「新小岩親商会」JR新小岩駅近くに残るレトロな街灯と商店街-新小岩⑻
新小岩駅近くにも、まるで宝石のような昭和の街灯が並ぶ商店街が存在する。その名は「新小岩親商会」。
都会の真ん中にレトロ街灯がこんなに残っているなんて!感動しました。
新小岩駅近く、レトロな街灯が現存
東京都葛飾区新小岩2丁目22−8。以前紹介した、新小岩駅南口から東側にある「末広商店街」との分岐。
右側が今回の「新小岩親商会」。早速レトロな街灯が見える。
現在も残っている商店街は意外と少ない、昭和の遺産。レトロな街灯が奥までずらっと並んでいる。
1本だけ取り残されたように残っているのはよく見かけたりするけど、こんなに並んでいるのは珍しい。
そして、間近で見ると傘のように大きく、宝石のように繊細なデザイン。とても好きです。
「新小岩親商会」を歩く
Y字路の方からではなく、東側にある小松川の方からY字路の方へ商店街を辿ることに。
老朽化のためか、一部新しい街灯になっているところもあるが、デザインは似せて作っているようだ。
商店街と呼べるほどの活気はあまり無いが、20店舗ほどがあるらしい。現在はほぼ住宅街に。
武蔵御嶽神社出羽三山神社道祖神
小松川近くの通りを南へ進むと、空き地のような一角。
説明看板を撮影するのを忘れてしまったが、地図には「武蔵御嶽神社出羽三山神社道祖神」と書いてある。
武蔵御嶽神社と、道祖神、出羽三山神社が設置されているようで、道祖神は「小松の足止めの道祖神」と古くから称され、火災均衡では有名なものだったそうだ。
女性が掃除をされていたので、地域の人によって大切にされているんだなと思った。
その奥には「福島商店」。
その隣に古い建物…元々はこちらの古民家で米屋の営業をされていたのかな?写真には撮っていないけど、奥には立派な邸宅が広がっていた。
新小岩親商会の街並み
引き続き、レトロな街灯を辿ろう。
2008年のストリートビューには可愛いサトちゃんの人形が並ぶ薬局が。
オレンジ色のアクリルの扉が目を引く建物。元焼き肉店のようだ。
最近まで、隣の駐車場には古い酒屋もあったみたい。
蕎麦屋「荒井家」は営業中。しかも店内からは賑わいが伝わってきた。その向かいは魚屋さん。
商店街のことを伺いに、今度入りたいな。
黄色い街灯。現在設置される街灯とは違った魅力があると感じる。色味やデザイン、愛おしいなあ…
街灯は、商店街に加盟している店舗によって資金が賄われているという話を聞いたことがあるが、これほどお店が少ないのに、数多く残っているのは奇跡のような気がする。
地元の方にとっては何とも思わない街灯かもしれないが、各地を巡っていると子の街灯の貴重さを感じる。
新小岩駅方面へ戻ってきた。
佐藤商店はシャッターが閉まっている。たばこが贈り物だった時代は遠くになりにけり。
街灯の夜の姿を見てみたい…!!どんな輝きを放つのか。後日訪問することにした。
夜、輝くレトロな街灯
夜。レトロな街灯はしっかりと輝いていた。もしかしたら点灯していないのでは、と心配していたので良かった。
漆黒に輝く黄色の街灯。黄金の宝石のようで、うっとり…
ただ、一眼レフでもこの美しさを上手く撮影するのは難しく…光っている街灯が並ぶ姿を実際に目で確かめて欲しい。
この街灯を見るためにまた訪れたい商店街。
(訪問日:2021年6月)
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