「小堀屋本店」佐原の老舗蕎麦屋!江戸時代創業の黒いお蕎麦が名物 -佐原32

「小堀屋本店」佐原の老舗蕎麦屋!江戸時代創業の黒いお蕎麦が名物 -佐原32

佐原を代表すると言っても過言ではない老舗グルメ!黒いお蕎麦の「小堀屋本店」へ行ってきました。いつも混んでいるので早くから並ぶことで入店が叶いました…

佐原「小堀屋本店」の歴史

千葉県香取市佐原イ505。小野川、忠敬橋の西側に位置する「小堀屋(こぼりや)本店」。

小堀屋本店

創業は、江戸時代の天明2年(1782)!江戸時代から8代続く老舗蕎麦店。

店舗も明治33年築の千葉県指定有形文化財。まさに生きている歴史。

周辺の街並み

元々は醤油醸造が家業だったとのこと。店舗の奥には土蔵も現存。

小堀屋本店は、昔は醤油醸造を家業にしていたが天明2年(1782年)にそば屋を開業し今日に至っています。構造は木造二階建、屋根は桟瓦葺切妻造で、明治23年(1890年)に建築されました。外観は戸口、格子窓等、建築当初の姿がそのままで、内部も蔀戸、畳敷の床等がよく残っています。奥の土蔵には蕎麦作りの秘伝書や道具類も残っています。
江戸時代の町家の建築形式を明治半ばに再現して今日まで保護保存し営業も続けています。昭和49年(1974年)3月19日に千葉県の有形文化財に指定されました。(まるごとeちば!より)

店舗内は中央が通路になっており左右が座敷。

2階は現在使われていなそうだが、急こう配な階段も時代劇に出てきそうな佇まい。

店内の様子
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小堀屋の黒いお蕎麦

この日はゴールデンウイーク。開店は11時だが、大人気店なので侮れない。10時45分くらいに並んだが30分ほど待った。待っている時間は50m圏内にいてくださいとのこと。

あっという間に受付中止に。

座敷

店内がそれほど広くないので家族連れも多く常に満席。店員さんもあわただしそうだったので話は全く聞けなかった。

メニューはこちら。

御献立

左が「黒切り」。昆布を使った変わりそばとのこと。

黒いお蕎麦、初めてだったので注文してみた。黒切りそば&黒天もり。

黒切り

黒天もりは、海老と野菜の天ぷら付き。

黒天もり

初めての黒いお蕎麦、全く想像がつかなかったが食べてみると何とも言えず不思議と美味しい。めちゃくちゃ昆布!と言うほど癖があるわけでもなく、歯ごたえがあり雰囲気も相まって大満足。

小堀屋支店

そういえば並びにある元銀行の建物も以前は小堀屋支店だったらしい。営業時だったら建物内も見学できたのにな~…

 

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佐原「正文堂書店」スイーツ店に

小堀屋の並びにある「正文堂書店」の建物は、現在「さわら十三里屋」という菓子店が入っている。

正文堂書店について

正文堂書店は明治13年築。土蔵造の書店は全国的に見ても珍しいらしい。既に書店としての営業は10年以上前に終えている。

正文堂書店は、明治13年(1880年)の建築で桟瓦葺で切妻造りの木造2階建て土蔵造です。防火を意識した土蔵づくりの店舗で、店蔵造りと呼ばれ重厚な感じを与える建物です。登り龍、下り龍を配した看板があり「正文堂」の文字は巌谷修の書(明治29年、1896年)です。大黒柱は欅材、2階の窓は開き戸、さらに横引きの土戸に板戸と三重に防火設備を伏した土蔵です。江戸の町家に用いられた黒塗りの土蔵作りの店舗の形式を伝えられ意匠も技術も大変優れ堅固に作られています。国選定の重要伝統的建造物群保存地区内にあります。昭和49年(1974年)3月19日に千葉県の有形文化財に選定されています。(まるごとeちば!より)

本を販売するだけでなく出版も行ってきたという。絵葉書等も発行していたのかな~今度佐原の絵葉書を見かけたら注意深くみてみよう。

芋を使ったお菓子が販売中。

お芋クッキーなど

スイートポテト

蕎麦を食べたばかりなのにお芋スイーツも買ってしまった。佐原は誘惑が多い~

街歩きしながらカロリー消化も合わせて次の目的地へ!

 

(訪問時:2022年4月)

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