鯨資料館|JR和田浦駅近くの『道の駅和田浦WA・O!』に隣接.房総の捕鯨を学ぶ
南房総市和田町。JR和田浦駅近くには「鯨資料館」があります。入場無料ながら捕鯨で実際に使われていた道具や骨、工芸品など充実した展示でした。
和田浦駅すぐ シロナガスクジラ全身骨格がお出迎え
千葉県南房総市和田町仁我浦。JR内房線「和田浦駅」にて下車。
以前、和田浦駅で降りて南側の和田港まで歩いたことがある。和田地区は、関東唯一の捕鯨基地である。
https://deepland.blog/wadamati-syoutengai/
その際に、和田はクジラの街として有名であることを紹介したが、肝心な駅傍にある「鯨資料館」に時間が無く立ち寄れず仕舞いだったのだ。また、コロナ禍休館していた。
そして今回、母と南房総旅の途中下車で鯨資料館へ。駅から見える距離なのだが、資料館側に駅出口が無いので一周する形になる。
屋外展示の「シロナガスクジラ全身骨格」複製。天を泳ぐような鯨の姿にワクワク。触ることはできないが、広場となっている。
2013年に建設されたとのこと。
隣接する道の駅は、独自の鯨文化の資料展示を兼ねた道の駅ということで、(財)日本鯨類研究所のお取り計らいによってこの場所に、地球史上最大の動物であるシロナガスクジラの全身骨格が設置された。
鯨資料館 入館無料です!
シロナガスクジラの展示の裏手にある建物「和田地域センター」一角に鯨資料館がある。入場無料。現在は道の駅側からの入り口から資料館へ。
鯨にまつわるあらゆる資料が展示されていた。本物の資料の数が豊富なので、目で見て学ぶ要素が強い。テーマ的には渋いが、子供でも楽しめる資料館だなと感じた。そして撮影可能。
2022年3月、鯨資料館にも展示されているクジラコレクターの細田徹さんのインタビュー記事が公開されている。→「クジラについて知りたい人に利用し続けてもらえる資料館にしたい」日本最高峰のクジラコレクター『勇魚文庫』細田徹さんinterview前編
細田さんは今までに1万点以上の鯨に関する品物を集めているらしい。この資料館の資料はごくごく一部なんだ…
これは何でしょう?
そして千葉県内の捕鯨に関する展示も。
鯨への追悼として建てられた鯨塚、和田だけでなく、浦安~銚子、鋸南町の方まで存在するそう!今度見に行ってみよう。
現在は和田町のみだが、
千倉や安房勝山でも捕鯨は行われていた歴史がある。私も所有しているが戦前の絵葉書では捕鯨の様子が絵葉書として販売されていた。
内房の鋸南町(勝山)→館山市→千倉町→白浜町→和田町へ捕鯨基地が移動。明治42年には銚子出も捕鯨が!
そして、資料館で鯨について学んだあとは隣にある道の駅WAO!でお買物も楽しめる。
商品紹介ページに、鯨に関する商品も。
今回はあまりにも暑かったので、メロンのソフローズンでHPを回復させ、電車に乗って旅の続きへ。
(訪問日:2022年9月)
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