JR成田線「下総松崎駅」開業当時の木造駅舎と駅周辺の街並み

JR成田線「下総松崎駅」にて初下車。千葉県立房総のむらの最寄り駅でもある小さな駅で、開業当時の風情ある駅舎が残っている。
JR成田線「下総松崎駅」と歴史
千葉県成田市大竹。JR成田線「下総松崎(しもうさまんざき)駅」へ。

明治34年(1901)開業。2007年に駅舎の屋根と外壁の塗装工事が行われているが、開業当時から変わらない木造平屋の駅舎。

当初は、旧村名の大竹(おおだけ)から取った成田鉄道大竹停留所だったが後に改称。大竹は、はじめ八生村、昭和29年から成田市の大字に。今回は時間が無く行けなかったが、駅から東側の松崎に八生村の道路元標などが残っているので今度訪ねたい。

下総松崎駅の外観。正面に大きな木が構えているのが印象的。
追記:古写真
20年ほど前の駅舎の写真を伊 謄さんに提供していただきました!

そして自販機の横にタイル張りの小さな水道。これは初めてみたな~
昨今の情勢もあってこういう駅の水道は撤去されている場合も多い気がする。

駅前には営業している商店はなく、自販機と公衆電話、道案内の看板がある静かな駅だ。

下総松崎駅周辺の街並み
そして、下総松崎駅周辺。千葉県立成田西陵高校の最寄り駅でもあるため、学生の姿を見かけた。駅前の広い駐車場も昔は商店だったのかな。

そしてこの通りが県道206号。右手にはかつてヤマザキパンの看板を掲げた商店が営業していたが、現在は閉まっている?
駅前に設置されている「関東ふれあいの道」の説明。駅南西の方向には「甚兵衛渡し」、北東方向には古墳と歴史や自然を感じることのできる散歩コースがある。

駅前は後程、まずは線路沿いに沿って西へ進み菓子店へ。線路沿いの古民家は更地になり駐車場に。2012年のストリートビュー。
大竹踏切を渡って墓地の横を通り過ぎて住宅街へ。

分岐を右に行くと、菓子店「大竹堂」。こちらでお土産を購入した。


菓子店の後は、再び大竹踏切から松崎街道に沿って駅へ戻った。

踏切を渡ると見えたヤマザキショップ。今は閉業したようだ。

県道18号でもある松崎街道沿い。かつては商店街だったのか、今は閉まっている建物がちらほら。


そして駅前通りに戻る途中、人が集まっている建物があった。「artcafe TOAST AND HONEY」というカフェらしい。

成田空港圏初の現代アート拠点「ふわりの森」のアートカフェとのこと。下総松崎駅からすぐ。こんなにオシャレなカフェがあるとは知らなんだ。


次の電車が来るまでに下総松崎駅周辺を1周。

そしてこちらは、駅から徒歩20分の位置にある「大和の湯」と近隣の案内。平成10年(1998年)に成田温泉として開設されたそうだ。

房総のむら、風土記の丘と隣接。小さい頃によく行ったけど、改めて今じっくりと見学したいな~
(訪問日:2022年3月)
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駅前の「水道」、ちっちゃくてしかも薄青いタイルがめちゃ素敵ですね。小さい子どもも水を飲めるように低めに作ってあるところにジ~ンとしました。
「大竹堂」…看板建築をよく見ると、単に「大竹堂」ではなくて「老舗 大竹堂 」ってなっていて、びっくり。だって…。そっか…、建物を建て直すか何かした時に、すでに「大竹堂」は地元では有名な「shinise」になっていた(?)。いずれにしても、「老舗」を冠した、そのセンスに脱帽。
もうひとつの謎は「下総松崎」は、ドウシテ「まんざき」と言うのでしょう?「まつざき」でいいじゃないですか…(笑)。
(それにしても…千葉は広いですね~)