和田漁港周辺の「竜宮様・縁結びの鐘」と古井戸 -和田町⑵
再び和田浦駅へ。以前、青春18切符で和田浦駅へ立ち寄ったが、少し気になったところがあって再び和田浦駅…
夕暮れが迫っており、次の電車が車での1時間で以前行けなかった裏道を探索。目的だったある場所は結局不発だったので省略します…
和田町共同墓地
千葉県県南房総市和田町和田。国道128号沿いの和田町道路元標から海側の住宅街の裏道を歩いていると、地元の方々の古い墓地があった。
墓地を囲う石造りの塀に目が奪われた。石材は房州石かしら?
特にこの場所はグーグルマップには記載されていない。だが、中央には両サイドに立派な門柱を兼ね備えた記念碑のようなものが建っていた。
文字が読みづらいが、「紀清忠魂義烈碑」と書いてあるように見える。和田町では有名な方の忠魂碑だろうか。
竜宮様・縁結びの鐘
墓地の並びに、「竜宮様入り口」と一度見たら気になって仕方がない看板と遭遇。どうやら海側に伸びる道に竜宮様が存在するようだ。
海をバックにそびえ立つ鳥居。ここが竜宮様だそうだ。
竜宮様は観光地として知られているようで、グーグルマップにも記載、説明看板も設置されている。
竜宮様の由来
竜宮様は文化年間(1804~1817)には「竜ケ岬」と呼ばれていたと記されております。
ここに竜宮様と呼ばれる石宮が祀ってあります。
竜宮様は地域から「深海の底にあって竜宮の住むと云う宮殿」ということで、海上安全、大漁祈願、商売繁盛、縁結びを願って祀ったものです。
地元の人たちは新年の初参りは鎮守は熊野神社へ、初日の出は、近年全国的にもパワースポットとして注目され、この竜宮様がにぎあいます。
元々、地元の漁師の方々が石宮を大切にしていたそうで、平成22年に有志の方が私財を投じて新たに縁結びの鐘を設置したという。
大漁祈願、商売繁盛、海上安全、縁結び。太平洋が一望できるこの場所からは、願い事が叶いそうな気がした。
和田町の街中・古井戸
最後に、竜宮様~和田漁港の間にある漁村を探索。
船のハンドル(舵輪)がオブジェ?として置かれているのが漁村らしいなと思ったり。
こちらは、以前の記事でもテンションが上がった石蔵。よく見たら、奥は海鼠壁…
あと、井戸が多いのも印象的だった。昔はここで井戸端会議なども行われていたのだろうか…
こちらは用水。
そしてもう一つ。かつて釣瓶が存在したのか、井戸の上に一部コンクリートが残っていた。
今は使われていない。
(訪問日:2021年9月)
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