アイアイモールショッピングセンター(中志津中央商店街)がレトロ商店街の聖地! -志津⑵

アイアイモールショッピングセンターを目指して
千葉県佐倉市中志津4丁目1。今回目的地に選んだアイアイモール(中志津中央商店街)は、地図を眺めていて偶然見つけた商店街だった。

地元の人にとっては当たり前の場所だろうが、知らない人からすると駅から離れている商店街は見つけづらくて苦労する。

京成本線「志津駅」南口から徒歩30分。バス停があるのでバスに乗ったらすぐだろう。後から最寄り駅はユーカリが丘駅だと知った。

東西に100mほど伸びる「アイアイモール」。以前AKBの「マジムリ学園」のロケ地としても使われたこともあるという。取り壊されることなく、今も商店街の雰囲気を残している。

そsれにしてなぜ「アイアイモール」という名称なのだろう?調べてもホームページとか無いからわからないな…

中央に広い通路があり、両サイドにアーケード屋根がついている。

商店街の統一看板が奥までつづく姿は圧巻だ。

佐倉市は城下町のイメージが強かったけど、住宅街にこんな素敵な商店街残っているなんて!意外と知られてないと思うので、しっかりと記録に残しておこう。個人的にとても好きな雰囲気だ。
中志津中央商店街のお店
アイアイモール(中志津中央商店街)のお店をひとつひとつ見ていこう。
さつき屋酒店
手前にあるのは「さつき屋酒店」。

創業1830年の佐倉が生んだお酒「旭鶴」の看板。パット見た感じ、種類豊富な酒屋さんでした。

酒店にチェリーマートの文字がある。チェリーマート、たまに見かけるけど佐倉では初めて見た。

ホーロー看板が2つ。LARKの文字が入っているたばこは珍しいかも!

喜寿賀屋豆腐店
隣は豆腐店「喜寿賀屋豆腐店」。

”伝統の味”とある。昔ながらの手作り豆腐店が商店街にあることがどれだけ嬉しいことか…

豆腐だけでなく、ポテトコロッケ80円など、お惣菜も扱っているようだった。お客さんが買い物に訪れていた。

そば屋「満留賀」
酒屋の向かい側にあるのはそば屋「満留賀」。

手造りそばの店。達筆なメニューが素晴らしい。14時頃になると中休みになっていたのでお早めに。

昭和レトロな商店街を探索
中央にある通路が広いので開放感がある。


アイアイモールは”であいとふれあいのまち”。

定期的に朝市?も開催されていて商店街として現在も取り組みが行われているようだ。

肉のスーパー「千葉屋」は看板はあるが営業していなかった。

そして、予想外の出来事!ブルーチップの看板が商店街に3つも残っていたのだ!

同じタイプの看板を一度だけ見たことがあるが、今はブルーチップ自体が珍しいので看板が残っていて感動する!

ブルーチップ看板が3つ…昔はどのお店も加盟店だったのだろうか。

こちらは「古賀文房具店」。営業中~


もうひとつ酒屋「シミズディスカウントショップ」がある。

空になっているが、アサヒビールの自動販売機は古いタイプだろう。

平日の午後。長閑な時間が流れる~

統一看板を望遠レンズで撮影する瞬間がたまらない。

カフェ「オリーブ」の看板が端に。

営業していたら入りたかったな~シャッターが閉まっていた。


赤いレトロな公衆電話…これも各地で見かけるので流行っていたのだろう。

そして印象的だったのは椅子が多いということ。

商店街の至る所に椅子やテーブルがあり、どこでも休むことが出来て嬉しい。
手焼きせんべい「あさのは」
商店街で注目したお店が、手焼きせんべいの「あさのは」。

店内が暗くて不安だったが営業している模様。

「おせんべい焼いてみよう」と装飾があるのが可愛い!

