八街に残る昭和の商店街は「銀栄アーケード」だった…元映画館の隣の巨大な商店街跡地 -八街⑺

八街に残る昭和の商店街は「銀栄アーケード」だった…元映画館の隣の巨大な商店街跡地 -八街⑺

八街には手つかずの昭和の面影がたくさんあるのだが、その中で群を抜いて驚いたのが今回の商店街の建物。

巨大な商店街の遺構が静かに眠っている。商店街マニアもびっくりする古さ…

※記録用に撮影をしているので、YouTube動画にアップし、冷やかすなど迷惑な行為は避けてください。

八街に残る昭和の商店街

千葉県八街市八街。県道43号の「二区幸町商店会」を歩いていたときのこと。鮮魚店と銀行の間に小さな平屋のような建物があった。

正面からはただの廃墟だと思ってスルーしていたが、この建物に近づいた時、異様な雰囲気をキャッチした。

県道43号

建物の終わりが見えない。ずーっと奥までつづく建物。

長い!!

しかも壁の材質が変わっている。これは一体?「大谷石(おおやいし)」らしい。かなり古いものなのではないだろうか。

壁の材質が気になる

銀行の駐車場に入る道に沿って建物が残っている。道は後から造られたのか、高低差があるので、商店街らしき建物よりも目線が高くなった。

高低差がある

突き当たりはフェンス。入れなくなっている。しかし、建物はさらに奥へ続いているのだった。なんだろう、この不思議な場所は。

フェンスの奥に

建物は等間隔に小さな窓がある。閉まっているのでよくわからないが…

小さな窓
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窓から眺めた建物内

幸い、一つの窓が開いていた。網越しだが、建物内が見える…

網越しに

横一列にポスター?が飾られている。そして仕切りがある。

建物の内部

建物内は木製、床は砂だ。

「散歩と旅ときどき温泉」さんの記事に少し紹介されているが、他に紹介している人はあまりいない、謎の場所。

謎が深まる

窓からだと視野が狭いが、かなりの数の店舗数が並んでいたのでは?昭和初期にタイムスリップできる窓だった。

昭和初期?
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商店街を正面から

建物の正面は、県道に面している。白い看板に、店舗名とかが描かれていたのではと思うのだが、今はなにもわからない。

白い看板

建物は立ち入り禁止になっている。建物自体も古いので危ないと思う。

立ち入り禁止

ああ、入れないかと肩を落としたが、

中央にある小さな穴から中を覗くことができた…(良い子は真似しないでね)

穴から覗くことができた!

さっきよりも商店街の全体が把握できそう!一眼レフで必死に撮影を試みる。

右手にお店の名前が?
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所々扉が残っているところがあるが、昔は全部に扉がついていたのかな?ポスターとかも剥がれまくって文字が見えない…

扉がある

建物内は暗い。天井も低いし、ここが商店街だったのはいつ頃なのだろうか。

建物内は暗い

この建物がいつまで残っているかわからないから、しっかりと記録しておこうと思う。小さな穴から撮影をしている私の姿はさぞ変人だろう。

奥は暗くて見えにくい

奥は壁がついている?男性がこちらに微笑みかけているが誰だろう。

男性は誰?

広角レンズで撮影。

広角レンズ

ごみが散乱している。しかし地震や台風で倒壊していないのがすごい。外側が石造りだから頑丈なのかも。

ごみが散乱

調べても商店街の名前とか詳しい情報がわからぬ。

ここは商店街なのか?

なんとなく闇市の名残みたいだな~今まで遭遇したことがない未知の商店街に胸のどきどきが止まらない。

最高

本当はずっと穴を覗いていたいくらいなのだけれど、さっと撮影して終わりに。

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県道沿いなので交通量も多いし、迷惑になってしまったら申し訳ないので、記録用にこの場で保存。最近、YouTube動画などで冷やかしでこういう場所を載せる人も多いですが、そういう迷惑行為によって建物が取り壊しになってしまう可能性もあります。

県道

建物や近隣の方へ配慮して訪れるように、私も心がけなければと改めて思いました。

いつまでも残ってほしい

文化財級の建物。ずっと放置されているのが惜しいな。

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商店街の裏は…映画館へ?

商店街は地図で見ると、100m以上南北に伸びている。

先ほどの反対側へ回ってみると…

商店街の反対側?

やはり、繋がっていた!!

繋がっている!

右手にちらっと映っているのは元映画館の建物。映画館の周辺で出火したことがあると聞いたので、建物が黒くなっているのも火事が原因?

石が黒くなっている

建物は南と北、両方に入り口があるみたい。

北側の入り口

タイルが下部にあるので、元々はたばこ屋さん?映画館の隣にある商店街だとしたら、かなり賑わっていたんだろうな~

たばこ屋さん??

こちらの入り口もシャッターが閉まっているが、わずかに網の間から見える。

わずかな隙間から

倉庫?現在も使用しているような雰囲気。

倉庫みたい

商店街の建物は、S字のようにさらに北へ繋がっていた。

まだまだ建物がある
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こちらの「たばこ」はガラス。ガラス製の看板って昭和のいつ頃なのだろう?

ガラスだよ…

建物の周辺にはカン等のごみがたくさん。

缶が散乱

どのようなお店が並んでいたのか。過去の住宅地図を探しにいかないとな~

全体写真

そして誰もいない。広い駐車場があるだけ。

誰もいない

食堂とかがあってもおかしくないはず。誰か知っている方いませんかね~コメント待ってます。

広い扉だ

名残惜しい…

映画館と商店街と

100mつづく商店街。

映画館のついでの買い物にぴったり?

調べていると、「汽車遺産」さんの記事で、この建物についての記載があった。

映画館を中心に銀座商店街として栄えたとあったので、もしかしたらこの商店街は”銀座”と呼ばれていたかも。そう考えると、映画館も銀映だし、八街には他に銀座商店街がないから納得がいくな~。いや、昭和32年の写真を見ていると、「八街銀座通り」と記述があるので違うか。

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銀栄アーケード

銀栄映画館と銀栄アーケード」の記事に、この建物が「銀栄アーケード」という商店街だったことを記述されていた。

レコード店、金物屋、駄菓子屋、写真館などが入っていたそうだ。

「まちBBS」に地元の人のコメントがあったので要約する。

・15年前くらいに閉鎖
・30年前はゲームセンター、写真屋、入り口に宝くじが販売されていた。
・小学校では行ってはいけない場所だった。

 

昔のアーケード商店街。まさに元祖。八街が商業地として賑わっていたのは、成田空港が開港する前。1960年代くらい。

冨里の方からも買い物は八街へ訪れる人が多かったのだ。今は人の流れが変わっているが。

映画館については違う記事にて!お楽しみに

 

(訪問日:2021年2月)