築地「大宗旅館」。路地裏にひっそり残る築90年の老舗旅館。築地の旅館に泊まりたい -築地⑴
「大宗旅館」は築地の住宅街で見かけた小さな老舗旅館…
情報が少ないけど、とても気になる昭和の旅館が築地の住宅街の中にある。
追記、旅館宿泊記録はこちらです!!
築地「大宗旅館」
東京都中央区築地7丁目の路地に「大宗旅館」は佇んでいる。
周囲は高いマンションやビル。旅館にはほとんど陽が当たらなそうなくらい…静かだ。
そしてびっくりしたのは、隣にアパホテル!新しいビジネスホテルが老舗旅館の隣に立っている光景はなんだかなあと思ったり…
あまりにも静かなので営業しているのかな?と思ったけど、電話予約で宿泊できるみたい。ネット予約はしていないので普段は空いているという穴場。一泊は6千円。
武家屋敷型の老舗旅館
中央区のホームページに、大宗旅館の情報が載っていたので引用。
間口の広い旧武家地の敷地に入母屋屋根をかけ、門塀を構えて庭を持つ武家屋敷型の建築である。建具や欄間、風呂場や洗面台などに凝った意匠が施されている。
現在は旅館として活用されており、住居建築の内部空間を鑑賞することができる。建物の正面外観や門、塀、前庭が歴史的な街路景観を形成している。
現在は旅館として活用されており、住居建築の内部空間を鑑賞することができる。建物の正面外観や門、塀、前庭が歴史的な街路景観を形成している。
元々は民家だったため、客室は2部屋のみ。
海産物問屋が建てたと書いてあるので、もしかしたら近くにあった看板建築の建物とも関係しているかも?
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住所表記のホーロー看板も残っている。ちょっとぼけてしまったけど…
昭和3~4年に建てられ、現在90年の歴史がある旅館建築。創業は昭和5年(1930)。
知る人ぞ知る建物ですね。
かつては2階の窓から、どのような景色が見えたのだろう。
新型コロナウイルスの影響は受けているのだろうか。元々客足も少ないと書いてあったので、これから閉業しないのか心配だ。
こういう昭和の旅館が東京にまだ存在することに驚きを隠せない。
アパホテルが進出、土地開発など色々な問題があるとは思うがどうかこれからも残ってほしい。早く宿泊に行かなければ…
宿泊して建物内の写真を記事に残せる日をお楽しみに。
追記:
実際に宿泊したという方からコメントを頂いた。
最近は、新型コロナウイルスの影響で常連さんも来ず、困っているとのことです。部屋は随時空いていて、一泊食事無で6千円。予約は電話のみ。
お近くの方はちょっと旅行気分でぜひ!
追記、旅館宿泊記録はこちらです!!
(訪問日:2020年10月)
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