JR酒々井駅。「はつらつ通り」の裏に残っている小さな商店街を探して -酒々井⑵

酒々井の商店街を検索していると、レトロな商店街らしき街並みの写真が1つだけ見つかった。最初、京成酒々井かと思っていたが、地元の方に話を伺うと、JR酒々井駅の東口であることが判明。
京成からJRの駅まで歩いて商店街へ向かった。
成田線「酒々井駅」
今回目指すのは、千葉県印旛郡酒々井町東酒々井1丁目。
成田線「酒々井駅」の東口にあるというので、まず駅の反対側へ。「墨古沢遺跡」が国史跡に指定されたらしく、大々的にお祝いムードだった。

酒々井駅は、平成元年(1989)に改築する前は、木造の駅舎で無人駅だったという。そのため、現在のように都会的な駅前になったのはつい最近のことのようだ。

再開発されたのが平成になってからなので、古い商店街らしき通りは無い。

東口の方が個人商店が多く見られるが、とても静かな駅前だ。

今回は時間の関係で探索できなかったが、個人商店が並ぶ通りが「はつらつ通り」と呼ばれているようだ。

はつらつ通りといえど、商店街らしき雰囲気は少なく…昔を知っている方はいないかな。

JR酒々井駅前の小さな商店街跡地
今回の目的地ははつらつ通りから西へ伸びる細い通り。Twitterで画像だけアップされていて、場所を特定するのに苦労した…
その人の画像が2015年だったので、今から6年前。明らかに更地が多くなっている。

道はこの細い道だけ赤いく舗装されており、駅から住宅街へ繋がる道として多くの人が利用しているのではと思う。

2014年のストリートビューを見ると、左の2軒目が文具店だったことがわかる。手前は左右とも2軒ほど更地になっていた。
道が細いのでストリートビューは奥に進めないのが残念。
真ん中にある鮮魚店「大友」が一番目立っていた。

看板をよく見ると、小さな文字で他の店舗名も書いてあることからこのお店はチェーン展開しているお店のようだ。

少し登り坂になっている道沿いに、個人商店の建物が並んでいる。

テント屋根に「丸栄青果」と書いてあるが、改装されてお店の面影は無くなっている。

商店街は真ん中に花壇があり、自然が豊か。左側は新しい家になっているところも多くて、商店街はとっくの昔に役目を終えたようだ。

なんと、商店街はこの通りだけでなく、裏の通りにもつづいているようだ。意外と範囲が広いのかもしれない。

「二葉屋洋品店」は営業中。学生服などを扱っているようだ。

この通りで唯一営業しているお店かもしれない。それほどこの通りが商店街だとは思えないくらい静かなのだ。

商店街を抜けると、JAの産直センターの建物があるが廃墟的な状態…右手には公園があり、子供たちで賑わっていた。

最後に、先ほどの商店街の裏側へ。「野上豆腐店」は営業しているみたい。その向かい側には居酒屋。

隣は和菓子屋の「庵々」。商店街の話を伺うことができた。

やはりここは商店街だったらしく、はつらつ通りにあるお店もこの商店街から移転したお店もあるという。

でも、この商店街の詳しい歴史がわからなかった。商店街名は何だったのだろう?
どんなお店が並んでいたのだろう?
知っている方がいたらコメントください…
(訪問日:2021年4月)
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成人まで商店街から500mほどのところで過ごしましたが、この商店街は「商店街」としか読んだことがありませんし、名前があった記憶はないですね。
魚屋の付近に肉屋さんと学習塾がありました。魚屋は殺人事件がおき未解決のままですね。学習塾は2004年に今サクセスがあるところに移転しましたが、つぶれました。
2004年頃には活気はほぼ失われており、お店がなくなって民家に置き換わりつつあったと思います