佐原第二中学校跡地へ。木造校舎は解体!香取神宮一の鳥居 -佐原34
佐原を探索する日ではあるものの、少し足を延ばして廃校も見学に行きたいと思っていた佐原第二中学校跡地へ。
香取神宮 一の鳥居
千葉県香取市イ2275。佐原の中心街から香取神宮へ向かって東へ歩く。県道55号線、白い鳥居が見えてきた。
香取神宮一の鳥居。ここから2㎞先に香取神宮がある。佐原方面、街道を歩いて参拝する方が「あともう少し!」という気分を味わえる。ちなみに、利根川の「香取神宮一の鳥居」は以前訪ねたことがある。→津宮鳥居河岸(香取神宮一の鳥居)と老舗の商店で話を伺う
陸路と水路、両方の一の鳥居が面影を伝えている。
また、鳥居の右手には「美人桜の記」という碑がある。
香取神宮の参道の両側に桜。その美しさから「美人桜」と呼ばれていたそう。戦前の絵葉書でも発行されるほど!
流石に現在は桜並木としては無いが、碑の傍の木が名残かな?ここから香取神宮まではまだ少し距離があるが、佐原市街地から歩いて往復できない距離ではない。
佐原市立第二中学校跡地
千葉県香取市新部410。県道55号を歩いていると飲食店や香取薬店など、ちらほらとお店を見かけた。
そして目的地である廃校は、県道55号沿いに正門跡があり南側に敷地がある。旧佐原市立第二中学校。
門柱に佐原市立第二中学校の陶製の表札が残っていた。そもそも、佐原市というのも時代を感じる。2006年に合併し香取市となっている。
旧佐原市立第二中学校。現在は駐車場と公衆トイレ、左手に体育館の建物が残っている。
佐原市立第二中学校についてはネットで検索すると沢山写真とともに探訪記が出てくる。2004年に閉校し、2020年頃に校舎は解体されたようだ。
「♪さかきんぐのちょいと1言♪」さんが2010年にまとめられた記事がとても詳しい。木造二階建て校舎の内部まで記録されている。ウォーキングイベントの見学会らしい。羨ましい!
いつ頃に建てられた校舎なのだろう?
貴重な木造校舎ということで、2010年放送のNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」、2006年放送のTBSドラマ「嫌われ松子の一生」などでロケ地として活用されたようだ。
正門の正面にあった木造校舎は解体されて、校舎以外にも噴水や自転車置き場等もすべて撤去されている。
2012年のストリートビューより
以前は保存の方向性で動かれていたのかもしれないが、震災時には避難者用のプレハブ住宅が校庭に立ち並び、老朽化等で解体は逃れられなかったのだろう。一歩遅かった…
(訪問日:2022年4月)
-
前の記事
「三菱銀行佐原支店旧本館(現:佐原三菱館)」創業時の姿一般公開開始 -佐原33 2023.09.22
-
次の記事
佐原「植田屋荒物店」創業250年!店舗や蔵は見学可能。竹製品魅力的 -佐原35 2023.09.25
へぇ~と、まずびっくりしたのは、「佐原市第二中学」というネーミング。わたしが育ったところは、学校に、それぞれ独立した校名がついていたのです。たとえば、「佐原市立原宿中学」「佐原市立池袋中学」「佐原市立中野中学」…という具合に。
それで、いまいるところに越して来たら「…第一中学」「…第二中学」「…第三中学」というネーミングでおどろいた記憶があるのですが、佐原のようなところでも、この【序列化された校名】なんですね…。ワタシ的には、この「第〇中学」っていうネーミング、あんまり好きではないのですが…、まぁどうでもいいことですね。失礼しました。