銚子電鉄の終点「外川駅」大正時代のレトロ駅舎を愛でる -銚子27

千葉県のローカル鉄道「銚子電鉄」に乗って銚子の各地を探索。今回は、終着駅である外川駅へ。
大正時代に建てられたレトロな木造駅舎はロケ地としても有名で、多くの観光客で賑わいます。
銚子電鉄の車窓から
2022年、今年6年ぶりに赤字経営を脱却したという銚子電鉄。ぬれせんべい、経営状況が悪いことを逆手にとった自虐ネタや、まずい棒などユニークなPR方法で注目を集めているローカル線だ。
千葉県の他のローカル線と比べても、知名度はかなり高いのではないかと思う。小湊鐵道、いすみ鉄道、流山線など。

銚子電鉄は土日ともなると多くの観光客で賑わい、この日も座れないほど乗客がいた。
銚子電鉄では乗務員さんが電車内を一人一人周り、切符を販売しているのが印象的。他では見かけない。というか、大変だと思うし、毎回駅で乗り降りする乗客に1人で対応しているのが凄い。若い女性の乗務員さんだった。

飯沼観音では毎月第4土曜日に骨董市も開催されているらしい。これは行かなくては!!

海鹿島(あしかじま)駅は、関東最東端に位置する駅らしい。かつて、明治~大正時代には多くの文人が訪れ、別荘が建てられていたそうな。

アシカも実際に存在したという。
犬吠埼の高台に建つ「ホテルニュー大新」。今回私が宿泊した大新旅館の系列店でこちらも気になる。

大正時代のレトロ駅舎「外川駅」
銚子電鉄から片道約6.4㎞、約20分ほどで終着駅の外川駅へ。ぞろぞろと乗客がホームに降り立つ。

人が多くて全体感が撮影できなくて残念だが、大正12年に開業した当時の姿を残すレトロな木造駅舎にうっとり。

旅客運賃表も手描きってところがまた味わい深い…

外川駅の外観がこちら。駅舎内では、鉄道グッズやぬれ煎餅問うお土産も購入することができる。


昭和60年放送の、NHK朝の連続テレビ小説『澪つくし』のロケ地としても知られ、説明看板が設置されている。私は生まれる前で実際に視聴したことがないのだけれど、いつか観てみたいな…

木造駅舎と、赤いポストと銚子電鉄、さらにホーロー看板付きベンチが映る一枚。この風景をいつまでも見たいものです。

郵便ポスト前にある郵便バイクもこんなにレトロな物は初めて見たな~レアかも。

外川駅前にあったレトロ博物館
外川駅前には、往年の姿に修復されたデハ801も保存展示されている。実は、2016年に外川を訪れた際に、この車内も見学することができた。

2016年の様子。今は感染症対策で車内公開は中止しているらしい…残念!

昭和ノスタルジー館として昭和の家電や玩具などが展示されていた。2017年に閉館となり、車内は運行当時に復元、修復工事後、一般公開されていたそうだ。
見学当時は、高校生だったが、ドラえもんの顔が強烈な印象を抱いたので撮影…

落ち着いたらまた再開されるのかな?

外川駅に訪れた観光客は、駅舎で撮影をしてそのままUターンして銚子電鉄に乗ってしまう人が大半だった。駅周辺でもう少し楽しめる場所があれば滞在時間も長くなるのに…と思った。
外川駅の周辺
外川駅の周辺。閉店しているお店も多いな。右手は「東京屋」というお店だった。正面は「山口薬局」。

東京屋の隣に、2020年以前は昔ながらの商店が営業していた。今は更地。
左手にあるのは、「外川ミニ郷土資料館」。漁業で栄えた銚子市外川町の歴史、方言、民話を展示。入館無料。

この日は時間が無くて立ち寄れなかったので後悔している。地元の方からお話を伺うなら資料館は必須だな~

外川では、海に向かって伸びる道にも名前がついている。

銚子電鉄に乗るだけでなく、外川駅周辺の探索も合わせて銚子の魅力を伝えられたらな~と思います。
(訪問日:2021年11月)
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今回の記事、たまりませ~ん❗️
いつか行きたい場所です。
郵便バイクは小道具ですよね?
ぬれ煎餅、また食べたいです。笑