銚子「長寿庵」で頂く”魚介ラーメン”が美味しい!人情溢れる思い出 -銚子42
銚子の名店「長寿庵」。ラーメンの魚介スープが美味しい上に、人情溢れる銚子の人々の温かさに触れた時間でした。
銚子の蕎麦屋「長寿庵」
千葉県銚子市川口町2丁目6361。銚子第二漁港の一本東側の通り沿いにある「長寿庵」。
お昼ご飯の時間を逃した私と母は、何でも良いから食べられる場所を…と思い彷徨っていた時に長寿庵の暖簾が出ていることに希望を抱いた。
が、扉を開けても店内に人がいない。
「出前 2~3分で戻ってきます」と貼り紙が。
焦って辺りを見渡すと、店主の女性が近所の方と談笑していた。お客さんは私たちだけで少し申し訳ない気もしたが、快く迎えて下さった。
蕎麦屋だが、ご飯ものやラーメン等幅広く揃っている。
魚介ラーメンと銚子の話
「お姉さんたちどこから来たの?」ととても気さくに話しかけてくれて、銚子の昔の話も聞くことが出来た。
注文したのは、ラーメン(550円)ともち入りラーメン(750円)。
ラーメンは魚介スープ。煮干しではなく魚介とのこと。なかなか濃厚で、値段以上の美味しさ。これは定期的に食べたくなる味だなあと思った。
もち入りは、焼いた餅が二つほど丸ごと入っている。豪快なラーメン!
お新香は手づくりの優しい味。歩き疲れた体に染み渡る…
長寿庵は、創業50年以上になるそうだ。元々は九十九里の出身女性は、最初に銚子に訪れた際は方言が分からなかったという。
例えば「われ」は「あなた」という意味。確かに「われ」って自分のことを指しているように考えてしまうな…
長寿庵の常連さんは、利根川を渡った茨城県側からも訪れてくれる人がいるらしい。しかし、あと何年営業をつづけるかは分からないと話していた。
また、「銚子は住みやすいから引っ越してきなよ」と勧められた。夏涼しく、夜はエアコンがいらない。
銚子を歩いていると、穏やかで心地よい。「何もない」と地元の方々は言うが、美味しいご飯と人情がある街。銚子でゆったりと人生を過してみたいな…と改めて思った。
本銚子駅の南側の商店街
長寿庵は最寄り駅からは少し遠いので、店主の女性が本銚子駅まで颯爽と送ってくださった。大変助かりました…
銚子電鉄が車で少し時間があるので、本銚子駅南側を探索。
本銚子駅の南側の通り。個人商店が並んでいて商店街のようだ。
鮮魚店「塚重支店」。中央のタイル絵が可愛い。
2012年頃のストリートビューを見ると、その隣に銭湯「浅間湯」が存在したことがわかる。
2019年頃に解体され、現在は駐車場に。
向かいにあった喫茶店「ラメール」は休業中らしい。
並びには酒屋「勝味屋支店」。日本名門酒会の看板がある。
さらに南側にある青果店「林商店」。
さらに南側にもつづいているが、この辺りで引き返した。
(訪問日:2022年1月)
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