鍋店株式会社 神崎酒造蔵|江戸時代創業!直営店舗「こうざき東蔵店」
- 2024.03.30
- 醸造所(酒・味噌・醤油など)
- 千葉県, 商店街, 江戸時代, 老舗

下総神崎駅周辺の探索。今回は、江戸時代から続く酒蔵「鍋店株式会社」の神埼酒造蔵へ!
清酒「仁勇・不動」醸造元。直営店でお土産に日本酒を購入しました!
鍋店株式会社 神崎酒造蔵
千葉県香取郡神崎町神崎本宿1916「鍋店株式会社 神崎酒造蔵」
JR成田線下総神崎駅から徒歩20分ほど。
後で知ったが駅前の「ヤマザキYショップ北崎(JR下総神崎駅前)」でレンタサイクル(600円)があるらしい。https://www.town.kozaki.chiba.jp/kanko_iju/kanko/kanko05.html
神埼町のメインストリートである川岸通りの手前、銘柄の「仁勇」が描かれた国道356号沿いに面した大きな酒蔵が目印。

創業は、江戸時代の元禄2年(1689)!
神埼町では伝統の酒造りを今も伝えており、2019年に直営店舗「こうざき東蔵店」がオープン。こちらの建物も土蔵を改装したそうで店内の高い天井に一升瓶提灯がぶら下がっているのが印象的。

試飲コーナーや直営店限定製品あり。トイレや駐車場も完備されているので北総方面への観光にお立ち寄りくださいとホームページで紹介されていた。
お猪口付きのお土産にぴったりな仁勇セットと、仁勇ゆず酒を購入。
鍋店の歴史と出蔵の存在
鍋店(なべだな)といえば、成田山新勝寺の門前にも店舗を構えているので一度は見たことがある方も多いのでは。
成田山門前が創業の地であり、現在も建物は大正11年に造られた土蔵造りの店舗(今度外観しっかり撮影しに行こう)。
鍋店のホームページの沿革に気になる歴史、
昭和17年に「企業整備令により 3 つの蔵を閉鎖し、水質の良い神崎蔵に集約する。」以前は「出蔵」が「兵庫県魚崎町(神戸市灘区)」明治42年~・「印旛郡六軒(印西市)」大正3年~存在したよう。
印旛郡六軒町の出蔵は現在、酒屋「酒乃なべだな [㈲鍋店フード]」に。ホームページトップの写真に写る奥の木造建築は現役。当時造られていた地酒「利根正宗」も販売されている。
酒乃なべだなはこんな会社です
当店の始まりは成田に本社を置く、鍋店㈱の四代前の大塚正三が印西に出て、酒造業を開始したのが始まりと言われております。現在当店の看板銘柄「利根正宗」がその当時に造れらえていた印西の地酒です。 二代目、三代目と時は流れ、現在は四代目である大塚雄三が代表を務めております。 百数十年における時代の流れの中で、現在は日本全国の心通じ合う蔵元の、情熱と想い溢れる手造り地酒を心を込めて販売しております。人と人とのご縁を大切に、また「お客様のお求めになる的確な一本を数ある商品の中からお探しいたします」是非お気軽にお声をかけて下さい。
以前近くの探索したけど、また今度買いに行かないとな~!建物が気になる。
繁華街だった大森・六軒地区の歴史。船橋に次ぐ賑わい -木下⑺
また、嬉しい情報を発見!
5年ぶりに開催となる「第26回 仁勇 蔵祭り2024年3月17日開催のご案内」!
「発酵の里こうざき酒蔵まつり2024」も同じ日に開催予定。
日時:令和6年3月17日(日)午前9時~午後3時30分
会場:鍋店 神崎酒造蔵および寺田本家と周辺街道
内容:酒蔵見学、お酒の試飲、ステージイベント、約200の露店での発酵食品や地元産物の販売など
楽しみにしていたので嬉しい~!日本酒好きな方はぜひ。私は参加しました!
神埼町の旅つづき
個人的に二度目となる神埼町の街歩き。この町は古いものが奇跡的に多く残っている。「神埼町川岸商店街」利根川水運で栄えた宿場町の趣深い街並み -神崎⑶
マニアックだけど例えばこれ。

神崎神社近道の碑がメインストリートの川岸通りに建っている。なんてモダンな意匠なのでしょう!
裏面を見ると納得。昭和3年「御大典記念碑」として建造されているものだった。

御大典記念碑は千葉県内各地で建造された昭和天皇の即位を祝ってつくられたもの。規模や用途はそれぞれ異なるが神埼町のこの碑はデザインにもこだわりが見られる。
その後は、同じ川岸通りの「小林菓子舗 神崎本店」で和菓子を購入。

昔の神埼町の旅館や銭湯、芸者の話を伺いながらみたらし団子をいただいた。
今度開催される酒蔵まつりの際は、町の人口の十倍、5万人が参加するとのことでどんな賑わいになるのか楽しみです。

他にも、川岸通りの「木内精肉店」でお惣菜を購入。購入後に揚げてくれるので20分待つ。
上唐揚げ・コロッケが地元の方に美味しいと勧められて。確かに美味しい!!
事前に電話注文したら良さそうですね。
電車の時間が迫っていたので食べ歩きしながら駅へ向かいました。
(訪問日:2022年10月)
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