佐倉「蔵六餅本舗 木村屋」蔵と骨董品の見学も!明治創業の銀座木村屋2号店 -佐倉⒀
千葉県の城下町・佐倉で、観光に訪れた際はぜひ一度は寄っていただきたい老舗の和菓子屋「蔵六餅本舗 木村屋」。
ここは、あんぱんで有名な銀座木村屋の2号店としての歴史だけでなく、佐倉の軍隊とも関わりが深かったお店。
今回は、奥にある蔵の内部も見学することができ、とても有意義な時間を過ごしました。
2022年5月訪問追記
蔵六餅(ずろくもち)本舗 木村屋
「蔵六餅本舗 木村屋」は千葉県佐倉市新町、かつて城下町として栄えた新町通り商店街の西側にお店を構えている。
この通りは、昔成田山新勝寺へと参詣に向かう人々が利用していた成田街道。私も何度かこのお店の前を通ったことがあるのだけれど、いつも気になっていたお店。
気になったら勇気を出して入ってみよう!!
なぜ、佐倉の歴史を今まで調べておいて、このお店に立ち寄らなかったのか、後悔するほど、歴史的にも蔵の見学も素晴らしいお店。
新型コロナウイルスの影響で営業時間は短くなっているものの、ホームページで通信販売も行っているとのこと。遠方の方も気になったら購入してみてはいかがでしょうか?
営業時間:9時~17時
見学:200円(茶菓子は休業)
和室の見学
蔵六餅本舗の歴史や、お店の紹介をする前に奥にある和室や蔵の見学の様子を紹介!見学のみは200円。
お店の裏にある和室。ここでは定期的にお茶会を開くそうで、和の佇まいに痺れる。
蔵の見学に行く前から、和室でとてもテンションが上がるくらい、豪華な展示がされている。
和室からは庭にある蔵が見える。ここで休憩するのは気持ちよさそう。
廊下には能面が飾られていて、200円でこんなに楽しめていいの?ってくらい、面白い。
蔵の見学
今回のメインである、庭にある蔵の見学へ。
普段は茶菓子も頂けるが、新型コロナウイルスの影響で現在は蔵の見学のみ。落ち着いたらまた訪れたい。
庭にある蔵は、ドーンとした立派な構えで私たちを迎えてくれる。江戸時代後期に建てられた蔵だそうだ。
蔵の内部には、江戸時代に使われていた食器や貴重な美術品が所狭しと並べられている。蔵の見学だけで、美術品が好きな方は時間が過ぎてしまいそうだ…
江戸時代の蔵を再活用して、見学できるようにしている工夫がとても凄いなと思った。もっと多くの方に知っていただきたい。
蔵の入り口の扉に描かれた、「順血」の文字はどのような意味があるのだろう。
なんと、蔵は2階も見学することができる。蔵にあまり入ったことがない私にとっては、急な階段にヒヤヒヤ。一応ロープがついているので安心ではあるけど…
2階にも、棚に食器や壺など高価そうな美術品がズラリ。
地震がきた時など、美術品が落ちたりしないのかが気になってしまう私。これだけの量を保管するのは大変そう。凄いな~
歴史深い、蔵六餅本舗木村屋
「蔵六餅本舗 木村屋」は明治15年に銀座木村屋の2号店として、千葉県佐倉市でパン屋として創業した「佐倉木村屋」。かつて佐倉城跡地に駐屯地があった歩兵第57連隊にパンを納めていたこともあったという。歴史深いお店だ。
その後、和菓子屋となり、佐倉銘菓「蔵六餅」などを扱っている老舗店。
地元や観光客の方がお店に訪れるというが、今年は新型コロナウイルスの影響で客足が少なく、とても困っているそうだ。
もし和菓子が気になる方はホームページで通信販売も行っているので取り寄せてみてはいかがでしょうか?
特に佐倉銘菓の「蔵六餅」がおすすめ。私も家族にお土産として購入。
ホームページの紹介によると、
佐倉藩主堀田家には、三百年の昔から、上面に亀の甲を曝した様な五彩混ざった地肌の一奇石が、「蔵六石」と称され、伝えられています。「蔵六餅」は、この家宝にちなみ、昭和29年佐倉が六町村合併して市制開始した折に、佐倉市が亀のように末永く発展しますようにと願いを込めて発売したもち入り最中です。
1個150円(税込み)
様々な有名人の方も訪れているお店らしい。
そして、なんと現総理大臣の菅さんも蔵六餅が好きだとか…凄いなあ。
お店はとても広く、休憩するスペースもある。
元々は木村屋の2号店として、パン屋だったというお店。佐倉城に明治7年、歩兵第57連隊が入ってからは、あんぱんを届けることもあったという。
佐倉の歴史を陰で支えていたお店。蔵の見学もとても素晴らしく、歴史好きの方はぜひ行くべし!
通信販売はこちら
佐倉の歴史シリーズは13記事も書いてしまいました!良かったら合わせてご覧ください!↓
歴博で大正・昭和の世界観に浸ってきた!国立歴史民俗博物館 -佐倉⑴
追記:2022年5月訪問/戦前の包装紙見学
2022年5月訪問の追記。
梅のかほり・栗蔵六(最中)を購入。
サイクリング旅の途中、店舗内でお菓子を頂きながらひとやすみしました。
また、戦前の木村屋で使用されていたお菓子の包装紙も見学させていただきました。2種類!
電話21番。木村屋支店。支店というのは、銀座木村屋の2号店ということから来ているのかな?現在は本舗になっている。
現在は、菓子パンやカステラなど洋菓子は扱っていないが歴史を感じる貴重な資料。
(訪問日:2020年10月)
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