店頭にはサッカーのゲームも置いてあり、なんだかほっこりした。

優しそうなおじいさんが店主。八千代台駅近くからこの場所へ移転してきたという。現在70歳なので50年近く営業されていることになる。

カメラの設定を間違えて暗くなってしまったが、店内には色々なお菓子が売られていた。

移転してきた当時は、このアイアイモールが「理想の場所」だったそうだ。人の流れも多くて活気溢れる商店街だったのだろう。

このお店では、家で簡単に焼くことができるせんべいが販売されていること。

今まで各地のせんべい店に行っているが、焼く前の状態を販売しているのは初めて見た!面白い取り組みだな~

昔ながらの手焼きせんべいのお店。実は新聞の取材も受けたことがあるお店らしく、コピーを頂いた。

毎日新聞。平成17年かな?京成八千代台駅近くで店を構えていたときの様子。その時は18種類扱っていたようだ。

もう少し、お話を伺いたかったな…ちょっと後悔が残る。

今回購入したおせんべい。焼いたらどうなるのか、またレポートしよう。

アイアイモール(中志津中央商店街)に愛を
初めて訪れたのに、なんだか懐かしくなる。

東側にあるアーチ。

スーパーの「カワグチ」があるので買い物に便利?

また、アーチの隣には小さな公園も。

広角レンズで撮影してみた。手前の道も広い!

駅から遠くて気軽に行ける距離ではないので大量に撮影しておこう。

ちなみに商店街の裏は住宅街が広がっている。

建物に可愛らしいイラストが描かれていた。

ブロック塀に八千代台駅西口「タムラ薬局」のレトロな看板が。今もお店あるのかな。

何度見ても痺れるわ~

いつまでもこの姿を留めて欲しいが…

そしてもう一つ。渋い昭和レトロな商店街が近くにある。
次回の記事をお楽しみに~
この商店街の昔をしている方はぜひコメントをください~
(訪問日:2021年4月)
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ホーロー看板に気づく明里さん、さすがです!
さてまた長話失礼いたします(苦笑)
今現在はほとんどシャッターを下ろしているこちらの商店街、
あくまで私の知る時代の話ではありますが1990年代前半頃はまだ賑わってました。。
今残っているお店のほとんどはその時代から残っているお店です。
さつきやさんも昔は「サ●エさん」に出てくるサブちゃんのように、
ビールの配達したり御用聞きに回ったりされていましたね。
記事にある肉屋以外にも、魚屋、金物屋、パン屋に、焼き鳥店、持ち帰り寿司店もあったし、
小さいスーパーもう1軒あって、こちらは志津記事(1)のマンション1Fテナントにも同支店が入ってました。
他に駄菓子屋は2店、写真店にクリーニング店、自転車屋…まさにここで一通りの物が揃ったんですよ。
現カワグチは当時「角栄ストア」という名称で、ここ角栄団地の名前と同じスーパーでした。
そして、こちらの商店街を抜けた先に公園、さらに進むと小学校があるので、
こちらの小学校に通う生徒の大半は、私を含めてこの商店街が通学ルートでした。
時季になると統一看板のうえにツバメが巣を作るのでそれを眺めたり、
学校帰りにガチャガチャ覗いたり駄菓子屋に寄って怒られたり。※当然下校時買い食い等禁止^^;
信じられないかもしれませんが、夕方になると人で溢れておりました。
少し話が脱線しますが、志津には昔「ヨーカドー」(→OKストア→現ベルク)がありました。
1990年に駅前に「しづマイン」がオープン、さらに1993年お隣のユーカリが丘に「SATY」がオープン。
すると1997年に「ヨーカドー」は閉店、「しづマイン」も少しずつ人が減っていた記憶です。
そしてこの頃からアイアイモールは徐々に寂しくなっていきました。
上記の「SATY」にしても人は減り、「しづマイン」は2005年に閉店。
そうして車で少し移動する範囲にまた大きなヨーカドーやイオンがオープンし、、
まるで店が店を食べてしまうかの如く人が流れていってしまう様に感じました。
これらが要因の全てとは思ってはいませんが、
志津も駅前ですらすっかり行き交う人が減った状態なのはやはり悲しいですね。
それでも私にとっては生まれ故郷ですので、こうしてたくさんの記事になったこと
とても感謝しております。(今までこの町について、これほど情報量の記事見た事ないです(笑))
本当にありがとうございました。これからも引き続き応援しております!