、より縄文時代の良さを知れたかも。
団地の復元展示、他の博物館についてはこちら↓
(訪問日:2021年3月)
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Good article!最近ずっと松戸市立博物館に行きたいと思っていた。特に、レトロ団地の展示と竪穴住居に興味があります。竪穴住居は雨の日に入れないと聞いたことあるし、最近、毎日雨ばっかりなので、とりあえず晴れた日を待ちますね~ ところで、「中野平和の森公園」にも竪穴住居があったけど、数か月前見に行って、公園がリニューアルみたいで、竪穴住居も無くなりました。残念!
この記事を投稿ありがとうございます!
そうだったんですね!ちょうど良いタイミングで記事公開できて良かったです。ぜひ行ってみて下さい~!
団地の内部に置かれている調度品は子供の頃を思い出しますね。木製の浴槽は物覚えがついたころ家の風呂がそうでした。
部屋の様子は今住んでいるうちの団地築50年と変わらないですね。私の部屋はリフォームしているのでだいぶ近代的になってますが、リフォームしていない部屋の中にはほぼ原形の部屋もあります。
子供の頃は団地=先端なイメージがあって、友達の家に憧れましたね。