新柏駅近く「つくしが丘商店街」。可愛いアーチ看板と街灯が素敵
柏市、光ヶ丘商店街から歩いて新柏駅へ。今回の目的地は、つくしが丘商店街。商店街を彩るアーチと装飾が美しい商店街が残っていました。
柏・光ヶ丘商店街から歩いて
千葉県柏市光ケ丘4丁目1−2。前回のつづきで、光ヶ丘商店街から歩いてつくしが丘商店街を目指す。
光ヶ丘商店街の中心街から離れるが道沿いに個人商店が並んでいる様子。真ん中の小屋はスナックだった建物。
今は左側にあるセブンイレブンに多くの人が集まっているので、パン屋さんも閉店している。
北へ北へ進む。日が暮れてきたので駆け足で歩いていると、バス停に「火の見下」と書いてあるのが気になった。
火の見櫓が近くにあったのだろうか。見渡しても住宅街で火の見櫓は見当たらなかった。
今回の目的地は、千葉県柏市つくしが丘2丁目。東武野田線「新柏駅」西口から南西に位置する商店街である。
つくしが丘商店会のアーチ
つくしが丘商店会へ到着!商店街の入り口には両側に街灯のアーチが建っていて歓迎されているのが嬉しい。歩いて来てよかったと思える。
”いらっしゃいませ”とあるのも嬉しい。
商店街の入り口、左には京葉銀行つくしが丘店。
東武野田線の方へ向かって伸びる商店街である。
また、街灯に青色の装飾がついているのが気になった。私が普段訪れる商店街ではもう装飾をつけていない商店街の方が多いので、装飾があるだけで商店街の雰囲気が明るくなると感じる。
写真だと伝わりづらいが装飾が光に照らされ、また夕日にとても似合っていた。夕方に訪れたのが正解だった。
柏市・つくしが丘商店会の店舗
そういえば、つくしが丘商店会の地名、つくしが丘の由来は何だろう?つくしが昔はたくさん咲いていたのだろうか?
「柏氏カシワの地名由来」によると
昭和48年(1973)に起立。もとは柏市名戸ヶ谷・中新宿・中原の各一部。地名は響きの良い言葉を用いた現代地名。
響きの良い言葉を用いたとあるので、つくしとは関係が無い土地ということだろうか。
商店街の入り口に看板が設置されていた。”みんな生き生きサービスいっぱいの「つくしが丘」”とあるが、昔はかなり賑わっていたのだろう。
柏市が設置した看板のようで、イラストからも時代を感じる。
でも、現在は営業しているお店も少なく、駅へ向かう人、駅からの帰りの人が歩いているだけで商店街としては静かだった。
左側の2店舗は2012年のストリートビューを見ても閉まっているのでどんなお店だったのかよくわからず。さきほどの地図によると、自家製焼き鳥専門店があったらしい。
寝具店「大黒屋」。グーグルマップには営業中とあるので訪れた時間は営業時間外だったのだろうか。
右側にあった浅野米店は新しい建物になっていた。
2012年のストリートビュー
たばこの看板があるのは、山二酒店。アーケード屋根が一部あるが、昔は道沿いに屋根が並んでいたのかもしれない。
隣の花屋は定休日のようだ。
隣には囲碁クラブ。
商店街の店舗があまりにも営業していないので、被写体が装飾ばかりになってしまう…
商店街の手ごたえはあまりつかめないまま、新柏駅方面へ。
かつて上の写真の右から2番目あたりに朝日新聞店の店舗があり、レトロなイラストが描かれているが、こういう朝日新聞のイラストは初めて見た。追記:朝日新聞の看板のイラストは、夕刊の連載漫画ペエスケ(園山俊二)だそうです。
右側に元文具店の建物。
隣にはクリーニング店もあり昭和の文具店の雰囲気が懐かしい。
レトロな明治牛乳の店舗
商店街もそろそろ終わりと思ったころに、右側にインパクト大の建物が。
明治牛乳の店舗である。柏つくしが丘販売店、平山牛乳店と書いてある。
廃れているが、青と黄色、緑色の蔦が絡まる建物が美しいと感じた。
文字の部分は木製。また、明治牛乳の昔の旭マークも見れて嬉しい。
なぜか惹かれてしまう建物。言葉には表せないのだけれど、こんなの撮影しているの私くらいだと思うのでたくさん撮っておこうと思った。
牛乳店を後にし、交差点へ。交差点のところにつくしが丘商店会の街灯のアーチが建っている。
通行の関係からか、2つのアーチの位置が離れている。
商店街の街灯は、新柏駅近くにもあるがメインは先ほど歩いたつくしが丘商店街のようだ。駅前にはあまりお店は無かった。
新柏駅ホームから。北口には東武ストアがあり、開けている。
この日は、北松戸駅から歩いて栄町の商店街を5つ、馬橋駅、柏駅からバスに乗って、光ヶ丘商店街、つくしが丘商店街を探索した。
商店街は各地にまだ点在しているので、終わりが見えないな…
(訪問日:2021年7月)
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朝日新聞の看板は、夕刊の連載漫画ペエスケ(園山俊二)です。
つくしが丘商店街近辺に40年弱住んでいるものです。
平成初期の頃までは両側に商店が立ち並び、記事内の写真にも写っている米屋、布団屋側の歩道は全域アーケードが設置され、道路を通行止めにしてお祭りを開くなど大変賑わっていました。
平成何年かは忘れましたが、新柏駅前の東武ストアが開業した事で顧客がそちらに流れ、また商店街の主人の高齢化、後継者不足による閉店ラッシュも続き、今では街灯と京葉銀行くらいしか当時の面影はありません。