房州銘菓「牛乳せんべい」の元祖、創業100年の「加藤菓子舗」-館山⑹

房州銘菓「牛乳せんべい」の元祖、創業100年の「加藤菓子舗」-館山⑹

館山でお土産に購入したのが「牛乳せんべい」。館山銀座通りの「加藤菓子舗」で購入しました。このお店が元祖牛乳せんべいを販売しているそうです。

館山「加藤菓子舗」

千葉県館山市北条1841。幸田旅館の隣にある、「加藤菓子舗」へ。新宿中村屋の商品も扱っておりお土産に最適。

加藤菓子舗

この通りにはお菓子屋さんが3軒ほどあり、どのお店に入るか迷ったが、「元祖房州銘菓 牛乳せんべい」が気になったので立ち寄ってみた。

牛乳せんべい?

牛乳せんべいってどんな味なんだろう?みなさんは食べたことありますか?

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房州銘菓・牛乳せんべいとは?

グーグルマップの口コミに情報がゼロだから少しドキドキしながら入店。中村屋のお菓子の品揃えも豊富な店内は、少し懐かしい昭和のお菓子屋さんという雰囲気。

店内の雰囲気

迷わず「牛乳せんべい」を購入。購入するときに、牛乳せんべいの由来を伺った。店主がとても穏やかな方だったので館山の歴史なども伺い、話がとても盛り上がりました。

房州銘菓!!

創業は100年以上。現在3代目で、一家で牛を飼っていた時代に、牛乳せんべいを開発したらしい。昭和7年頃の話。
周りでは同じく牛乳せんべいを販売しているお店も多いが、加藤菓子舗が元祖だよと仰っていた。

牛乳せんべい

千葉県のホームページに紹介されている。

牛乳せんべいは、酪農の里発祥地房州の豊かなミルクをたっぷりと使い、せんべい状に小判型に焼きあげたお菓子です。さっくりとした香ばしさとほのかなミルクの甘さのある上品なせんべいです。

改めてこのお店に入って良かったな~元祖は大事。

まちかどミニ博物館

まちかどミニ博物館とあるように賞状なども展示されている。真ん中にあるのは、昭和7年、元祖牛乳せんべいが受賞した時の賞状…!

昭和7年というと、1932年。戦前から牛乳せんべいが人気だったとは、感慨深いですね~

また、牛乳せんべいが描かれた手ぬぐいも大事に保存されていた。

手ぬぐい?

全国観光土産品連盟推奨とあるので、館山に訪れたらぜひ!また、右下には「館山銀座通り」とある。このお店の前の通りが銀座だったのだ…

「今は歯抜けで、車で訪れる人が多いので電車も乗る人が少なく…盛りの終わりだ」と哀し気に館山の様子を語っていた。さらにコロナによって観光客は激減、お土産店も打撃を受けているという。

外観

また、昭和の全盛期には、商店街の店主らが儲かっており、宴会をするのが常だったという。宴会では芸者を呼び、たいそう盛り上がっていたとか。昔は料亭もたくさん存在したという。隣の幸田旅館でも芸者を呼んでいたことがあるので、商店街の人々が集っていたのだろう。

牛乳せんべいの看板

料亭の時代が終わった後は、館山駅西口に飲み屋街が形成され、200軒近くの飲み屋が連なっていたという。現在もその飲み屋街は残っているというので、この後に向かうことにした。

中村屋のマーク

歩くだけでなく地元の方にお話を伺うのも凄く大事だな~と実感。このお店に入って良かったなと思えた。

 

 

(訪問日:2021年8月)

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