運河駅から運河沿いを歩いて|水堰橋 煉瓦造りの樋門

今回の旅は、野田市瀬戸へ。
運河駅から利根運河沿いを歩いて1時間ほど。その途中には煉瓦造りの橋がありました。歩く方はいないと思いますが、運河駅からの徒歩ルートを記録しておきます。
運河駅から利根運河沿いを歩く
割烹旅館「水明荘」を目指して徒歩で向かう。
JR柏駅の高島屋内にある「コーヒープラザ壱番館」で腹ごしらえを。以前にも訪問したことがあるが、バラの形のアイスクリームが人気。
東武アーバンパークライン運河駅で下車。現在は東京理科大学のキャンパスがあり学生が多いが、かつては、蒸気船が通り、関連する商店や旅館、醸造所などが並び大層賑わっていた。
以前歩いたのは、運河駅の西側。今回は利根運河沿いを東へ進み、利根川沿いにある旅館を目指す。利根運河沿いは遊歩道として整備されていて歩きやすい。
昭和16年の台風で水堰橋が崩壊し船が通行不可能になり、陸上交通の時代に入ったこともあり利根運河の歴史は幕を閉じている。
水堰橋 煉瓦造りの樋門
千葉県柏市船戸山高野「水堰橋」
運河駅から4.3㎞。1時間弱歩いて、ようやく一つ目の目的地へ着いた。
遊歩道からは少し遠いけど、水堰橋の近くにある土木遺産が見たかったのです。
本当は近づいて撮影したい所を我慢し、カメラで拡大して撮影。
野田市ホームページの「シリーズ4 明治期のレンガ造りの建造物」に近景が掲載されている。銘板に明治期の煉瓦造りであることを示すものも。
野田の魅力を発見!!
利根運河に架かる県道我孫子関宿線の橋梁(水堰橋)の近くに、明治時代の貴重な産業遺産とも言えるレンガ造りの樋門があります。 樋門とは、堤防の中に設けられたトンネル状の水路のことで、河川などの水位が高くなったときに、川の水が内地に逆流して来ないように堰き止めるための建造物です。
銘板に、名称や設計者などは記されていませんが、今から114年前の明治41(1908)年に建造されたことがわかります。使用されているレンガは、明治期に千葉県や茨城県で建設された水門に特有の赤黒いもので、高い温度でしっかり焼き締めることで撥水性能が高くなる、鼻黒・横黒レンガです。利根運河の水堰橋も当初はレンガ造りでしたが、現在は鉄筋コンクリート造です。日本ではレンガが多用された期間が短いこともあり、この樋門は利根運河近くに現存する、明治時代の貴重な土木建造物です。
橋を渡り、今度は利根川沿いの県道7号を北へ進む。工場が多くトラックなどの交通量が多いので歩くにはお勧めしない道だった。

野田市瀬戸。バス停に辿り着いた。本数が少ないので駅から歩いたのでした。

目的の宿は、クリアビューゴルフクラブ&ホテルの隣にある割烹旅館「水明荘」。
県道から旅館に向かう看板がある。
利根川方面へ細い道を進み、突き当たりにあるのが旅館だ。
駐車場もあるので大抵の人は車でしょう。
運河駅から歩くのは少し疲れました。次回は車で伺いたい。笑
次は、水明荘のレポートです。
追記:
いよいよ、今週1月24日が出版の本の発売日です!
メディア出演が多くなってきましたが、私の顔をSNSなどで貼ることはご配慮いただけますと幸いです…!本の告知のため渋々顔出ししていますが、今後活動しづらくなるのでわがままなお願いですがどうかお願いいたします。
(訪問日:2023年1月)
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