銚子「川口神社」漁船の守り神。利根川沿いの高台にある古社 -銚子40

銚子の川口神社は、漁船の守り神として古くから信仰されきた古社。丘の上にあり、利根川と銚子漁港の船の出入りが一望できる景観も素晴らしい神社です!
旧西廣家と西廣商店
千葉県銚子市川口町。前回、銚子の漁業を支えた「旧西廣家住宅」の一般公開に参加し、洋館付の邸宅を堪能した。
個人的には旧西廣家住宅の西側にある建物も気になっている。

電話番号のホーロー看板が残っているので、なにかご商売をされていたのでは。

そして漁港へと向かう途中の交差点に「西廣酒店」があった。

見学した旧西廣家とご親戚の可能性が高そう。

シャッターが閉まっていたが、タバコ屋のショーケースがちらり。

利根川の河口に位置する銚子第二漁港へ。夕方だったので静かな時間が流れていた。

漁船の名は「第三十一御嶽丸」。

屋号である□に久、旧西廣家住宅でぜひ船を見てほしいとおススメされたのだった。写真では伝わらないかもしれないが確かに立派…

銚子「川口神社」
千葉県銚子市川口町2丁目6378。銚子を代表する川口神社は必見。戦前の絵葉書でもよく見かける場所だ。
漁港に面して鳥居が立ち、丘に向かって参道が続いている。

「川口神社と大漁節」についての説明看板。

毎年、旧暦の6月15日に「大潮まつり」が開催され、大漁を祈願して漁業関係者が神輿を担ぎ大漁・海上安全を祈願する祭りとして知られているそうだ。






参道を抜けると、丘の上に建つ川口神社の階段が見えてくる。手前に「昭和十年」と刻まれているので昭和初期から変わらない玉垣が並ぶ。

階段の左手には「松陰先生曾遊之地碑」と刻まれた碑。

吉田松陰は嘉永5年(1852)に東北旅行の途中に銚子を訪れ、その記念で建立された碑だという。揮毫はジャーナリストの徳富蘇峰。独特な丸い字体だった。
碑がたくさん建っているが、敷地内に入れないので遠くから。

川口神社は、寛和2年(986年)に創建の古社。

「まるごとeちば」より引用。
祭神は、速秋津姫命を祀っています。昔から利根川河口を出入りする漁船の船主や漁業関係者の守り神として、漁師の信仰が厚く、拠り所となってきました。また、白紙明神ともいわれ、あざ除けの祈願に訪れる女性も数多くいます。祭りは旧暦の6月15日に「大潮まつり」と称し行われています。

彫刻が見事!柱にまで彫刻が波のように押し寄せている。迫力がある。

なだらかな石段と木々の先に見える海の景色。なぜか撮影していなかったようだけど、アニメの聖地としても人気のスポットらしい。

かといって、神社のすぐ脇は民家が広がっているのでとても静か。
銚子は何処を歩いていても、コンクリート製ゴミ箱が残っているから凄い。

(訪問日:2022年1月)
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川口神社懐かしいです。
小学校のころ、大潮まつり参加して子供みこしかついでいました。
階段降りた所に駄菓子屋さんが有り、小学生のたまり場でした。
今は子供も少なく、そういう風景が無くなったのはとても寂しいです。
記事をたまたま目に止まり、懐しく、久々にお参りしに行ってみようと思いました。