成田線「笹川駅」の木造駅舎と商店街「東庄バラエティモール」 －笹川⑴
小見川の帰りに、笹川駅にも立ち寄ることにしました。まずは駅前の風景から。一度見てみたいと思っていた自動販売機にも遭遇して嬉しいですね～
成田線「笹川駅」
千葉県香取郡東庄町笹川い。成田線「笹川駅」へ。
昭和6年（1931）開業。現在は駅舎が少し改装されているものの、開業当時の木造駅舎が残っている。
また、開業当初は駅の南東にある「入正醤油」の工場に続く引き込み線があったという。駅の開業とともに敷設され、醤油の運搬や原料などが運ばれた。昭和34年（1959）まで使用されたようだ。
ちなみに、現在も醤油醸造所「入正醤油」は営業中。記事を書いているときに笹川に醤油醸造会社があるのを初めて知った。
江戸時代、1724年創業。昭和60年のNHK朝ドラ『澪つくし』で撮影に使われたこともあるらしい。銚子電鉄だけではなく笹川でも撮影が行われていたのですね～
入り正醤油専用線路は、駅南口から田んぼの中を抜けて工場へ伸びていたらしく、「廃鉄の処女Ⅱ」というブログに詳しい。貨物ホームは残っているらしい。いつか見学してみたい！
笹川駅前の通り
笹川駅の北側。県道209号沿いに商店街が形成されている。
駅を出て右側の公園には新幹線と汽車のレトロな遊具も。ほっこり。
駅前通りの眺めが長閑で良いなあと。
左手に古い雰囲気の建物があり、左側はタクシー会社、右は飲食店が入っている。しかし、10月頃に電車から見た時に更地になっていたような…
見間違えかもしれないが、7月に見たのが最後だったのかもしれない。
向かい側は堀内住設の建物。茶色のタイルの外観が渋い。
駅前通りを抜けると交差点に東庄町の観光案内のアーチ看板が設置されていた。”水の里 風ろまん”というコピーが良いですね～
交差点の周辺の建物。既に閉まっているようだが、左手は数年前までクリーニング店だったようだ。
県道沿いにある「あなたの部屋」という看板が気になった。グーグルマップに書いてないがどんなお店なんだろう…
駅前通りは街灯はあるものの、建替えや更地になっている場所が多く商店街の面影は薄れていた。
アーチを通ってさらに北へ。左手には定食屋「たなか庵」が営業中だった。
食料品店「みつか商店」は閉店していた。ヤマザキパンなどを販売していたようだが、今でいうコンビニのような役割を果たしていたのではと思う。
笹川駅前で買い物をする場所が見当たらないので不便だろうな…2012年までは向かいに薬局「布野屋駅前店」なども営業していたのだが…
コスモス自動販売機
商店街の中心と思われる辺り、既に閉業している建物の間に輝く自動販売機…
コスモス！！これは一度見てみたかった自動販売機です！
コスモスの自動販売機を覚えている方はどれくらいいるでしょうか？40年位前に存在した玩具の自動販売機で何が出るか分からないらしい。
1回100円。以前、小さなガシャポンタイプのコスモスは見たことがあるが、駄菓子屋に設置されていた。こちらも元駄菓子屋なのだろうか。
最盛期は1983年、1988年に倒産したらしく現在も残っているのは珍しいのかもしれない。人気商品はスーパーカー消しゴムなど。
何が出るか分からないワクワク感。私も子どもだったら回してしまいそう～！
コスモスの思い出がある方はぜひコメントください！千葉県にも各地に設置されていたのかな？また見つけられると良いなあ。
東庄バラエティモール
2012年には営業していた弁当店も店内がもぬけの殻になっている。向かいには石井菓子店も存在した。
商店街があまりにも静かだな～と思い歩いていると左手に「バラエティモール」の看板が！東商カード加盟店とあるので、商店街のカードがあったことが分かる。
正式名称を「東庄バラエティモール」と呼ぶらしい。オウム？のキャラクターが描かれている。
東庄バラエティモールの外観。全体的にピンク色で2階建ての小さな商業施設。調べても情報があまり無いので詳しいことは分からず。
青色のマークは、東庄バラエティモールを表しているのかな？
現在は公文や衣料品店が営業しているらしいが、ショッピングモールというには少し寂しい。開業当時は多種多様なお店が揃っていたのだろうか。
そして笹川駅入り口交差点に出て駅前通りは終わる。
個人的には、コスモス自動販売機に出会えたことだけでも大満足。そして笹川はこれからが凄かった…
（訪問日：2021年7月）
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