【レトロ電柱】船橋市神明神社の近くの2本のレトロ電柱
レトロ電柱に最初に出会ったのが、この場所だったかもしれない。中学生の時、成田街道を研究していたのだが、無意識に古い電柱のような街灯のようなものが顔を出しているのが気になった。その時は、レトロだなと思っただけだったが、今こうしてレトロ電柱を集めているとは人生何が起こるかわからない笑
8年ぶりにそのレトロ電柱の周辺を探索してみた。
今回のタイプもレトロ電柱というより、街灯というのが正しいのであろう。しかし、このサイトではレトロ電柱と呼ぶ方が多いのと利便性に倣って、統一させていただきます。
千葉県船橋市の神明神社
思い出深いレトロ電柱は、神明神社へと続く道沿いにあった。神明神社は、千葉県船橋市薬園台1丁目にある。新京成電鉄「薬園台駅」から降りて歩くと近いだろうか。神明神社の中には公園があり、日中は多くの子どもで賑わっている。
しかし、私も成田街道の研究をしていなかったら、あまり注目しなかったのではないかと思うくらい、鬱蒼とした神社。でも、なにかパワーを感じる不思議な場所。
成田街道では、日本橋から成田山新勝寺まで65キロを歩き、道沿いの道標や石碑を調べていた。そのため、成田街道近辺のレトロなものには、目を光らせて歩いていた。
ノーマルタイプのレトロ電柱
神明神社から成田街道へと引き返そうした時、民家の庭から飛び出す丸い街灯のようなものを見つけた。
コンクリートの柱部分だけでなく、上部の装飾が現存している姿はとても貴重だ。このまま灯りが灯りそうなほど。
中学生だったからうろ覚えの記憶しかないが、レトロではあるものの、まだ他の場所でもありそうだと当時は感じ、特に気にも留めなかった。しかし、7年経った今は、その姿は徐々に消えている。一枚しか写真に納めなかったことを後悔することになる。
現在のレトロ電柱
当時見つけたレトロ電柱を探してみたが、過去の写真から場所を合わせて見ても、レトロ電柱の姿はない。当時から傾いてはいたが、撤去されてしまったのだろう。レトロ電柱に絡まっていた電線も、他の場所へと移動している。
しかし、成田街道付近で同じようなタイプのレトロ電柱を発見。これは以前からあったものなのだろうか?
撤去されたと思われるレトロ電柱とは違い、上部の丸い装飾が無いため、別物と思う。コンクリートの一部が剝がれ、銅線もむき出し。
しかし、しっかりとプレートも確認できるのが有難い。
東京・蒲田
三共電柱KK
TEL()二八三
製造場所がわかれば、レトロ電柱の歴史がわかるかもしれない。
近くには、個人経営??のガソリンスタンドも。現在はひっそりとした住宅街だが、多くの人が行き交う時代があったのかもしれない。
「滝沢米店の日石三菱灯油」。米屋で燃料…組み合わせが珍しい。
成田街道の付近の木製の電柱
もう一つ、成田街道の付近で見つけたレトロ電柱。こちらは木製の電柱だ。薬園台公園から、成田街道へと突き当たるT字路。「肉の三山」もかなり古い老舗のようだが、その隣の建物の横に木製の電柱がある。
少し割れているようだが、電線が繋がっているため現役。
木製の電柱は存在感が薄く、ついつい視界に入らないことも多いが、ここに木製の電柱があったんだよ…と将来の誰かにこっそり教えたい。
(訪問日:2020年4月)
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