「油茂製油」日本最古!江戸時代から続く製油専門店でお土産を -佐原45
佐原のお土産を購入しに、「油茂製油」の店舗へ。江戸時代から続く製油専門店。日本で現存最古!
通販も可能なので気になった方は是非買ってみてください!
佐原「油茂製油」日本最古の油屋
千葉県香取市イ3398。忠敬橋から東へすぐ、通りに面している「油茂製油」店舗へ立ち寄りました。店舗外観も良い雰囲気で痺れます…
油茂(あぶも)製油。現在22代目、寛永年間の1630年頃に創業し、日本で現存最古の油屋だそうです。店舗は明治25年築。
戦国時代、千葉国分氏に仕えた武士、小田原北条氏滅亡後佐原に帰農して製油業を始めた。現在22代目。江戸末期、国学者で歌人の伊能穎則(明治天皇前で「令義解」を講じた)を出生している。明治25年大火後に建築した建物で、2階の格子や外観は明治期の特徴をよく残している。内部も左奥に2階への急な階段や座敷の千本格子障子など商家としての佇まいが窺える。屋敷の奥には大火以前の土蔵がある。古い家相図が残り建物配置を見ることができる。
ホームページによると、戦前までは菜種油を製造。戦後からごま油の製造を開始し、「玉絞め」の古式搾油法は今も変わらずとのこと。
最初の工程から最後の工程まで4日ほどかかります。
玉絞めは1回に少量ずつしか処理できず、搾油の仕込みにも、搾ったあとの粕抜きにも、いちいち人手がいります。2人がかりで、1日4回搾って月産10トン、これは最大手のメーカーの100分の1以下です。
20kgの原料から7kgしか油しか取れない手間暇をかけてつくられたもの。大切な方へのギフトにも良いですね。
店内を見渡すと菜種と記載された看板?も。
下は油茂商店の看板。「千葉県佐原市 電話番号738番」に時代を感じる。
その下には「香取郡重要物産」の番付表。大正2年のものだが載っていると教えて頂いた。
そして家族へのお土産として購入した胡麻油。
もちろん、一切の添加物や化学薬品は不使用。ドレッシングや天ぷらだけでなく、適量の油を炊飯のときに一緒にいれて炊くと、ふっくらとつややかな御飯が炊きあがるそうです。
その後、スタンプラリーを確か集めたら貰った竹炭。
鮮魚割烹「宮定」
油茂商店とは関係ないですが、小野川沿いの老舗もここで少し。
文化4年(1807)創業の「宮定」。代々、魚問屋で蒲鉾の製造販売をしてきたが現在は割烹として営業。建物は明治26年築で昭和21年に改築されている。店内左の水色のタイル張りが可愛い。
テレビ東京、「和風総本家」のオープニングシーンでも使われているとか。完全予約制なのでゆっくりお食事を頂けるのは良いですね。次回の佐原旅の際に利用したいです。
(訪問日:2022年5月)
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