銚子電鉄「観音駅」周辺の商店街へ。丸福味噌店の旧味噌蔵を発見 -銚子26
銚子の探索つづき。裏道に残る石造りの蔵は、かつての味噌醸造店の面影だった。もし「丸福味噌店」をご存知の方がいたら教えてください!
その後は、銚子電鉄「観音駅」周辺へ。
銚子「丸福味噌店」の石蔵
千葉県銚子市末広町5−1。銚子の探索二日目、まずこの日見かけたのは交差点の角にある「銚子商工会議所跡碑」。
現在はパーフェクトリバティー教団の教会に。
銚子駅から銚子電鉄に乗って東側へ向かおうと思っていたのだけれど、次の電車が来るまでに時間がかかることが判明したので、歩いて向かうことに。
玉屋時計店は、先ほどの碑の並びで現在も営業中。そして旧公正會館から北の裏道で気になったことがあるので寄り道することにした。
以前、銚子を探索した際に見つけた石蔵。→本通り商店会、裏道の「マルフク味噌」蔵、新生仲通りへ -銚子⑻
マルフク味噌店の蔵だと分かったが、その時に遠くからしか撮影していなかったので近くから見たいと思っていたのだ。
こちらが、マルフク味噌店の石造りの蔵。千葉銀行趙支店から南へ裏道を入ったところにある。
わずかな希望を託して訪れたが、やはり店舗は更地になっていた…残念。2012年頃は残っていたのだけれど。ホーロー看板も無くなっている。廃業されたのだろうか。
蔵は頑丈な造りなので壊すのが大変なのだろうか。蔵だけが現在も片隅に残っている。
蔵の扉の上部には、マルフク味噌店のマークである丸に福。
マルフク味噌について調べてもあまり情報は出てこないが、メルカリで前掛けが出品されていたみたいだ。それによると、マルフク味噌株式会社の電話番号は1224番。
蔵の向かいにはクリーニング店があった。
銚子電鉄・観音駅の周辺
その後は、銚子電鉄の観音駅を目指して南へ歩いた。
石毛呉服店は、明治16年創業の老舗。
観音駅に行く前に。グーグルマップに記載されている「飯沼城跡」を目指してみた。
が、よくわからなかった。飯沼観音自体の土地が周辺の土地よりも一段高い場所にあるらしいので、飯沼観音自体が遺構かもしれないが、Googleマップは飯沼観音の南にある飯沼山圓福寺の方を指している。
その近くで取り壊し中の建物。元料亭のような雰囲気だと思い撮影した。
銚子市東町14-7、会席料理店の「天金」というお店があったが閉業したらしい。昔は木造の立派な料亭で、少し前に建替えて綺麗な雰囲気に。コロナで厳しかったのだろうか。
2020年のストリートビュー
そして、観音駅へ。まずは駅周辺を探索してから駅舎へ向かう。駅の南北に商店街のような長閑な風景があった。
たばこ・牛乳が描かれた山本商店。駅前のミルクスタンドといったところだろうか。
少し北に行くと、ショップ&ライフ永田屋本店。良く千葉県内で見かけるなと思ったら、ショップ&ライフって千葉県を中心に展開していたコンビニエンスストアなのですね~
その並びには青果店、洋服店など。反対側に斜面に沿って古い建物が並んでいる。緑の蔦に囲まれてもはや見えない。
遠州屋染物店。歴史がありそうな雰囲気。
再び観音駅へと戻る。駅の踏切挟んだ側に、タイルだけが残る一角が。ここにはどんなお店があったのだろう。
2012年のストリートビューを見ると、和菓子屋さん?左手にはタイル張りのたばこ屋のショーケースらしきものも。
そして観音駅前には何故かたい焼きの看板。2017年に閉店してしまったそうだ。
「観音駅」の今昔
銚子電鉄「観音駅」。大正12年に開業、大正14年に現在地に移転している。
西洋の洋館風の駅舎。
かつては入って右手にたい焼き屋が併設されていたらしい。
現在は人形が窓から覗いている。このお店のたい焼き店に思い出のある方もいらっしゃるでしょうか?
銚子電鉄の沿線のご案内。観音駅は「金太郎ホーム」など個性的な名称がついた駅名もあって楽しい。
そういえば、戦前の観音駅は竜宮城のような派手な外観、という絵葉書を見たことがある。貴重なものなのでネット上にも写真が無いのが残念だが…
また情報が分かり次第追記します。
銚子電鉄は何度も乗ったことがあるが、各駅を降りて歩いたことはないので今回は全駅制覇を目指して歩きます。次は外川駅へ!
(訪問日:2021年11月)
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