千倉漁港｜南房総市千倉町南朝夷．レトロな千倉漁業協同組合と旧銭湯建築　－千倉⑹

千倉漁港近くを探索。古い木造建築の「千倉漁業協同組合」の歴史が気になる…

また、近くにある「押元才司翁寿像」とさらに住宅街に残る旧銭湯建築を見つけました。

千倉漁港　ちくら漁港朝市開催

千葉県南房総市千倉町南朝夷１１９３−５０。千倉漁港へ。

房総の南端！千倉編。

前回の記事の続きで千倉館に宿泊し、千倉を探索した。

2022年9月初旬。南千倉海水浴場にはサーファーの方々が。
海近くには民宿が点在。

海水浴場の南に位置する千倉漁港へ。

千倉漁港について、千葉県ホームページより。昭和26年に第3種漁港に指定。

地域の概要

本漁港は、房総半島南端南房総市（旧千倉町北部）に位置し、南房総国定公園の指定区域にある。海岸は天然の岩礁を有し、沖合に好漁場を持ち、
古くから沿岸漁業の漁業基地として利用されてきた。

主な魚種としては、アワビやエビ、サザエなど。

そして、千倉漁港では朝市も開催されているとのこと！
https://www.cm-boso.com/chikura_asaichi.html

コロナ禍で休止となっていたが2022年12月より再開！手ぶら海鮮バーベキューが凄く気になる…

朝市では漁港直送のとれたて鮮魚や干物、地元の四季折々の新鮮野菜、地元銘店のお惣菜、和洋菓子などの特産品の販売がされており、中には朝市でしか販売しないレアな商品もございます。

また購入した魚介類をその場で焼いて食べる「手ぶらで楽しむ貸切海鮮バーベキュー」は１テーブルにコンロや食器、調味料がつき、スタッフが焼き方のアドバイスもしてくれます。(第２・第４)日曜の朝はちくら漁港朝市にぜひ足をお運びください！

房総の漁港で開催されている朝市、最近また盛り上がってきたので伺いたいな～！

千倉漁業協同組合の建物

そして海沿いにある水色の木造建築が気になる。近代建築好きとしては見逃せないですよね…

千倉漁業協同組合！

現在は扉が封鎖されており使われているか不明。道路側中央の入り口と、建物横にも入口がある。

果たしていつ頃に建てられたものなのだろうか…

老朽化を感じるが千倉の近代建築として保存されないかな…

「千倉漁業協同組合信用部」の看板も残っている。

建物半分は改装されていて新しい？

夏の青空に映えるレトロな木造建築でした。

押元才司翁寿像（千倉漁港前）

そしてこの建物のすぐ近くにある胸像と大きな板碑。昭和初期頃と思われる雰囲気の囲いが残っているが、敷地内は草が茂っていたので遠くから見学した。

押元才司翁寿像と千倉新漁港竣工記念碑がある。

「房総タウン．com」さんが詳しく調べられているので割愛。→https://bosotown.com/archives/47773

千倉漁業組合長を務め、千倉港築港完成、消防団でも活躍するなど千倉の発展に寄与された方のようです。

千倉に残る旧銭湯建築

その後は、千倉漁港から周辺の住宅街を歩く。

とある路地を曲がったら、あまりにも目を惹く建物があった。

重厚な瓦屋根の上に通気口のような骨組み跡…
これはもしや旧銭湯の建物では？！

千倉2日目の朝、天気が良い時間に改めて見学。やっぱりこれは銭湯建築だろうなあ…

現在は使われておらず静かな様子。入口上部には暖簾がかかっていた跡も見える。

漁師町ということで銭湯も多かったのだろう。

私が以前調べたものだけでも、千倉には4軒の銭湯が存在したらしい。→https://deepland.blog/chiba-sentou-3/#outline__7

恐らくこの建物は「旧塩湯」ではなかろうか。

私にお金があったらこの旧銭湯建築を買い取って新しい活用方法を見出したい…このまま無くなってしまうには惜しいなあ。

余談：カフェダイヤモンドヘッド
地元の方が案内してくれた「喫茶ダイヤモンドヘッド」は、1997年ドラマ「ビーチボーイズ」のオープンセット「民宿ダイヤモンドヘッド」をカフェとして復元したものだそう！→https://www.mboso-etoko.jp/cgi-bin/co_kanihp/info.asp?uid=3064

（訪問日：2022年9月）

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