成田線「水郷駅」ヨーロッパ風駅舎と周辺の旧大倉村の街並み -水郷⑴
成田線「水郷駅」にて下車。中世ヨーロッパ風な可愛らしい駅舎が特徴的な水郷駅は現在無人駅。周辺に残る史跡を探索しました。
成田線「水郷駅」洋風な駅舎
千葉県香取市一ノ分目。JR成田線「水郷駅」で降りた。無人駅とは思えない豪華な駅舎に少しワクワクする。
昭和6年開業。
佐原駅と小見川駅の間に位置する水郷駅。水郷と名の付くものの、特に観光名所ではなく…
とても長閑な景色が広がっている。
この日、ちょうど駅周りの清掃の日だったらしく数名の方々が草取り等作業をしていた。聞くと元JRのOBだとか?当時は小見川町と国鉄で共同で管理していて、今は町が自由にイベントとか小見川のお土産とか展示していると話していた。
確かに駅舎内に小見川のお土産品が展示されている。
水郷駅は平成5年に中世ヨーロッパ風の駅舎として改築されたらしい。
改札口は右側で、左の扉は元小見川町ふれあいセンター。現在は閉まっている様子だった。
以前はカレー屋や図書館?も営業していたと話していた。
駅舎と一体となった公衆電話ボックス。
そしてSEIKOの時計は6年前のまま時が止まっている。
昔の駅舎や駅前の写真は「さいきの駅舎訪問」さんが載せている。駅を降りて左手にも店舗があったんだな…
駅前通りにあった両側の店舗は更地になり広々とした駅前の現在。この後登場する浦安と言う飲食店が唯一残っているようだ。
水郷駅近くの須賀神社
そして水郷駅周辺も歩いてみよう。恐らくレポートしている人は少ないと思うので…
駅前のガソリンスタンドの名前は「キグナス石油 水郷駅前 SS (増田幸蔵商店)」。増田幸蔵商店としての歴史はどれくらいあるのだろう。
そしてその横にある区画整理竣工記念碑。
そして大倉地区は、水郷梨が古くから有名らしい。知らなかった。
また、ヘラブナ釣りの名所としても知られているそうだ。
鎌形養魚場にはいかないが、途中まで道なりに進んだ右手の線路沿いに須賀神社があるので立ち寄った。
見るからに新しく整備されているよう。そして目の前が線路で参道がまるで遮断されているような立地にも見える。
大倉村道路元標周辺の街並み
国道356号に戻って水郷駅西側の探索を進める。この辺りは旧大倉村。
一軒一軒が広い。
佐原の石橋時計店の看板。本店、今も営業していたっけ?
そして少し行くと交差点。
南側に大倉村道路元標が残っている。
そのまま西へ。
その横にはひっそりと石碑群。
その向かいには閉まっている元商店。
そして国道沿いの香取市立大倉小学校。
2022年5月。校庭の手入れの無さと「さようなら」のメッセージから閉校になったことを知る。
「ファイナルアクセス」さんによると、2022年3月末の閉校とのことで2か月くらいしか経っていないのに人の手が入らないと自然に戻るのが早いなあ。
国道沿い、これ以上は目立ったものは無さそうなのでこの辺りで水郷駅へと引き返すことにする。
水郷駅から東には豊浦郵便局。旧豊浦村は駅を超えたすぐ。両村の争いの結果、水郷駅になったことが良くわかる。
そして駅周辺の唯一のお店。浦島で今回はお昼ご飯にした。
(訪問日:2022年5月)
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