佐原の老舗巡り|並木仲之助商店/正上醤油店/菱屋商店 -佐原55
佐原の歴史散策続編。今回は川岸通り沿いの「並木仲之助商店」からお土産を探して各店舗へ。
㈲並木仲之助商店 明治からの老舗
千葉県香取市イ502「㈲並木仲之助商店」
佐原の中心、小野川沿いの忠敬橋北側に位置する「㈲並木仲之助商店」へ。
お香の良い香りに誘われて観光客が次々と入っていく。私もその一人。
風情がある暖簾をくぐり、店名が描かれた木製看板が出迎える。店頭に㈲並木仲之助商店の説明看板が設置されていた。
店舗は、明治25年(1892)築。
創業は、明治34年(1901)。店舗として使われている建物の方が古い!
屋号「並仲」、創業以来日用品雑貨荒物卸業として営んでいたが、平成10年から和紙とお香の商いを始めた。店舗は、昭和30年代に前面をパラペットに改築したものを、平成9年に復元修理した。下屋を復元し、2階は元の位置まで後退して窓を復元し、格子を嵌めた。商標は、丸内に「平」、その外側に二の数字。「平」は中村一族の苗字の頭文字であるが、二は分家を意味する。中に二の家もあるが、その意味は?
?で終わる説明文。商標の一部が解読できていないようだ。
現在は、二階が佐原商家町ホテルニッポニアで使用されているのか暖簾がかかっていた。
老舗各店舗めぐり
その後は、佐原の老舗めぐり。
以前、佐原に関する記事だけで50記事以上書いているのですがまだまだです。一店舗一店舗外から見るだけでなく、実際に店舗に入って商品を購入するまでが調査。もちろん費用はかかりますが、お店も応援したい。
先ほどの㈲並木仲之助商店の川向いにある「正上醤油店」へ。歴史と建物については以前まとめました↓
小野川沿いの「千葉商船ビル」と文化財「正上醤油店」を歩く -佐原⑺
店内は天井が高い広々とした空間で買い物ができ、奥には佐原まちぐるみ博物館で展示されている資料があった。
個人的に刺さったのは奥の「吊るし看板」。正上醤油の商品がホーロー看板となってかつて店頭に吊るされていた。
壁には「ロケのまち佐原」写真展。今もロケ地で佐原を見ない年は無いのではと思うほど、佐原の人気は右肩上がり!
正上醤油裏手にある蔵、右側は三階建て?細長い形が印象的。
その後は、忠敬橋近くの「植田屋荒物店」。佐原「植田屋荒物店」創業250年!店舗や蔵は見学可能。竹製品魅力的 -佐原35
240年の歴史がある荒物店は現役!
水草のバスマットを購入。手編みらしく職人技が光る品物、とても丈夫で足触りが良い。
途中、山車を見学しながら…
菱屋商店で陶器を購入し帰路へつきました。
(訪問日:2022年10月)
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