【レトロ電柱】墨田区京島のレトロ電柱2本。鳩の街へと向かう途中で

【レトロ電柱】墨田区京島のレトロ電柱2本。鳩の街へと向かう途中で

赤線地帯の頃のカフェー建築が現在も残る、鳩の街。商店街もレトロな雰囲気が楽しめると人気の場所だ。そんな鳩の街へと向かう途中で、レトロ電柱を発見。情報によると、3本残っていると聞いたが…

 

京成曳舟駅から散策…

京成曳舟駅から、鳩の街へと向かおうと思ったのだが、墨田区京島のレトロ電柱を人目みたいと思い、寄り道をすることにした。

 

京成曳舟駅から、「曳舟たから通り」を歩き、京島二丁目の交差点へと向かう。交差点からは、天高くそびえ立つスカイツリーが見える。この日は、大雨だったため、頭の部分がうっすら雲隠れしてしまっているが、それはそれで趣深い。

 

交差点

交差点から西の方面へ、東武亀戸線の踏切の方へと向かう。「四つ目通り」と名付けられた道には、見るからに古そうな傾いている建物もあり、見ごたえがあった。

そしてその途中、普通の民家で綺麗なタイルを発見。当時流行っていた「マジョリカタイル」らしき、鮮やかなタイルが敷き詰められている。

一般の家庭でタイルを見ることができるのは貴重だ。心が温まった。

 

レトロ電柱

レトロ電柱は、どうやら住宅街の路地にあるようで、ネットの情報では詳しい場所がわからなかったため、隈なく路地を散策することにした。レトロ電柱との出会いは、偶然によるものが多いが、偶然に頼っているとなかなか視野に入らず、見つけるのが困難な時もある。

①欠けてしまったレトロ電柱

一本目のレトロ電柱は、踏み切りを越えて四つ目通りの一つ目の交差点を、京成押上線とは反対方向の住宅街へと進む。江戸の下町らしさが前回の住宅街は、スカイツリーのお膝元とは思えないほど、哀愁漂っている。

現在は閉店しているような「熊田酒屋」が気になるが、その手前の右手の路地を入ると、レトロ電柱がある通りだ。熊田酒屋も、シンプルだが見ごたえのある建築ではないかと思う。この辺りも栄えていたのだろう。

 

熊田酒屋

 

一本目のレトロ電柱は、その路地を進み、「新あづま通り」に突き当たる手前。墨田区のレトロ電柱は、訪れている人も多く有名なものであるが、間近で見るとやはり素敵だ。

しかし、近所の方の通り道でもあるため、周りに迷惑にならないように撮影したい。ただでさえ、レトロ電柱を撮影している人は色々と注目されやすい。

上部の装飾が、今まで見てきたものを全く異なったデザイン。カーブが美しいデザインは、半分折れてしまったのだろうか。完全形を見てみたかった。一番上についているしずくのようなモチーフも傾いてる…

京島のレトロ電柱①

頭の部分についた装飾は一体なんなのだろうか。ロウソクみたいに見える。

銀色の塗装が剝がれているような雰囲気。他の場所でもレトロ電柱に銀色が垣間見えたが、銀色のレトロ電柱が主流だったのだろうか?

プレートはしっかりと現存しており、「福地電機工業」と記されている。おそらく、レトロ電柱を製造した会社のはず。

 

なぜ、レトロ電柱に丸い穴が開いているのかが気になった。空襲との関係性もあるのだろうか。

 

そしてレトロ電柱の裏面には、プレートに大きく書かれた文字。「山口ガーデン通り」とのこと。今は廃れているこの通りも、名の知れた通りだったのだろう。現在は山口ガーデン通りは確認できない。

以前船橋で見つけたレトロ電柱も、山口横丁で見つけたものだった。山口の関係性あるのかな。

 

②撤去されたレトロ電柱?

一本目のレトロ電柱を見つけ、二本目を探そうとした時、二本目が行き過ぎていたことに気づく。慌てて元来た道を探索するのだが、目印となる周りの建物を照合しても、レトロ電柱の姿は見受けられず。最近撤去されてしまったのだろうか。レトロ電柱が建っていた痕跡もない。

たしかアパートの近くだったのだが。通行の邪魔だったのか、わらからないが、気づかぬうちにレトロ電柱が消えることはよくある。

レトロ電柱があったあたり

③押上クリニック前のレトロ電柱

三本目は、押上三丁目の交差点から新あづま通りを進み、京成押上線の方面へ。すると、押上クリニックの傍にレトロ電柱があるのがわかる。

右手が押上クリニック

押上クリニックのレトロ電柱

プレートは剥がされたようだ。

京島のレトロ電柱②

見事な装飾が残っている。先ほどのレトロ電柱よりも状態が良い。先程のレトロと同じように、福知電機工業と書いてあるプレートから、同じ場所で製造されたものだとわかる。

緑のコケが鮮やかに映える。

押上クリニックのはずなのに、眼科?押上眼科からクリニックになったのだろうか?

④消えた4本目?

帰宅してからさらに詳しく調べていると、レトロ電柱が他にもあったとの噂を知った。京島二丁目、曳舟川通りから路地へ入った場所にあるというのだが…

レトロ電柱は三本と思っていたので、気になり、早速GoogleEarthで探してみることに。すると、その場所の近くが更地になっており、レトロ電柱も一緒に撤去されてしまった後だろう。一足遅かったか…

 

京島のレトロ電柱まとめ

墨田区京島周辺で見つけたレトロ電柱は、二本。かつてはあと二本存在していたと見られ、計4本のレトロ電柱が最近まであった。今回の写真を基に、レトロ電柱のイラストを描いてみた。(ラフ画なので間違いもあるかもしれないが…)

松戸や船橋のレトロ電柱と比較すると、京島のレトロ電柱は柱が太い。太いからこそ、邪魔者扱いを受けて撤去されているものが多いのかもしれない。

各地域によって特色が異なり、その発見を自分の目で足で確かめることに喜びを感じる。

まだ探してみたら他にもあるのかもしれないが、東京オリンピックを控えている東京では、再開発も加速している。興味がある方は早めに訪れるのが吉だろう。

墨田区京島レトロ電柱MAP

レトロ電柱イラストMAP

(訪問日:2020年7月)