養老渓谷駅前。商店街の名残と宝石になった街灯-養老渓谷⑵

養老渓谷駅に到着。小港鉄道の魅力については前回の記事で。
今回は、養老渓谷駅から駅前の商店街を探索!養老渓谷は、房総随一の温泉郷、そして手軽にアウトドアが楽しめるとして多くの観光客で賑わっている場所。駅前の商店街は、果たして私の好きなレトロな風景があるのでしょうか?
養老渓谷駅前
養老渓谷駅に到着したのは午前8時過ぎ。早く着きすぎたためか、観光案内所もお店も営業していない。
養老渓谷の地図については↓
http://www.youroukeikoku.com/download/
駅前の旭屋は、地元でとれた山菜を使った『元祖山菜そば』が有名らしい。営業時間は10時半~

山菜そば、とても好きなので食べてみたかったが、時間が合わず残念…
駅前の道路を出ると、ガソリンスタンドの跡のような場所。

思っていた以上に駅前は廃れている。養老渓谷駅からハイキングに行く人はどれくらいいるのだろうか。もしかしたら、車で観光名所まで行く方が多いのかもしれない。

酒屋だったのかな?酒の自動販売機が設置されている。

駅を出て、右側の道を進むと養老渓谷の道へ。道路は整備されているものの、観光地とは思えないくらい静か。

リカーショップ「角屋商店」。少し歩くと、酒屋や商店が見えてきた。

角屋商店は、営業しているようだった。絶品カレーパンのチラシが貼ってあるのに、販売していなかったのが残念。
商店街らしきレトロな街灯
商店街を象徴するかのようなレトロな街灯が残っていた。しっかりと、店名も載っている。

衣料百貨ユーキ屋…建物のユーキ屋の文字は消えかかっている…

さらに奥へ進む。住宅街というよりは、まだ商店街の名残が見える。

途中、看板の矢印が指している方向を右に行く。
真っすぐ進むと、温泉街へ直行するようだ。車の方は真っ直ぐ進むのが良いだろう。

商店の建物が残る通り
角のお店は、「佐川豆腐店」。通気口らしき煙突が屋根から見える。

豆腐店は月曜が定休日、9時~営業とのこと。豆腐店も営業しているお店をほとんど見なくなったなあ。

豆腐店のお隣は、元々中華料理屋だった雰囲気。駅前の飲食店は旭屋だけなのかも。それくらい、他のお店が開いてない。

小湊鉄道の踏切を渡る。電車好きにはたまらない構図で写真が撮れそう。
車で養老渓谷まで行く方も多いと思うが、歩いて探索するのも良い写真が撮れて最高なのだ。真夏なのでしんどい時もあったが、それはそれで良い思い出。


養老渓谷駅の裏
養老渓谷駅の裏側へ来た。ショーケースに花が置かれているが、ここも何かしらのお店だったのだろう。

2階建てのこちらの建物は?

大衆食堂…風化しているがうっすらと読める。上の看板を見ると、「岩風呂」とも読めるのだが、温泉も存在していたのだろうか…

岩風呂付の食堂、なんて最高なんだ。とても気になる。しかし、情報は無い…
道なりに進み、養老渓谷を目指す。あら、レトロな街灯の痕跡を発見!

駅の裏道も、商店街として栄えていたのだろう。その歴史をレトロな街灯が教えてくれる。

宝石の街灯と秘境ラーメン
さらに進むと、オレンジ色と緑色が美しいレトロな街灯。

宝石になった街灯という表現がとても好きなのだが、このビジュアルはとても好きだ。丸くて色も淡くて綺麗。

たまに店名が残っているものも。「狩人」ってどんなお店なんだ…

畑の奥に、何やらお店が見える。

拡大すると、「ラーメン兼龍」とある。なぜ、あんな場所に…?と思うくらい秘境にあるラーメン屋。

実は有名らしく、情報が載っていた。なんと映画やCM、ドラマの撮影でも使われているのだとか。渓谷随一のラーメン屋としても紹介されている。営業時間は11時~
朝早く行き過ぎて、開店していないのが残念。

マンホール蓋が火消しのイラストなのが気になる。

田川工務店は営業しているため、街灯も比較的綺麗だ。

かつて栄えた観光地も、いずれはこうなってしまうのかな。それにしても、静かな場所になってしまった。

取り壊すのも費用がかかるので放置しているのだろう。駅前からこんな感じで養老渓谷は大丈夫かしら。

期待と不安で興奮しながら、養老渓谷を進む。

秘境の地に残る先ほどのラーメン屋がとても気になる。早く到着しすぎてお店が何もやっていないという悲劇。それならば早く養老渓谷へと向かおう。この先は一体どんな風景が待ち構えているのだろうか。
続き↓↓
「温泉郷」と謳われた養老渓谷の現在。養老渓谷温泉街 -養老渓谷⑶
(訪問日:2020年8月)
-
前の記事
大正13年開業の「小湊鉄道」の素晴らしい車窓の旅 -養老渓谷⑴ 2020.10.10
-
次の記事
「温泉郷」と謳われた養老渓谷の現在。養老渓谷温泉街 -養老渓谷⑶ 2020.10.12
コメントを書く