佐原で見たSL(2013)震災後の復興イベント時の写真と街並み -佐原24
2013年、佐原で撮影したSLの写真。今回は今から9年前に撮影したSLのイベントの写真と、佐原の町並みを記録に残しておこうと思います。
2013年、佐原のSL運転
2013年冬。私たち家族は、蒸気機関車(SL)を走る姿を観に、佐原まで赴いた。その時私は中学生でなぜその場所にSLが走っていたのか、詳しいことは覚えていないが、とにかく走っているSLを間近で見ることはほとんど無いので貴重な体験だと思った。
調べたら、「未来へのレポート」というサイトに詳細が書いてあった。
成田線による「DLおいでよ佐原号」「SLおいでよ銚子号」の運転イベント。2月9日~11日の3日間、毎年恒例となっていたそうだ。その時は成田線の佐原~銚子間をSLが走ったらしく、私たちは佐原駅近くでSLを撮影していた。
千葉県内のSLの運行は平成19年(2007)の観光振興イベント「ちばデスティネーションキャンペーン」で初めて実施され、運転区間や列車の編成を変えつつ毎年開催されていたようだ。
2013年、成田線が選ばれた理由が、「東日本大震災の風評被害により観光客数の減少が深刻な銚子・佐原地区の観光を復興する目的」にあったと知り、とても意味のあるイベントだったと思った。
東北ほどの深刻な状況には陥っていないものの、風評被害によって佐原~銚子では観光客が激減。
その日、SLを一目見ようと多くの方がが集っていたので盛り上がっていたのかな。
踏切近くで走っているSLを撮影し、佐原駅で停車したSLを追って駅まで歩いた。駅周辺では、伊能忠敬のキャラクターも。伊能忠敬を大河ドラマに!と地元の方々が活動していたのもこの時期だったかな。
今年、5月に公開予定の『大河への道』。大河ドラマにはならなかったけど、中井貴一さんが主演は楽しみ。
その後、3年ぶりに2016年にSLイベントは開催されたようだが、現在はコロナが流行中ということもありこうしたイベントは開催しづらいのだろうか…また千葉県内のSLイベントが復活したら見に行きたいな。
2013年、佐原の町並み
その後、佐原の街中を探索。2013年の時に撮った写真なので画像が粗いかもしれません。
小野川沿いの街並み。
今とほとんど変わらず?まだ10年ほど前はそこまで観光地として有名ではなかったので、静かな町だったと思う。テレビなどメディアで取り上げられるようになってきたのはつい最近…
木の下旅館が営業中の頃の写真!!記念撮影していたのが残っていて良かった~
現在は旅館をやめて、飲食店になっている。
できれば旅館時代に宿泊したかった…中学生の頃の自分に老舗旅館に泊まるという趣味が無かったのが悔やまれる。
こちらは、忠敬橋西側の角にある「中村屋商店」。この時は営業中だった。昔ながらの商店で、優しいおばあちゃんがいたのを覚えている。
県道55号沿いの中央商店街。
そしてこちらは、伊能忠敬旧宅。工事中だったのであまり見学できなかった。
伊能忠敬旧宅前の史蹟の石碑。橋の向こうには元病院の洋館も。
忠敬橋から県道55号を東へ。ブルーシートがかかっている建物もあり、東日本大震災による爪痕がまだ残っているようだ。
共栄橋付近の写真。
共栄橋隣にある暗渠の合流口に鳩が二羽いるのが可愛い。
これからも定期的に訪れよう。
その日は他にも、香取神宮の参道入り口を撮影していた。車の中から撮影したもの。
表参道奥の鳥居が工事中?参道沿いのお店も賑わっている様子。
同じ場所でも時代によって伝わってくる雰囲気が変わってくる。今のカメラは何でも綺麗に写せるけれど、昔のカメラにしかない温かみを感じた。これからも日々変化する街並みを記録に残していきたい。
(訪問日:2013年)
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こんばんは。
私の世代でもSLは既に観光目的のモノばかりでしたが、それ以外では一度だけ子供の頃に回送?か何かで東海道線を走っていたのを見た位ですね。
目の前で見ると迫力あったでしょう
SLにはやはり茶色の客車が似合いますね~
十年一昔と言いますから2013年の写真も貴重な資料。どんどん世間は動いて行きますから、日々日常の記録は大切ですね。
そうそう、私もその映画楽しみなんですよ。
本当に迫力ありました!佐原以外だと新潟県でも見たことがありますが、最近は見かけないですね…