長南の味噌屋「㈲藤平由治商店」。最後の一軒、老舗の味噌・糀製造店へ。長南町のお土産に! -長南⑴
- 2022.11.18
- 醸造所(酒・味噌・醤油など)
- 千葉県, 老舗
長南町には、老舗の味噌・糀製造店「藤平由治商店」が営業中!
すべて手づくり、昔ながらの製法の味噌は、県内でも貴重なお店。普段とは一味違う美味しいお味噌をぜひ皆さんも味わってみて下さい!
長南の味噌屋「㈲藤平由治商店」
千葉県長生郡長南町長南1369。セブンイレブン上総長南店のすぐ近く、県道147号沿いに味噌屋「㈲藤平由治商店」が営業中。味噌屋は県内でも珍しいので、探索の帰りに母と立ち寄った。
創業70年以上、現在3代目のご主人と奥様で営業中。
最初、敷居が高いイメージもあったが、初めてでも優しく迎えて下さり昔の話も聞くことが出来た。皆さんも勇気を出して扉を開けてみて下さいね~
詳しいレポートは、「長南町地域おこし協力隊 さっちゃんのブログ」にまとめられている。
会社名の藤平由治は、自分から見て祖父で、その時代に味噌・糀の製造販売を始め、父の代で飼料・肥料・穀物の販売事業を始めました。曾祖父の代は、豆腐屋でした。
自分の記憶の範囲で、町内には10軒の糀屋がありましたが、時代と共に家で味噌作りをする人が減ったせいか、今ではこの店だけになってしまいました。伝統として続けてきた事をなくす分にはいかないと思い続けています。
地域の伝統や商店街を守りたい、という地元への愛や手づくりの糀へのこだわりに感銘を受けます。昔は長南町だけで10軒も糀屋があったのですね…
今はスーパーに行けば簡単に味噌を購入することが出来る。しかし、それぞれの家庭で味噌を作っていた時代、今とは違ったそれぞれの家庭の味があったのだろなと思った。そして、その最後といっても過言ではない伝統を藤平由治商店は守っている。
店内には昔の大きな木製看板が展示されていた。「糀製造販売店」とある。
左には千葉県長南町…庁(長)が旧字体の廳。そういえば道路元標も同じ表記だったな~同年代のものだろう。
手づくり糀は、1月から2月の期間限定で造っていて、米糀1升800円。大人気商品とのこと。
糀を製造販売しているお店、ほとんど見かけないので今回入ったのが初めて!
「うきこうじ味噌」には、白味噌と赤味噌の2種類がある。
詰め合わせセットは3種類の商品が入って1800円。プレゼントにも良いかもしれない。
店員さんにおススメを伺うと、レジ横にある赤味噌と白味噌をおススメされたので、量り売りで購入。
左が半粒の赤味噌1㎏(670円)。右が粒・甘口のうきこうじ1㎏(540円)。
味噌の量り売り自体も初めて見た。
スーパーに並んでいるパッキングされた味噌よりも俄然美味しく見える。そして、迷ったら優しくおススメを教えて頂けるので好みの味噌を見つけてください!
味噌はどこで買っても同じだろうと思って適当に選んでいたけど、やはり手づくりの味噌は一味違う。洗練されたというか、大豆の旨味が濃縮されていて、大量生産では作り出せない味。
こういう手づくりの味を残していきたい…
私が訪れた時はGoogleマップの口コミもほぼ無く、情報が無かった。どんどん発信して多くの人に知って頂きたいお店だと思う。
私の母曰く、今まで購入したお味噌の中で一番好きとのこと。
糀の甘味を感じる、母の好みに合ったお味噌だった。このお味噌を買いに行くためだけに行くのもありかもですね。
長南エコバック&直売所
その後、セブンイレブン上総長南店でも長南町に関するグッズが販売されていた!長南エコバック!
お値段も手ごろ。白、黒、赤、ピンク、青、カラーバリエーションも豊富。製作した方は一体どなたなのでしょう?デザインも長南町らしい歴史を感じるプリントで、持っていても恥ずかしくないオシャレなバックだった。
黒のエコバックを購入。長南町、初めて訪れたけどとっても好きになりました!
長南町から帰宅する道沿いに直売所があったので寄り道。
確か、長柄町山根にある「産直広場太陽」。
自然薯を食べたい!という私の願いを叶えるために?父が探してくれた。
また、併設する建物には日清食品のカップヌードルの自動販売機が設置されていた。自販機でカップヌードル購入したことはないが、今レトロな自動販売機が流行っているので購入する方も多いのかも?
そして直売所で購入した品々。直売所って安くて新鮮、かつ普段見かけないような地元の商品がたくさんあって見ているだけで楽しい。
(訪問日:2021年12月)
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