柴又帝釈天の裏にある、彫刻ギャラリーと日本庭園「邃渓園」。有料だけどおススメ -柴又⑹

柴又帝釈天。柴又を訪れる人はまず向かう場所ではないでしょうか。
『男はつらいよ』の舞台でもある柴又帝釈天。ただ参拝するだけでなく、奥に立派な彫刻や庭園が広がっているんですよ~
柴又帝釈天(経栄山 題経寺)
柴又駅から参道をまっすぐ進むと、帝釈天に仁王門が見えてくる。柴又帝釈天のホームページに建物の紹介が載っていたので参考にした。

仁王門は、明治29年に江戸期最後の名匠といわれた棟梁によって造り上げられた、総欅造りの豪壮な門。日光東照宮の陽明門を模したといわれている。確かに似ている…
門をくぐると帝釈堂。

帝釈堂では日蓮大聖人が衆生(しゅじょう)の病を無くさんと、願いをかけて刻まれた板本尊を祀る。
境内はとても広い。源ちゃんの声が聞こえてきそう。

帝釈天境内案内図。かなり古そうだ。

彫刻ギャラリー
ぜひ見てほしいのが帝釈堂の彫刻ギャラリー。東西南北すべてに彫刻が彫られている。昭和9年に完成された、不屈の信仰と芸術の結晶だそうだ。

撮影したのは1年ほど前だが、この時はよく撮影していなかったので後悔…鑑賞に夢中になってしまった。また行きたい。

大客殿と邃渓園(すいけいえん)
そして、帝釈天の奥にある邃渓園と大客殿も見逃せない!こちらは彫刻ギャラリーと合わせて400円(子供200円)。閉館ギリギリに行くと入れないので注意。

昭和4年(1929)の建造になる総檜造、平屋建の建物で、和風庭園に面した廊下はガラス障子になっており、外側の縁側中央部分に物見台が設けられている。頂経の間には日本一といわれる大南天の床柱がある。
150坪の規模の木造建築、現在は構築不可能といえるほどの厳選された材料でつくられているという。

邃渓園の名は,庭園の滝の風情が幽邃でもの静かであることによる。昭和40年より関東の高名な造園師、永井楽山翁によって改修、昭和47年完成された。楽山翁は戦前よりこの庭園を手掛け、92歳で没するまで心血をそそいだ。
江戸最後の名庭とされる邃渓園。一度拝観する価値は大きい。
帝釈堂の右奥に受付がある。

廊下を一周するつくりになっている。

ここもだいぶ前の写真なので、写真が少ない。


一面のガラス戸、優雅な気分に浸れる木造建築が柴又に存在したとは今まで知らなかったな~

どこで撮影したか忘れたが、豪華なシャンデリアが凄い。

回廊を進む。

遠くから見た大客殿。

休憩している人たちも楽しそう。
池には鯉がいる。

ここでのんびりとした時間を過ごす休日も良いですね~
帝釈天へお参りに行く人も多いと思うけど、裏にも素敵な場所があるので立ち寄ってみてください!
(訪問日:2020年11月)
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