芝山公園内「芝山古墳・はにわ博物館」子供も大人も楽しめる博物館 -芝山⑺

芝山公園内「芝山古墳・はにわ博物館」子供も大人も楽しめる博物館 -芝山⑺

芝山公園に隣接している「芝山古墳・はにわ博物館」を見学。私の専門分野外である埴輪ですが、史料館に展示されている埴輪はどれも愛くるしく感じました。

イラスト付きの説明があるので、子供も楽しめる博物館だと思います!

芝山公園へ

千葉県山武郡芝山町芝山438−1。前回から引き続き、芝山町へ。芝山仁王尊の北東に位置する芝山公園です。

芝山仁王尊近く

無料駐車場もあり。仁王尊からも直結して道が繋がっているので合わせて散歩するのがおススメ。

繋がっている

わ!トーテムポール!?
なんと、はにわのトーテムポールだそうです。それにしても巨大な展示!

はにわのトーテムポール

顔が4つ。皆さんはどのお顔が好きですか?

更にとなりにも様々な埴輪が横一列に並んでいます。屋外展示も楽しめますね!

埴輪の屋外展示
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芝山古墳・はにわ博物館を見学

せっかくここまで訪れたので、「芝山古墳・はにわ博物館」を見学することに。母と二人で、入館料は一人200円である。

芝山古墳・はにわ博物館

正直、埴輪は教科書で習ったな~という印象くらいしかなく、今まで調べたことが無かったので新鮮な機会となった。博物館の入り口からして独特な雰囲気。棺に入るような…

博物館入り口

「古墳時代と今をつなぐ博物館」というコンセプトで、第一展示室~第三展示室まである。第一展示室では、古墳や埴輪とは一体何なのかを解き明かしています。

第一展示室

さらに驚いたのが、説明のデザイン!愛くるしいキャラクターがまるで会話をしながら、堅苦しくなく埴輪と古墳について説明をしているところが展示として良いなと思った。

キャラクターがいて分かりやすい

古墳や埴輪と聞くとちょっと敷居が高いイメージがあったが、博物館内の展示は目で見るインパクトも大きく、説明も分かりやすいので子どもの見学にぴったりだなと思います。

お気に入りの埴輪

千葉県には1,2000基以上の古墳が存在していたようで、その密集は現在の利根川流域、九十九里流域、東京湾岸地域の3つに分けられるという。芝山は九十九里地域。

千葉県は古墳が多いのですね
皆さんの近くにも?

「はにわ道路」に「はにわ台団地」…埴輪を冠した場所まであるとはびっくり。

芝山古墳群の分布図

一番印象的だった展示が、こちら。

埴輪の思い。

埴輪の思い

わずかに開いた口元は、なにを語りかけてくるのでしょうか。

今まで埴輪を擬人的に考えたことが無かったが、埴輪が何を思って幾重もの時を見つめてきたのかを考えると想像が膨らんで面白いなあと思った。

はにわ祭

現在は新型コロナウイルスの影響もあるが、芝山はにわ祭というお祭りが、毎年11月の第二日曜日に開催されている。芝山町をあげて開催されるお祭りには、かつての古代人が芝山町に降臨するのだとか。

模型の展示

竪穴式住居&里見氏を大河ドラマに

第二展示室には、竪穴式住居の展示も。古墳時代の生活と技術が紹介されている。

竪穴式住居の展示

教科書で見るだけでなく、実際に実寸大の本物に近い展示を見ることで、より深い学びになりますね。小学生くらいの時にこういう展示を見ていたら、歴史を身近に感じそう。

また、見学後、戦国大名の「里見氏」をNHKの大河ドラマとして放映するため、ご署名のお願いというチラシがあった。

「里見氏」をNHKの大河ドラマに

「南総里見八犬伝」のモデルともなった、里見氏は今まで大河ドラマの舞台に一度も登場したことが無いのだとか。もし実現したら千葉県内が盛り上がりそう。

お土産の販売

また、埴輪の人形が販売されていた。馬のフォルムが可愛くてほしくなった。

小規模な博物館だけど、工夫されている展示が楽しめて良かったです。

 

 

(訪問日:2021年10月)

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