「篭部田通り」近代建築・旅館・料亭 ー八日市場⑼

「篭部田通り」近代建築・旅館・料亭 ー八日市場⑼

八日市場の探索も終盤。本町通りから東へ、街灯が続いているので辿ってみると近代建築がまだ残っていました。

商店街の街灯を辿って

千葉県匝瑳市八日市場イ2955。前回の記事の本町通りから東へ進む。

本町通りから東へ

あまりにも民家らしくて見逃してしまったけど、万町郵便局の隣に近代建築が!

千葉県の近代産業遺跡」によると、「旧長房写真館」。大正11年に建造された建物だが、窓や壁が閉ざされていてわかりづらい…後で知った。今度また撮影しよう。

ビジネスホテル「竹屋」は改装しているが、昭和8年の鳥瞰図にも旅館「竹屋」として描かれている老舗旅館。

ビジネスホテル竹屋

竹屋旅館は昔、隣で食堂も営業していたみたい。

街道沿い古い建物が残っている

水色のファザードが素敵な「かせ神文具店」。

かせ神文具店

建物の裏は木造2階建てだったので表は看板建築?

良い看板だな~

こちらは「黒須菓子舗」。グーグルマップには閉業と書いてあるが…鳥瞰図にも載っている老舗。

黒須菓子舗

隣の「佐母家肉店」も鳥瞰図に描かれており、老舗が多く並んでいるな~

そして、こちらの趣ある建物!!

趣深いな~と思った建物

初めて見た感じ、元料亭かな?という推測。ただならぬ雰囲気…

料亭かな?

2019年までは、入り口にJCBの看板と「割烹梅田家」の看板が残っていたみたい…!やはり割烹料理店だった。

昭和8年の鳥瞰図にも描かれている老舗割烹料理店。街道沿いだから賑わっていたのかな~鳥瞰図では裏口もあり敷地が広そうな様子…果たして現在もあるのかな?

さらに進むと、茶葉販売店の「つる家」の建物が気になった。

つる家

トタン板で覆われているけど、土蔵造り2階建てのような…2階の窓のデザインが華やか!

華やかな窓の細工
森の茶 つる家

その向かい側にあるのは鮮魚店「魚三」。

魚三

白漆喰に三魚という彫が素敵!

三魚の彫

この辺りには鮮魚店、精肉店、金物店など個人商店が集まっていて商店街の雰囲気。オレンジ色の街灯が並んでいる。

万町商店街
薬局にある自動販売機
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近代建築「丸平商店」

こちらは昭和4年に建造された「丸平商店」。見事な看板建築ですね!

丸平商店

現在は営業してい無さそうな雰囲気だけど、建物はそのままの状態で残っていて嬉しい。

2階

やっぱり建物を撮影するときは青空が一番だなと思った。コントラストがとても綺麗。

存在感のある外観

丸平商店は2つお店を営んでいたのかな?1階に入り口が二つあり、比較的大きな店舗。

花?のデザイン

八日市場駅から少し歩くけど、必見です!隣にあった古い建物は更地になっているのでいつまでも残っているとは限らない…

素敵な建物だなあ

追記:昔は駄菓子屋さんだったとのこと。こんな素敵な駄菓子屋さんがあったなんて…!

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コカ・コーラのレトロな自動販売機

そして交差点の角に残っていたのは、コカ・コーラの自動販売機!古そう…

コカ・コーラの自動販売機発見

既に破壊されていて商品も何もない…でもけっこう商品数が多い大きな自動販売機だったことは分かる。

比較的大きな自動販売機

果たしてこれだけで自動販売機の年代がわかる方はいらっしゃるのだろうか…

撤去されずに残っているのは奇跡的だなあ。

ジュースのイラストも

亀屋染物店の隣にも趣深い古民家が…一面ガラス戸で綺麗だなと思うけど使われていない様子。

古民家

この辺りは「篭部田街路灯」が並んでいるので先ほどの商店街とは違う地域みたい。

古い建物が多く残っている

東へ進む。街灯はつづくけど、駅へ歩いて戻るのが大変になってきたのでこの辺りで帰宅。

途中でおわり
篭部田街路灯

空き地にあったコンクリート製ゴミ箱…なぜか放置されている。

コンクリート製ゴミ箱の放置

八日市場の旅はここで終わり。最後に沿線に咲いていた素敵なお花を…

最後に癒しの花

 

 

(訪問日:2021年6月)

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