佐原「植田屋荒物店」創業250年!店舗や蔵は見学可能。竹製品魅力的 -佐原35

植田屋荒物店。忠敬橋の近くにある老舗で多くの方がご存知だと思います。現在も店舗と奥にある蔵でも営業中。
佐原「植田屋荒物店」
千葉県香取市イ1901。佐原の中心、忠敬橋の今回は東南角にある「植田屋荒物店」へ。この日は外観を撮影していなかったので付近の街並みを↓
店頭に立って呼び込みをされていた女性につられて店内へ。
店舗の奥へ行くと蔵があり、商品販売だけでなくこちらも資料等が展示されていて見学が可能とのこと。

創業は江戸時代中期の1759年。箒や籠など職人の手作りの荒物を売り続けて約250年!
店舗は明治26年築、土蔵は明治初年築とのこと。

看板によるとかつては荒物と畳表の卸業が主で「大分県から産地直輸入畳表」と書かれた奇妙な看板を見ることができるそう。看板については後ほど!土蔵は明治の大火前の建物で、現在一般公開されている。
ホームページでは「創業250年、日本の良品を確かな目利きと美意識で選ぶ道具販売店」と紹介されている。

2016年放送の『アド街ック天国』では「竹製品の卸問屋のため、多くは卸値で販売。」とのこと。観光地のお店としては良心的な価格で購入しやすいのは、現在も地域の荒物店として営業しているからだろう。
土蔵の入り口は自動扉。店内は冷房が効いているので古い建物だけど快適に見学が出来る。


中村屋商店でも見かけた提灯入れ!佐原の商家は皆さん所有されているのかな。

土蔵は1階、2階ともに店舗として営業中。入口や所々に歴史資料が展示されている。

「大分県から産地直輸入畳表」下の写真左側が冒頭で説明した看板ですね。

青筵…
読めないので検索したところ、「むしろ」と読むそう。九州から買い付けた畳を佐原へ卸すことを「輸入」と呼んでいたそうで、国内でも輸入という表現が看板に残っているものは初めて拝見しました。他にも大切に資料が展示されているので歴史好きの方はぜひ~
後日訪問した際に竹細工の雑貨(マットレスのようなもの)を購入しました。丈夫で風情があるのでプレゼントにも良さそうです!
(訪問日:2022年4月)
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