【レトロ電柱】小岩で見つけた2本のレトロ電柱(街灯)は質屋の近くに
小岩駅周辺で見つけたレトロ電柱。JR小岩駅南口を降りると、四方に分かれた大きな商店街に目が行く。が、その商店街の裏路地にひっそりと、当時のままの姿を残すレトロ電柱が2本存在している。
今回は、小岩を散策して偶然見つけたレトロ電柱2本!まさか、小岩にもこんなにあるとは…
①レトロ電柱:「江戸川屋質店」
この日は、JR小岩駅南口周辺にある商店街を散策しようと降り立った。小岩駅の再開発が進んでいると、噂を耳にしたためだ。駅前にはマンションが建設される予定らしい。
小岩駅も風景があと少しで変わるだろう。
散策をしていて、最初に気になったのは「質屋」が多いこと。歩いても歩いても質屋の広告が目に入る。この日は計6店舗を発見した。小岩駅南口から、東側の飲み屋街を抜け、小岩中央通りを渡ると住宅街へ入る。
ビルのような現代的な質屋が「江戸川屋質店」だ。
質屋が小岩では、なぜ多いのだろうか?遊び場が多かったから?そんな妄想をしながら、「江戸川屋質店」の正面にある道をそのまま進むと、
目の前にレトロ電柱が!!
ちょっと重心が右側に傾いているような気もするが、現在も街灯として現役活動中。
アパートの角にあるため、そんなに邪魔にならずに今に至っているのだろう。周囲には自転車が多数。
レトロ電柱の中でも、見逃せない中央部にあるデザイン。曲線が美しい。銀色の塗装が少しだけ残っていたのが嬉しかった。全体が銀色のレトロ電柱だったのかな。
レトロ電柱ののプレートは、残念ながら外されていた。というか、埋められているような気もする。
上部の街灯の飾りは、残っておらず、現代式の街灯に。
レトロ電柱を縦構図で。よく見ると、かなり銀色の塗料が残っているではないか。他の場所ではここまで残っているところは珍しい。光に反射して美しいレトロ電柱、街灯だったのだろうなあ…
レトロ電柱の下部は、地面に少しだけ埋まっていたが、これなら許容範囲。新しい地面のコンクリートとレトロ電柱のコンクリートの対比に歴史を感じる。
②レトロ電柱:「佐野屋質店」
レトロ電柱一本目を発見したことにより、小岩駅周辺にはレトロ電柱がまだまだ眠っているのではないかと、希望が出た。
しかし、そう簡単に見つからないのがレトロ電柱の面白さで、、とりあえず質屋を巡ることに。今度はフラワーロード商店街を西側に入った場所にある「佐野屋質店」。蔵もあって、老舗の質屋という感じがするのだが、佐野屋質店と隣の3階建てのビルの間に、怪しさを感じた。
やはり、レトロ電柱!
と喜んでいたら大雨が降ってきため、必死に撮影。少々ブレているのはお許しください。
こちらのレトロ電柱は、街灯として使われているわけでもなく、ただ佇んでいるだけ。白い装飾だけが残っている。
下は1メートルほど、塀と花壇のようなコンクリートで埋まってしまっている。そのため、レトロ電柱の特徴であるデザインがわからない。
しかし、かなり全体的に銀色の塗装が残っているようで、かつてのレトロ電柱の輝きを放っていた。
上を見上げると、真ん中あたりに3本の線のデザインを見つけた。1本目のレトロ電柱でも、他の場所のレトロ電柱でもあまり見かけないデザインだ。小岩という同じ地域でもデザインが異なっていたのかもしれない。
小岩を商店街を中心に探索したら、2本のレトロ電柱が見つかった。Twitterなどでも話題にしている人がいないので、まだまだ知名度が低いレトロ電柱なのだろう。
もしかしたら、小岩には他にもあるかも。再開発で風景が変わる前に探し出したい。
(訪問日:2020年9月)
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