「袖ヶ浦団地ショッピングセンター」習志野市袖ヶ浦団地の商店街の現在
今回のターゲットは「袖ヶ浦団地」の商店街「袖ヶ浦ショッピングセンター」である。
袖ヶ浦団地の中心に位置するアーケード屋根がある商店街は、団地の商店街巡りの中でも印象深い場所だ。
袖ヶ浦団地ショッピングセンターへ
千葉県習志野市袖ヶ浦3丁目。袖ヶ浦団地の中心部に位置する商店街へは、京成津田沼駅から歩いて向かった。京成津田沼駅南口から商店街を抜けてずっと南下する。
団地にはビックエーが良くあるのはなぜだろう。平成28年(2016）まではピーコックストアが営業していたらしく、その店名がうっすらと見える。
袖ヶ浦団地ショッピングセンターの看板が見えた。1階が店舗で、5階建ての集合住宅となっているようだ。
吸い込まれるように商店街の中へ。
ギザギザの屋根が昭和感満載。
商店街はとても広い。ぐるっと一周店舗であり、奥には広場も。広大な袖ヶ浦団地の人々の憩いの場だ。
屋根もしっかりとついていて、便利。手前は有賀青果店。屋根ギリギリまで野菜が販売されている。
向かい側は習志野袖ヶ浦郵便局となっている。袖ヶ浦団地の中心部として機能を果たしていることがわかる。
奥に見える高い塔は、四角い給水塔。昔の給水塔がそのまま残っているのも珍しくなってきた。
100円の自動販売機も設置されていてテンションが上がる。
本屋さん？図書館？商店街の店舗はシャッターではなく、営業しているものが多い印象だった。
千葉県を代表するといわれた袖ヶ浦団地も高齢化が進んでいるのだろう。子供の姿は少ない。
広場と給水塔
南側の広場に、袖ヶ浦団地ショッピングセンターのかなり古そうな看板が残っていた。色落ちが激しい..
哀愁が漂う…広場では、盆踊りなどさまざまなイベントが開催されていたそうだ。現在はとても静か。
隣にある四角い給水塔がとにかく目立つ。だってそれ以外高い建物がなくて…空が広い。
この団地、商店街だけ時間が止まっているようだ。だが、他の団地に比べたら人出は多い。
商店街の元気な個人商店
郵便局から奥にも両サイドに商店街が広がっている。
茶の「大久保園」は、各地の商店街でよく見かけるのだが、京成大久保の商店街にあるお店と関係があるのだろうか。支店？
「ショップランドならしの」に袖ヶ浦団地ショッピングセンターのお店の情報が載っている。
お祭り気分な提灯。「五輪食堂」だ。
右手の衣料品らしきお店は、リサイクルショップ。
その向かい側には「うけや書店」。商店街の書店が残っているのは珍しく、見つけると嬉しくなる。
ノートや文房具、雑誌が店頭に並ぶ。昔の書店ってこんな感じだなってどこか懐かしい。書店も利用する人が減っているので大変だろう。
隣は電気屋「ムラタデンキ」。パナソニックのキャラクターがかわいい。
商店街の端から振り返ってみる。
ああ、この感じ。統一看板とアーケード屋根が袖ヶ浦団地の歴史を物語っている。全部シャッターになっていないのも嬉しい。いつまでこの光景を見ることができるかな。
袖ヶ浦団地ショッピングセンターのアーチ
拍手したいくらい、巨大なアーチが残っていた。袖ヶ浦団地ショッピングセンターの入り口は西側みたい。
赤とピンクで統一されたレトロで可愛いアーチ。多少錆びているものの、まだ現役で頑張っている。
昭和のアーチがそのまま残っているなんて、思わぬご褒美に感動。袖ヶ浦団地、これからも頑張ってほしい。
袖ヶ浦団地
袖ヶ浦団地は、昭和42年(1967）に入居開始。袖ヶ浦2丁目～3丁目に造成された。駅からも離れているため、バスが主要な交通手段かな。駅が離れているから、陸の孤島と呼べるかもしれない。
商店街は、袖ヶ浦3丁目の袖ヶ浦団地ショッピングセンター以外にもあったようだ。
・袖ヶ浦5丁目の「袖ヶ浦ニューショッピングセンター」
昭和45年頃（1970）に開業した、数軒の個人商店の集まりだという。
・袖ヶ浦6丁目にも数軒の商店が集まっていたそうだが、現在は一般住宅にと書いてあった。以前書いた「三和名店街」がもしかして？
追記：三和名店街は、津田沼6丁目なので違う。袖ヶ浦第一号公園の並びにあったそうだ。
袖ヶ浦団地の中心、ショッピングセンターを探検してみた。現在も営業しているお店が多く、商店街の歴史を伝えている。
他にも２つ存在した商店街についてももう少し深堀りたいと思っている。
追記：
「習志野市立図書館」にて「袖ヶ浦団地」の写真がたくさん残っている。
（訪問日：2020年12月）
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