ボトルディギング!レトロ瓶大収穫!念願の白髪染め瓶”君が代”も

ボトルディギングで集めた瓶を紹介。今回は掘ったわけではなく、表面採集したものですが、今まで欲しいと思っていた瓶がゲットできたので嬉しいです~!
ボトルディギングの成果
ボトルディギングについて詳しく解説した記事は前回書いたのでまだ見ていない方はぜひ→ボトルディギング第1回目!レトロ瓶の世界へようこそ
今回もまたたくさん拾ってきました~!拾ったまま持ち帰った状態がこちら。

土がついたままで持ち帰るのでかなり重い…
帰宅してから丁寧に洗う時間が一番大変。汚れが落ちないところは針金でこすったり…こうして洗浄後の様子がこちら↓

ここから一つ一つの瓶を紹介していきます~
君が代
水色の約6㎝の瓶。拾ったときは黒い液体が入ったまま。
何の瓶だか分かりますか?

これは、白髪染めの瓶。
白髪染めも昔は瓶に入っていたことにびっくり。最初の黒い液体は使われずに放置された状態だったのかな…
それにしてもこの小さな瓶で白髪染めは足りるのかな?と疑問に。昔の人はストレスが少なかったのかな…(憶測)
明治38年に発売された君が代。大正時代の白髪染めの種類は19種類ともいわれているが、君が代は当時爆発的なヒットを遂げ、一躍有名に。

昭和中期に販売終了した君が代。その瓶の種類も多く、検索すると様々な形が出てくる。
今回見つけた瓶は、気泡も多く、四角いタイプ。戦前のものだと思う…裏には「甲」と書いてあった。

白髪染めの君が代瓶。写真で見て、いつか欲しいなと思っていたので見つけた時は大興奮!
だが、悲劇が起きた。
瓶を乾かすため、箱に入れていたところ、家族が箱を蹴った衝撃で瓶が割れてしまった。接着剤でかろうじてくっついたものの、二度と同じものは手に入らない。瓶の儚さ、そこがまた美しいのかもしれない。
戦前のものは脆いのでより気を付けなければ…
糊の瓶
今回は二つ。よく見つかる、糊の瓶ですね~

黄緑色、濃い緑色。サイズも様々。
昔は瓶に入った白い液体のりを手に取って使用していたそうで、一家に一つはあったのかもしれない。それくらい、ボトルディギングをしているとよく見かける。
平らな瓶
水色の平らな瓶。これはなんだろう?

丁寧に洗っても、表面についている脂のような汚れがなかなか落ちない…クリーム瓶かな?靴磨きのクリーム瓶と想像する。
味の素の瓶
これは見たことがある方もいるのでは?1951年発売したタイプの味の素の瓶。

赤い蓋、赤い文字は消えてしまっているが…フォルムがとても可愛い。
右に見えるように、味の素の瓶は後日また発見。糊の瓶と同じように、よく見かける瓶なのかもしれない。
寿?オシャレな瓶
他の瓶よりも大きく、約12㎝。香水瓶のように見えるオシャレなデザインだ。

右下に、寿?美?よくわからないが商品のマークだろうか?検索したがわからなかった。

誰か知っている方がいたら教えてください~
香水の瓶?
多分これらを拾った場所が元薬局店だったのだろう。こちらも香水の瓶のようなオシャレなデザイン。

口が小さいからか、中に入った水がなかなか出てこず、洗うのが大変だった。
裏にエンボス入り。POLA PERFUMERY

現在も販売されている、ポーラの香水瓶かな?ガラスの材質的にそんなに古くない。だが、現在もインテリアとして使えそう。
クリーム瓶
白いクリーム瓶と思われる2つの瓶。

見た目以上にクリーム瓶はずっしりと重い。エンボスなどは入っていないが、この瓶を見たおばあちゃんが、「昔はこういう瓶にクリームが入っていた」と話していたので間違いないのだろう。
気泡たっぷりの瓶
最後に名もなき瓶。目盛りがあるので薬品関連かな?

ただ、持ってみるとめちゃくちゃ軽い。今にも割れてしまいそうな…ガラスも薄く感じる。
ただでさえ薄いのに、表面には気泡がたくさん。

まるで海の中。私が持っている瓶の中で一番気泡がある。綺麗なガラスを作ることが出来なかった時代を反映しているが、逆に美しいと感じる。
今は完璧、綺麗なものが多すぎる。大量生産。どれも同じ。
昔の一つ一つ手作り、個性溢れる瓶を見ていると、人間もみんな個性があって良いんだなと肯定させられるような気がした。
ボトルディギングの世界はまだ始まったばかり。
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