「千城台西商店街」モノレールの終点、レトロな看板や人気店がある商店街 -千城台⑴
千葉都市モノレールの旅へ!モノレールの最終地点、千城台駅には商店街が4つも存在します。昭和好きな人にはたまらない街並みが残っていました。
千葉都市モノレール「千城台駅」へ
千葉県千葉市若葉区千城台北3丁目21。千葉都市モノレール「千城台駅」で降車。モノレールに乗る機会がないので、初めて降りる駅。
1日乗車券を買ってこの日はモノレール周辺を探索した。
千城台駅は、昭和63年(1988)開業。周辺では昭和40年頃からニュータウンの整備が進められており、集合住宅や住宅地が広がっている。
駅前には大きなショッピングモールもあるので買い物が便利だろうなと思う。まずは駅から千葉市若葉文化ホールの前を通って、1つ目の商店街へ。
そういえば、千葉市って下のような木が多くないですか?特に団地の周りとか…
千葉市以外では見かけたことが無いなと思った。どういう目的があるんだろう。
千城台西商店街へ
千葉県立千城台高等学校の南側に伸びる商店街が「千城台西商店街」。
商店街の入り口には「お買物は西商店街」との看板!頼もしい…
右側に店舗が並んでいる。
和菓子店「しんかね本店」も営業中。老舗の和菓子屋さんらしく、地元の方の評価が高い…
「いのはな団子」「すあま」が美味しいとのこと。この時は先を急いでいたので寄らなかったが、お土産を買いたい!
かつては店頭に屋根があり、千葉市優良土産品指定と書いてあった。
隣は泉田米店。クリーニング店も併設している。
エネオスのキャラクターが、やかんになっているイラストが可愛かったので撮影。
その隣はそば屋さん、かつては並びに花屋さんもあった。
市営千城台第三団地
そして、商店街の向かい側に並ぶ団地に圧倒された。
2階建ての団地の建物。市営千城台第三団地と呼ばれ、範囲も広く、千城台公園の方まで広がっている。
また、平屋タイプの団地の建物もあった。私の曾祖母の家が同じようなつくりなので凄く懐かしい…
防犯町ぐるみ、みるみる運動の看板も!千葉市内でよく見かけるな~
平屋タイプの団地の建物も建替えられずに残っているのは珍しいのではと思うので念入りに撮影。
団地に住んでいる方が商店街に買い物に訪れていたのだろう…
記録用に大量に撮影したものを掲載。各地で団地の建て替えが進んでいるので、こういう建物もいつまで残っているかわからない。
大人気の鮮魚店「石毛魚類」
商店街へ戻る。商店街の真ん中あたりにある鮮魚店「石毛魚類」は平日のお昼ごろ、大変なにぎわいだった。
人が多くて店舗の撮影が難しく、離れたところから撮影。お客さんだけでなく、従業員の数も多い。魚屋さんらしい威勢のいい掛け声が良く聞こえる。こんな鮮魚店、今どき珍しい…!
調べると、テレビでも取り上げられる人気店らしく、平日には1500人以上、特売日には5000人以上の客が訪れるらしい。凄すぎる…!
車で買い物に訪れている人も多い様子。
new everyにて紹介された時の情報を「テレビ紹介情報」が伝えている。
石毛魚類は40年前に開業。最初は県内にある普通の魚屋だったが、次第に現在の形に進化。現在は県内に3店舗を構えている。石毛魚類を訪れた客は、店頭でまず最初に丸魚に目を奪われる。店内に入ってすぐの場所には刺身用のサクが並び、その奥には切り身・冷凍品が配置されている。店頭に並ぶ魚は50種類以上と品揃え豊富。カゴに入れて他の商品に潰されないよう、刺し身売り場はレジの近くにあった。
石毛魚類のモットーは「毎日が特売日」。これを実現する鍵は市場での仕入れにあった。店長と副店長は、船橋市地方卸売市場へ。手触りで鮮度を確かめていた。この日、市場で大量にイワシを仕入れ、2時間後すぐに店頭に並べていた。刺し身でも食べられるイワシを5匹100円で販売していた。
普通の鮮魚店として開業して50年近く。街歩きの途中だったので店内には入らなかったが、一度買い物をしてみたいと思う鮮魚店だった。
近くに住んでいる方が羨ましい~
西商店街の店舗
鮮魚店の並びにはテント屋根が続いており、商店街の雰囲気を感じられる。
空き店舗になっているが右は花屋さん、奥は時計店である。
江戸前寿司の「土佐ずし」。
その隣は精肉店「地挽」。
そして左側にはスーパーのビックエー。スーパーを囲むように奥に商店街は続いているようだ。
精肉店の建物はさらに奥へ。裏通りなのでシャッターが閉まっているお店も多そうだ。
右側に、かつて衣料品店、喫茶店などが並んでいたようだ。
その奥、新築の家が建っている場所には手作りサンドウィッチ「サンドーレ」のお店があった。
隣の建物は残っている!真ん中の中華料理店「新々」、昔は豚の可愛いイラストが描かれていた。
餃子はお土産でも買えたらしいが、 閉店してしまっている。
スーパーの裏手、かつては和風スナック店があったようだ。2階も居酒屋だったのかな~
千城台西商店街のレトロな看板!
商店街のメインストリートへ戻る。スーパーの辺りで商店街は終わり。
街灯看板が終わりを告げている。
これで商店街は終わり…だけど、古い看板は残っていないのかなと執念深く周りを探索してみる。
あった!
交差点の角、大きな木の陰に隠れて、レトロな看板が残っていた!(歓喜)
「お買物は真心の奉仕でお馴染みの…千城台西商店街 入り口」
入り口ということは、ここからが商店街の入り口だったということか。駅の反対側に設置されている、しかもフェンスの向こうなので気づきづらい看板である。
味わい深いデザインに痺れるな…
看板の位置が気になるが、これからもひっそりと年月を重ねてほしいな…
今回は、みるみる運動の看板よく見かけたな~
千城台、まだまだ続きます!!
(訪問日:2021年7月)
-
前の記事
ボトルディギング!クリーム瓶、みやこ染め、吸い飲み…お宝ザクザク 2022.01.03
-
次の記事
「千城中央商店街」高校~千城台駅に広がる商店街 -千城台⑵ 2022.01.04
「千葉市でよく見かける木」はたぶんカイヅカイブキですね。手入れが楽です。写真のは全く手入れがされていないようですが。もう老木ですね、枝下が上がってしまっています。壮年期までは結構キレイな形になります。千葉市以外であまり見かけないのは、カイヅカイブキ類はサビ病の媒介をするので梨や蜜柑の産地では条例により植栽が禁止されています。千葉市で多い樹木はあと、埋め立て地をメインにキョウチクトウ、マテバシイ、スダジイなど、海岸植生向きの樹木ですね。他の地域も含めて昭和30年代~昭和40年代くらいにはよく植栽されました。植木にも流行があるので。平成のはじめだとハナミズキ、平成の終わりくらいからはシマトネリコとか、セイヨウイボタノキ(これはハリーポッターの影響だと思う)とか。千葉ならではの特徴としては県木のイヌマキを使った生垣が多いこと、千葉市以南でよく見かけます。千葉市あたりだと人の背丈くらいまで、ですが南房総あたりになると、4~5mの大生垣が見られます。