八千代市桑橋散策。荘厳な「桑橋熊野神社」と睦小学校に残る二宮金次郎像を見に

八千代市桑橋散策。荘厳な「桑橋熊野神社」と睦小学校に残る二宮金次郎像を見に

八千代市桑橋。睦小学校に二宮金次郎像があるという情報を聞き、一度訪問してみたかった場所です!

八千代市「桑橋熊野神社」

千葉県八千代市桑橋910−2。千本桜で有名らしい新川の西側、道の駅やちよの近く。以前訪問した米本団地から新川を渡って西側にある町だ。→「よなもとショッピングセンター」完全に”陸の孤島”米本団地にある商店街の現在

今回は、県道61号沿いから向かった。

県道61号

秀明八千代中学・高等学校の近くのバス停脇には庚申塔群。

県道沿いの庚申塔

木に寄りかかっている庚申塔も。一部倒壊してしまっている。

木に

県道から睦小学校がある東側へ道を進むと街灯も無く夜通ったら怖そうな道。八千代市内でも駅前と少し奥に入ると全然景色が違う。

そして、「桑橋」という地名。くわはし、と読んでしまったが正しくは「そうのはし」と読む。角川書店『日本地名大辞典』によると、江戸期~明治22年まで存在した桑橋村。明治45年に桑橋養蚕組合が設立されたとも記載されているが、養蚕業が盛んだったことが地名の由来かな?

桑橋熊野神社

道沿いに桑橋熊野神社があったので立ち寄った。上まで確認できないほど背の高い樹々に囲まれた神聖な空気感のある神社。

桑橋熊野神社 参道

鳥居は道から少し離れた場所に設置されており、参道が奥まで伸びている。

鳥居
女人講中

広い境内には、杉、赤カシ、スダジイなど巨木揃い。保存樹木としても指定されているようだ。

保存樹木
赤カシ

静かで、マイナスイオンを感じる。駅前の開発は進んでいる中で、こうした原風景が八千代市内にはまだ多く残っているようだ。

本殿は、大正12年(1923)の関東大震災や昭和62年の房総沖地震により基礎がゆがみ老朽化も甚だしかったため、平成8年に大改修されたという。

社殿

記念碑に詳しく記載されている。

記念碑
安政期の手水鉢
明治期の狛犬

熊野神社を後にしようとしたところ、道路を出てすぐにも天神社の鳥居が。こちらは参道が茂っていて参拝は断念した。

天神社

また、その近くには倒れた庚申塔群。側面には「桑納村」とある。桑納(かんのう)と読むらしい。

桑納村

角川書店『日本地名大辞典』によると、睦村の役場が置かれていたよう。どこに役場があったのだろう?

倒壊している

台座だけを残して倒壊してしまっている庚申塔群…道路と反対側へ倒れこんでいる。

保存樹木と三山信仰
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八千代市立睦小学校と二宮金次郎像

千葉県八千代市桑納176。やっと到着しました、八千代市立睦小学校へ。こちらは裏門。

小学校に隣接している旧商店?「三角屋」。現在は閉まっているが、かつては郵便ポストやたばこ販売の面影が残っていた。

三角屋

三角屋の並びにある睦小学校の正門。ホームページに学校の沿革がまとめられている。

明治6年5月開校。妙光寺にて東尋常小学校として開校し、明治41年に合併があり睦尋常小学校へ。

睦小学校の正門

学校の現況としては、緑豊かな田園地帯に位置する学校で、20数年前より地域開発が進む中、新興住宅地域から通学する児童が増加。学区が広いため、平成26年からスクールバスを運行しているという。4年生以上は自転車通学!だから車で送迎している保護者の方が多かったのですね~

二宮金次郎像

正門脇には二宮金次郎像。なかなか古そうな像だなと思ったが、側面に「皇紀2600年記念」として制作されたことが分かる文字が刻まれていた。

 

皇紀2600年記念ということは、昭和15年(1940)。二宮金次郎像が記念行事のひとつとしてここでは造られたのか…

凛々しい顔。地域性なのか二宮金次郎像は同じものが無いので巡っていて面白い。

千葉県内の二宮金次郎像を記録中。他にもご存知の方がいましたら教えてください!なかなかまとまった情報が無いので苦戦しています。

 

(訪問日:2022年3月)

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