南房総市白浜町白浜の街並み|房総最南端!灯台周辺の売店・安房白浜駅 -白浜⑴
房総半島の最南端、南房総市白浜へ!
南房総国定公園の野島埼、野島埼灯台を中心に広がる観光地で旅館や資料館、商店街を探索しました。
南房総市白浜町白浜 歴史と街並み
千葉県南房総市白浜町白浜
前回からの続きで、館山駅~館山市布良~白浜までバスの旅。最南端の白浜はずっと訪問したかったエリアなので嬉しい。見える景色が新鮮。
野島埼灯台口バス停下車徒歩10分ほどで野島埼灯台のほうへ。バスから灯台までは住宅街を歩いていくが、観光で訪れる人は大抵車なんだろうなと実感した。
野島埼公園入口へ。中央に見えるのが野外ステージ、右手に野島漁港がある。
ここで、白浜町について角川書店『日本地名大辞典』より。
江戸期~白浜村、昭和8年以降~白浜町と呼ばれる。
かつては野島という島だったが、江戸時代の元禄地震の際に土地が隆起したために半島と陸続きになり現在の形になったそう。島だったとは!
捕鯨業も行われたが特に海女によるアワビやカキ、海藻類の収穫が多かったそう。大正時代の関東大震災には海岸が約1.8m隆起、港も被害を受け、野島埼灯台も倒壊している。その後、大正14年に再建。後程灯台の方は見学しに行く。
昭和8年に国鉄バス館山~白浜間が開通。戦前の絵葉書には野島埼灯台の様子が写っているが、その頃から観光地として栄えていたのだろうか?
個人的には野島埼灯台を中心に飲食店、土産物店、旅館が建ち並ぶ門前の観光地の雰囲気がとても好きです。ザ、昭和な観光地。
公園の周りにも旅館や飲食店が並んでいるが、東側は閉業している建物も見受けられる。全盛期の頃を見てみたい。
野島埼灯台はこの奥に進む。その前に、手前にある厳島神社へ。
厳島神社(野島弁財天)・平和の愛鍵
野島埼灯台の麓にある、旧村社の厳島神社へ。
観光客は灯台への横の道を歩いていくので神社はとても静か。
!!!
境内に気になる子宝系のものが。平和の愛鍵、男根七不思議…
優しくなでてください、とのこと。触って良いのですね!
一人で長居しているのもシュールなので、元気を貰えますようにと願って退散しましたが観光客こそこちらに立ち寄ってほしいなと思うスポットでした。
日が暮れ始めてきた野島埼灯台…
国道410号沿いに旅館や売店が並ぶ。海産物を扱っている土産物店が多い。徒歩バス旅の私には持って帰るのがキツイ笑
次に乗る予定の安房白浜駅バス停を目指し、国道を東へ。
リゾートイン白浜から白浜オーシャンリゾートに外観も新しく変わった建物。建物は古いが内装もリフォームされていて高評価の宿。気になる。
この時撮影していないが、向かい側には廃墟となったホテルも残っていた。
この辺り唯一?のスーパー。
安房白浜駅 周辺の街並み
安房白浜駅(バス停)へと向かう。途中で見かけた東京駅直通バス運行の看板。
そして、国道北側の房総フラワーラインに面する南国ホテル。
この佇まいがもう素晴らしい。2024年、宿泊が叶ったのでまたレポートします。現在は伊東園ホテルズのホテルでバイキングや飲み放題が充実していることもあり平日でも混んでました!
この看板も好きだったのだけど、2024年には撤去されていた。
南国ホテルから安房白浜駅へはすぐ。元々商店街だったのであろう街並みが残っている。南国ホテル向かいの「花月堂」洋菓子店は人気店。
ホテルの向かいには衣料品や文具を扱う商店や寿司屋、飲食店があり観光客を迎えていたことが分かる。
手造りキムチが気になる食事喫茶「ことぶき」、次回はここでご飯を食べたい。
スーパー閉店後は塾として利用されていたようだ。
千葉銀行隣にあるのは、ジェイアールバス関東と日東交通が乗り入れる安房白浜駅。ここから高速バスも出ており、千葉駅までも楽々。
開業は、昭和8年(1933)。バスなのに、駅?と疑問に思ったが、自動車駅(バスターミナル)という位置づけで現存する存在は県内でもここだけだろうか。かつては鉄道駅と同様の機能をもち、鉄道のきっぷも販売していたという。
鉄道が通っていない白浜地区の公共交通網の中心。しかし縮小、営業所の廃止、2016年に老朽化による建替え工事で旧駅舎は取り壊された。現在は簡素な駅舎、お手洗いが併設している。旧駅舎時代に訪れたかった…!
2014年のストリートビュー
グランドホテル太陽、お城の様な外観。
16時半、安房白浜駅で千倉駅行きのバスに乗って今夜の宿泊地へ向かった。
(訪問日:2022年11月)
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