【ボトルディギング】ひょうたんの形の金平糖瓶!貴重!
ひょうたんの形をした金平糖の瓶!これはボトルディギング仲間の方々からもコメントを頂いた、貴重な瓶です!まさか完品の状態で拾えるとは夢にも思っていなかったので嬉しかったです…
空き地で起きた奇跡
空き地でボトルディギング…炎天下の中、農作業をするような恰好でひたすらに地面を見ている大学生…完全に怪しい。でも人通りが全くない裏通りだったので視線を気にすることなく、黙々と作業をしていた。
暑いので諦めようと思ったけど、この場所には絶対何かある!と勘が騒いでいたので何周もしながら探していると…!
一度見たはずの場所に落ちていた瓶!!
しかも形がひょうたんの形。これは、これは…今までで一番のお宝ではないですか!いつも以上に大事に梱包して持ち帰ります。割れたら最悪なので…
待ちきれず軽く洗浄。水色の美しいひょうたんの形をした瓶が姿を現した。
皆さん、これは何の瓶だか分かりますか?想像してみてくださいね~
ひょうたん型の金平糖瓶
家に持ち帰って撮影した瓶たち。他の瓶類は前回の記事で紹介しているのでぜひご覧ください!
そして、こちらが明里史上一番のお宝!
全長13㎝のひょうたんの形をした瓶です!!アクア色をしており、全体的に気泡がたっぷり入っている。
そして、これは何の為の瓶か?友達にこの瓶の用途をクイズに出してみたものの、正解する人はいなかった。香水?
それにしても、横から見ると1.5㎝ほどの薄さ。しかも中央が窪んでいるので容量は小さい。
タイトルにも書いてあるのでクイズでも何でもないが、これは金平糖の瓶!!
入山喜良氏による『おかしな駄菓子屋さん』という本に、金平糖の瓶についての記述があるので参考にさせていただく。
この本には、入山氏が集めた菓子類の貴重なコレクションが多数掲載されており、見ているだけでワクワクする、瓶マニアではない方にもおススメの一冊。
金平糖は、室町時代に宣教師によって伝来。変わった瓶が登場するのは大正時代以降で、明治時代は木箱が用いられていた様子。
形や大きさも様々で、時計や電車、鉄砲、水筒、兵隊など食べ終わった後も子供たちが遊べるようになっている。また、瓶にはひもがついていて、ぶら下げることができるようになっていたという。
いずれも戦前の話。戦後はプラスチック製の容器へと変わっていく。
完品の状態で見つかることは稀で、今回得たものは大切にしていきたい。
また、中央に窪みがあるので奥まで洗うのに苦戦。母がリボンを上手く使って、奥にこびりついた泥を落としてくれた。棒も奥まで届かないほど狭いので、金平糖はあまり入らない瓶だと思った。
戦前の駄菓子屋さんがどのような雰囲気だったのかは分からないが、このような瓶のお菓子がたくさん並んでいたのだろうか。一度で良いから見てみたいものだ。
また、中央の窪みにはどのようなシールが貼ってあったのだろう。また違った種類の金平糖瓶と出会えると良いなあ…
(訪問日:2021年9月)
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