館山駅より旧別荘街~六軒町の諏訪神社、洋館付き住宅 -館山22
館山駅西口から東口へ、街歩き。今回は前回の国登録有形文化財に比べるとそんなに有名な場所ではないですが、気になっていたエリアを歩きました。
館山市北条 旧別荘街の商店街
千葉県館山市北条。JR館山駅西口から北条海岸の間にある地域は、昔から避暑地として別荘が多かったそう。前回紹介した「旧森田家住宅」は現在もその面影を伝えています。
今回はその周辺の、かつては海岸に抜ける道として賑わったのかな?と思われる通り。写真館、酒屋など店舗が並ぶ。
洋食と手作りケーキの店「とまと」、美味しそう…
そして「渚踏切」を渡り「浜小松通り」を北上し、県道302号へ。
下の写真、左側に写る建物はかつて「房総薬品」。何となく名前からして古そう。
和菓子屋「伊勢屋」、だんごが柔らかくて美味しいらしい。比較的新しいお店かなと思い通り過ぎてしまったが次回入ろう。
追記:地元の方より
最近建替えられたようです。以前は道の傍まで店舗があり、ガラスケースにお団子や赤飯の様子が見えたそう。老舗みたい!
六軒町諏訪神社(館山市)
千葉県館山市北条1980。新鶴ケ谷の交差点から東へ、諏訪神社を目指す。撮影していないけど古い洋風な住宅があった。元別荘かな?
六軒町諏訪神社へ。
ちょうどお祭りの片付けだったのか地元の方が多くてあまりゆっくり撮影が出来ず、仕方がない。
拝殿の手前に説明看板が設置されている。拝殿は鉄筋コンクリート造?
六軒町諏訪神社
諏訪神社は「お諏訪様」と呼び親しまて、館山市北条一八九〇番地の神域約九〇〇〇坪に鎮座しております。主祭神は建御名方命で、父神は出雲大社の祭神の大国主神(大黒様)であります。古来より私たちに限りなく恵みをもたらしてくれる「水と狩猟 農耕」の使者である鹿島・香取神宮の両神に力くらべを挑んだことから「武神」として崇められ、「風波を鎮める神」「夫婦円満の神」ともされています。
六軒町諏訪神社の創建の年代は不詳ですが、享保九年(一七二四年)に住民一六名により諏訪講をつくったとの記述があります。その後に「町の繁栄」と「大漁、海上安全」「金運上昇」「勝利」等の諸願成就の祈願をこめて建立されたと思います。
また、山車が明治20年後半に建造されたもので、「諏訪神社例大祭」も時期を合わせて見に行ってみたいと思った。
ちなみに、諏訪神社から南へ100mほどの昭和通りに「諏訪神社参道」を示す石碑が建っている。
「皇紀二千六百年記念碑」とも記載されている。各地で見かける皇紀二千六百年記念碑、諏訪神社の参道の石碑が建てられるほど地域住民の信仰が篤いことが窺える。
洋館付住宅(館山市)
その後は館山駅へ戻る途中に見かけた洋館付住宅。個人宅なのでひっそりと残っている。窓枠も木枠で当時のままのようだ。
そして「キネマ通り」の面影…
キネマ通りにはかつて3軒映画館が並んでいたそうです。
館山の花街の面影を残す割烹「やっこ」がある「キネマ通り」へ -館山⒃
そしてその近くに残っている建物は元病院ではないかと推測している。追記:旧小松医院とのこと。
安房南高等学校、そういえば2023年11月の見学会は参加できたのでまたまとめます!!
戦前の絵葉書を発行していた写真館で有名な成瀬写真館、新店舗に移転している。
そして館山駅近くの幸田旅館。
宿泊もリーズナブルでご飯美味しいし船形の風呂が面白いので皆さんもぜひ泊まってみてください~
館山「幸田旅館」。明治40年創業、”館山二業組合”花街の面影を辿って -館山⑻
(訪問日:2022年9月)
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